Rainbee

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ゲームとesportsのことについて書いたり書かなかったりしてます。プロゲーミングチーム"思考行結"のスタッフをしつつ テクノスポーツHADOにて選手活動しています。ご連絡はTwitterまで。 http://shikoukouketsu.com/

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  • 思考行結マガジン

    Pro eSport Team 思考行結の選手が執筆した記事や、ファンの方が執筆してくれた記事をまとめています。

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OWとLoLから読み解く、日本でロール型(役割別)対戦ゲームが流行りにくい理由

(総文字数:約4500文字、記事を読み終えるのに必要な時間:約11分) ロール型対戦ゲーム、というものがある。 というものがあると書くと、あたかも存在するような表現だけど、具体的にはこの言葉は私の造語で、チームプレイで行うゲームかつ各自に役割が定められているゲームのことを指す適切な言葉がないから使っている。 ロール型対戦ゲームとして具体的な名前を挙げるなら、Overwatch、League of Legend、Dota2、vaingloryあたりだろうか。 これらのゲ

    • HADO婚を成し遂げた1プレイヤーのつぶやき

      私事になりますが、今年の8/10に入籍しまして、HADOカップルからHADO夫婦へキャリアアップをしました。 振り返ってみると、2023年はHADOに関わる人たちの入籍報告が多くある年でしたね。 HADOプレイヤー同士の結婚もあれば、純粋にHADOプレイヤーの結婚だったりと、パートナーの立ち位置はそれぞれ異なりますが、非常におめでたい話が多い一年でした。 ……で、別の人のnoteでちょっと気になる一文を見ました。 それがこちら。 社会人になってから「うおおおお!おれは

      • HADOはステータスに多様性を持たせると面白くなるかもしれないという話

        HADOから離れて約1年。 ちょうど今から1年前くらいは「2壁」という今は主流になっている作戦が多く使われ始めた時期でした。 ステータスを5振った壁を2枚使うという作戦は、非常に強力で一部のチームを除いて「2壁の対策は2壁しかない」という状況が長く続いた。 今はそれぞれのチームの2壁への攻略方法もまとまりつつあり、2壁が最強ではなくなりつつあるが、それでも多くのチームが似たようなステータスで戦っているシーンが長く続いている。 選手がどう感じているかは分からないが、個人的

        • eスポーツにおける「頭を使え」という呪いの言葉

          「頭を使え」というのは「脳死(何も考えず)でプレイするな」ということを伝えるために使われる。 実際、様々な対戦ゲーム(League of Legends,Overwatchなど)や、対人スポーツ(テニス,HADOなど)を経験してきた様々な場面で「頭を使ってプレイしろ」というニュアンスの言葉を何度も聞いた。 特にOverwatchを"ガチ"でプレイした時期は、その言葉に苦しめられた時期があった。 「頭を使え」という言葉は、時に猛毒になりかねない。 過去、自分がOverw

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          ポケモンユナイトやLoLに疲れた人に捧げるブラサバERのすゝめ

          ポケモンユナイトがサービスを開始したことにより、MOBAと呼ばれるゲームジャンルが多く広がることになった。 私も長い間、具体的には10年以上MOBAをプレイしており、LoL・ポケモンユナイト・Vainglory・モバイルレジェンド・非人類学園など様々なMOBAをプレイしてきた。 MOBAは楽しい。楽しいが、どうしてもこう叫びたくなる時がある。 「味方がひどすぎる!」と。 MOBAはFPSと違って、細かい技術(ミクロ)よりも知識(マクロ)のほうが大事なゲーム。 また、

          ポケモンユナイトやLoLに疲れた人に捧げるブラサバERのすゝめ

          クリぼっちによるHADOへのメンタル向上効果の実験とメンタルコントロールの大切さ

          メリーメリーメリークリスマス!!!!!! 皆さんリア充してますか!!してますよね!!!! カップル・夫婦・家族でクリスマスを楽しんであろうのこの時間に一人さみしくnoteを書くってなんの罰ゲームだよって話ですが、これもメンタルコントロールの一つと割り切って書きたいと思います!!!!! 今回は!メンタルコントロールの話です!みなさんメンタルコントロールしてますか! HADOはいかに試合中のメンタルをコントロールするかが勝敗に大いに関係してくるので、メンタルコントロールは

          クリぼっちによるHADOへのメンタル向上効果の実験とメンタルコントロールの大切さ

          HADOで新チームに入ったメンバーへ送るラブレターではない何か

          HADOは1年でシーズンが分かれており、シーズンが終わるごとに新メンバーの加入・脱退が発生する。(シーズンって3つだっけ?4つ?) 新チームに入った人は中学校から高校に進学したような新鮮な気持ちで活躍をし始めてるだろうし、今までのチームとは全然違う練習の仕方・錬度の高い(!)技術に戸惑うこともあるかもしれない。 戸惑うよな?な? どんなチームにも歴史があり、たとえ外から見て「5壁を張る」という同じ作戦であっても、その作戦を使うに至った経緯はチームによって違う。 ここで「

          HADOで新チームに入ったメンバーへ送るラブレターではない何か

          信頼を元に価値を生み出す現代の錬金術(eスポーツ)について

          今後、eスポーツの道へ進んでいくことを考えている人にこの記事を捧げます。 先日、以下の記事を読みました。 チーム解散避けられぬ「eスポーツ」組織としての収益源確立できず eスポーツのチームが多数、解散を余儀なくされているという 同競技は確実な収益源を確立しづらく、資金不足による解散が多いそう 資金調達に成功しても、運営者の放漫経営の末に解散に至った事例もある 記事の真偽はさておき、確かにeスポーツ業界は非常に収益の出しにくい業界であることは間違いないと思います。 し

