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ギフテッドの行方

最近ギフテッドという言葉を
よく耳にする機会が
増えたように思います

みなさんはギフテッドという
人たちをご存知でしょうか?


同世代の人と比較して
ずば抜けた知的能力を持っていて
IQが130以上の人のことを指します。


私も時々
ギフテッドであろう患者さんに
出会うことがあります。


我々の想像を
はるかに超える頭の良さで
迷路を辿って線で結んだら
絵や文字が浮かび上がるような
迷路を考えたり

小学生の時から
パソコンにのめり込んで
ハッカーとして活動していたり

以上に優秀な方々が
いらっしゃいます。


◯ギフテッドの教育の仕方とは


日本の教育システムは
そういうギフテッドの子供も
その他の子供も
同じペースで進んでいくので
ギフテッドの子供からすると
ものすごく幼稚で
簡単なことばかり
ゆっくりさせられるので

かえって勉強しなくなったり
我慢できずに授業中に歩き回ったりして

先生達も困ってしまう。

だから
ギフテッドの子供の才能や強みを
より伸ばしていけるような
教育の仕方が良いんじゃないの?

というような印象を
ギフテッド教育に対して
お持ちかもしれません。


確かに
類まれなる才能を活かした方が
社会全体には
いい影響があることもあるでしょう。


ですが
ギフテッドの子供の教育や

ギフテッドの人にとって
肝となるのは
人間関係だったりします。


ギフテッドの人には
レベルが合わないからと
友達が作らなかったり

また
変わっている発想や行動をする人だと
周りからも近寄られなかったりして
孤立してしまう。

頭はよくても
心は子供のままなので
対人関係の不安定さが
精神的な不安定さに
繋がることもあります。

もちろん
大人も同じです。


ギフテッドの中には
アスペルガー気質の人もいて
他人の感情が読み取りにくかったりして

他者との関係を築くことが苦手で
困っている方もいらっしゃいます。


中には
孤独に対する耐性が強かったり
家族や一部の友人がいることで
精神的な安定を図ることが
できる人もいますが

疎外感を感じたり
居場所を作ることができず
寂しさを抱えている人もいる。


人間の心身の成長において
大事なことは
環境を整えること

正しい知識や技術や
教え方じゃないんですよね。


◯結局能力じゃない


精神科病院では
ギフテッドだから
悩んで受診するのではなく
そういう空虚感などから
うつ病や適応障害などの
精神症状が現れて
入院されます。

そういう方々は
特殊能力があって
その他大勢の人が
逆立ちしても敵わないような
才能があったとしても
メンタル病むんです。


つまり
どれだけ才能や頭の良さ、
成果を出す力があっても
幸せになるとは限らない

ということが
今日の主なメッセージです。

人はちな
自分の強みを見出そうとしますが
それがあったからといって
役に立ったり
救ってくれることはあっても
絶対にそれが無いと
幸せになれない

というわけじゃないんです。


なぜなら
結局人は能力がある人や勉強ができる人より
素直でニコニコ話を聞いてくれるような
人を必要とすることが多いからです。

強みを作ることを
否定しているわけではありません。

強みを作ることだけやっていても
幸せにはなれないかもしれませんよ?

というお話でした。


あまり勉強ができすぎる
ギフテッドの人も
昔から人を馬鹿にしていて
未だにそのクセが抜けないと
本気で悩んでいる人もいましたからね。


皆さんも
自分の強みを見つけつつも
他者との共存の仕方を
少しずつでも良いので
改善していけると
幸せになりやすいかもしれませんね😌

サポートしていただけると相当喜びます😭