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ポジティブな人の欠点

・ネガティブな自分を治したい
・前向きになりたい
・自己肯定感が高い人になりたい

など
ポジティブな人や
自己肯定感が高めの人に対して
憧れたり
羨ましく思ったりすること

あると思うんですけど

私個人的には
決してそうとも言えないと
思ってます。

ネガティブな人が知らない
ポジティブな人の
辛さや欠点
について
お話しして

結局はポジティブでもネガティブでもなく
フラットな考え方が良いよね

という話をします。


◯ポジティブな人ほど失敗を許せない


自分をとても肯定している人を
自己肯定感が高いと
思いがちですが

厳密に言うと
自己肯定感は
ダメな自分を受け入れられる

というマインドやスキルなんですよね。


ポジティブで自分のことを
前向きに捉えている人ほど

絶対に自分はうまく行く!

と思っています。

そういうマインドになって
物事に挑戦することは良いことですし
実際良い成果も出るのかもしれませんが

そういう人ほど
挫折も大きくて

うまく行くまで
試行錯誤して
結果を出せる人もいれば

引きこもってしまう人もいます。

それは自分に対する期待が
あまりにも大きすぎるから
なんですね。

自分の家の中だと
自分を強く否定したくる人がいないので
親にも甘えて
強く当たったりすることもある。

あれは一種の自分に対する
過剰な期待なんです。

そういう人ほど
高い目標を掲げやすくて

たとえば
音楽で成功するはずだ!
と中年になっても
売れないバンドマンを続けたり
家から出ず
ちょろっと曲を作ったりする程度だったりして

何者でもない自分を
受け入れられないまま
なんですよね。


◯共感能力が育たない


自分に自信がある人ほど
他人に寄り添うことが困難
だったりします。


私の周りにいた
ポジティブの塊のような人の話なんですけど

落ち込んでいる人や
悲しんでいる人の感情が
今ひとつわからない
みたいなんですよね。


「いや、自分の責任でしょ」
「じゃあ何が問題だったから反省して」
「改善すべき点を5つ挙げて」

というように
失敗して落ち込んでいたり
嫌な出来事が起きて
悲しんでいる時に

さっさと次の行動に移ろうとする。

確かにそれは正論ではありますし
その方が生産的なんでしょうけど

そんなに感情を切り離して
行動できる人ばかりとは
限らないんですよね。

まずは正しい行動をとるより
相手の感情を
受け止めてあげる。

その方が落ち込んでいる本人との関係性や
その後の本人の立ち直りにおいて
重要だったりします。


◯失敗から学ばない、恐れすぎない


私の看護師の後輩くんで
あだ名が〝サイコパス〟と呼ばれていた
人がいるんですけど

その人は
ミスをしても
全く動じないんですよね。

そして
その後に起こるかもしれないリスクを
全く怖れないんですよ。

「いやー大丈夫っしょ!」
「こないだ失敗したんでもうイケマス!」

と怖いもの知らずの
若い看護師だったんですけど

彼はその後
そのポジティブさが仇となって
針刺し事故という
患者さんに刺した針を
自分の指に刺してしまうという
大事故を起こしてしまいました。

ちなみに針刺し事故というのは
元の患者さんが感染症を患っていた場合
自分が感染することもありますから

患者さんに再度感染症の
有無を確認する
採血もしなきゃいけないので

患者さんにも迷惑をかけますし
当然自分自身もすぐに採血しなきゃいけないし

病棟のスタッフも
その分対応に回されるので
結構な事故なんですけど

失敗を恐れないというのは
それだけデメリットもあります。


最近だと
潜水艇タイタンの深海事故も
そういう類の事故かなと
個人的には感じます。

リーダーの強気すぎる姿勢が
大きな事故の引き金に
なっていると思いますし

不安な気持ちというのも
ある種、自分を無茶させないための
ストッパーになっているので

あまりポジティブ過ぎると
身を滅ぼすことがある。

だから
ポジティブが良いとか
ネガティブが良いとか

そういう捉え方より

目の前に起きていることを
判断せず
淡々と
ありのまま受け入れる

もしくは
受け流す


前向きか
後ろ向きか

と考える前に
冷静になって
感情的になるべくならずに

ただ淡々と見ていく。

解釈をせず
判断をしない

というスキルを持つことが
ポジティブさを持つことより
重要なことなのかもしれません😌

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