          信頼を元に価値を生み出す現代の錬金術(eスポーツ)について

          eスポーツにおいて「勝つ」ということが「価値を生む」とは限らないというお話

          今ではもう「eスポーツ」という言葉が市民権を得つつあり、昔のような「なんかゲームしている人」から「かっこいい存在」と認知されるようになってきています。 ただし、悲しいことに「かっこいい存在」であるだけではお腹は膨れませんし、お金を稼がなければ毎日酷使しているパソコンの光熱費も払えません。 我々eスポーツチームにかかわる人間は、何らかの形で価値を生まなければなりません。 そんな中で「勝つということが価値を生むとは限らない」という今のeスポーツ業界について触れていきたいと思

          eスポーツにおいて「勝つ」ということが「価値を生む」とは限らないというお話

          The awards ceremony at the 2019 HADO World Cup was fantastic, so meleap, listen to my will.

          Hello. I'm Rainbee from the HADO Team “Shikou Kouketsu -Ahiru gumi-(思考行結-あひる組-)*” in Japan. *The duck team <3 This time it is "2019 HADO World Cup Retrospective" written in Japanese. I am not a native speaker, but if you have any questi

          The awards ceremony at the 2019 HADO World Cup was fantastic, so meleap, listen to my will.

          HADO's concept of "Micro" "Macro"

          Hello. I'm Rainbee from the HADO Team “Shikou Kouketsu -Ahiru gumi-(思考行結-あひる組-)*” in Japan. *the duck team I am not a native speaker, but if you have any questions or messeage, please contact me on Twitter or Facebook. Now let's talk ab

          HADO's concept of "Micro" "Macro"

          2019年HADOワールドカップの表彰式が素晴らしかったのでメリープよ俺の遺言を聞いてくれ

          HADOワールドカップ2019が終わりました。 思考行結-あひる組-は残念ながら予選リーグ敗退でした。 応援頂いた皆様、ありがとうございました! さて、今回は表彰式の話です。 表彰式と言えばあれですね、最後に優勝者が壇上に上がり、負けたチームが後ろに並んで拍手で終わる的なアレです。 一部の方は知っていますが、私はHADOの表彰式が「くっそダサイ」と思っており、Twitter何度か「あのくっそダサイ表彰式をなんとかしろ」とつぶやいてました。 そして先日行われたHADOワ

          2019年HADOワールドカップの表彰式が素晴らしかったのでメリープよ俺の遺言を聞いてくれ

          HADOアカデミー卒業生に捧げるHADOをやるときにあると良い道具(グッズ)

          はい、タイトルの通りです。 HADOを運営(開発)しているメリープのカメラマンであるizumiさんがHADO Advent Calendar 2019なるものを作っており、12月はほぼ毎日HADOの記事が更新されていることになります。 そこでHADOアカデミーの話が出ており、「私塾みたいなのあるよいいよねー」ってのを読んだので、HADOアカデミーを卒業して、将来HADOを本格的に始めようと思っている方向けに、HADO歴約1年と半年の私目線から「これあると良いよ」って思った

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          HADOの後衛におけるキルタイムとヘイト管理の重要性について

          キルタイムという言葉を知っているだろうか。 これは主にFPSの世界で使われる言葉で「プレイヤー1人を倒すときにかかる時間」のことを指す。 同じ1キルでもキルタイムが10秒であれば10秒に1回しか敵を倒せないことを意味しており、キルタイムが5秒であれば計算上は10秒で2キル出来るポテンシャルを有していることになる。 一方、ヘイトというのはいわゆる「どれくらい周りから注目されている」かを示す言葉で、MMORPGなどでよく使われる。 ヘイトが高い=多くの人から見られていること

          HADOの後衛におけるキルタイムとヘイト管理の重要性について

          あなたは誰ですか?私は○○ですから始まるeスポーツ

          プロゲーミングチームにおいて、外部との窓口の役目をしていると、様々な人たちから声が掛かってくる。 選手希望の人、メディアの人、何者か名乗らないの人...etc 基本的には、あらゆる人たちに対応をしているが、それでもどうしても「おしいな」と思うことが後を絶たない。 今回は、eスポーツチームに興味があり、選手やスタッフとして参加したいと思っている人たちに向けて、相手に怪しまれない「ファーストコンタクト」の取り方について伝えたい。 あなたは何者ですか?改めまして、Pro e

          あなたは誰ですか?私は○○ですから始まるeスポーツ

          HADOにおける「マクロ」「ミクロ」という考え方

          記事書くのが久しぶり過ぎてどんな風に書いてたか忘れてしまったので好きに書きたいと思います。 お久しぶりです。 Pro eSports Team 思考行結のHADO部門-あひる組-のRainbee※です。 ※雨蜂から改名した(元に戻した)よ! 前回、HADOの記事を書いたが今年の1月になるので、約半年ぶりのHADO関連の記事です。 この半年間でHADO界隈では様々な出来事がありました。 一番大きいのは、やはりHADOの新verへのアップデートでしょう。 過去verと

          HADOにおける「マクロ」「ミクロ」という考え方