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2019年HADOワールドカップの表彰式が素晴らしかったのでメリープよ俺の遺言を聞いてくれ

HADOワールドカップ2019が終わりました。
思考行結-あひる組-は残念ながら予選リーグ敗退でした。
応援頂いた皆様、ありがとうございました!

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さて、今回は表彰式の話です。

表彰式と言えばあれですね、最後に優勝者が壇上に上がり、負けたチームが後ろに並んで拍手で終わる的なアレです。

一部の方は知っていますが、私はHADOの表彰式が「くっそダサイ」と思っており、Twitter何度か「あのくっそダサイ表彰式をなんとかしろ」とつぶやいてました。

そして先日行われたHADOワールドカップ2019ですが、(想いが通じたのか分かりませんが)素晴らしい表彰式でした。

それを今回のnoteで書きつつ、私の2019年HADOの遺言としてまとめたいと思います。

何が悪かったのか、すべてが悪かった

では、実際どんな表彰式だったのか。

動画と写真で2018年のHADOワールドカップの表彰式を振り返ってみましょう。

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この画像を見ると分かりますが、いわゆる「典型的な表彰式」です。

・なぜか出場者全員が壇上に並ばされる
・その前に勝利チームが立ち、観客にコメントをする
・出場チームは「勝利チームの背中」を見ながら意味もなく立ち続ける

ここで一番悪かったのは「選手へのリスペクトが圧倒的に足りない」ということです。
※メリープがどう思ってようが、そう思う人が少なからずいるということ。

そもそも、大会において優勝者が決まった時点で、その檀上は「優勝者だけのもの」にすべきだと考えています。

その他の有象無象は邪魔なだけです。

自分はこれを「手段と目的の乖離である」だと思っています。

表彰式の目的は「表彰をする」ことである

表彰式の目的は「勝利チームをほめたたえること」であって、「表彰式を行うこと」ではありません。

極論、表彰式なんてやらなくていいんです。ちゃんと勝利チームをほめたたえることができれば。

しかし、去年~今年のサマーカップ(夏の大会)を見ていると「表彰式をやることが目的になっている」感が非常に強かったです。

そこに選手へのリスペクトは感じられませんでした。

「とりあえず表彰式やっとこうか」

そんな意志を感じました。

何のために表彰式をやるのか。
どうすればより良い表彰式になるのか。

ここらへんの意志疎通が長い間行えていなかったように感じます。

では、今回のワールドカップの表彰式は何が良かったのか。

個人的には以下の3点だと思っています。

①優勝シンボルの提示
②勝利者へのリスペクト
③視聴者への気遣い

1つずつ書いていきます。

①優勝シンボルの提示

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今回のワールドカップでは、常にコート中央に「優勝者に与えられるシンボル(優勝トロフィー)」の提示が常にされていました。

あれを中央に置くことにより、2チーム間であの優勝トロフィーを奪い合うために戦っている図式、というのがより明確になりました。
※個人的には常にトロフィーにスポットライトを当て続けても(試合中以外は)良いかなと思いました。

あれを途中で下げる、もしくは優勝時に初めて持ってくるという意見も社内で出たと思いますが、「あのまま残そう」という決断をしたのは素晴らしいことだと思います。

強いていうなら、絵面的に必要なのかもしれませんが、トロフィーを持ち上げるタイミングを指示してるのはちょっとダサいなと思いました。

②勝利者のリスペクト

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勝利者のボルテージが一番上がるときは「勝利が決定した瞬間」です。

そのため、そのボルテージを維持するために勝利時(つまり優勝決定時)から表彰までいかにシームレスに進行するかが大事になります。

優勝が決まりました。そしたら出場選手全員並ばせます。そして優勝トロフィーを渡します。なんていうのは言語道断です。時間かかりすぎです。

料理も熱い時に食べるのがおいしいのであって、放置され温度が下がった料理など美味しくありません。

また、今回は優勝トロフィーに一番最初に触れたのが「優勝チーム」でした。

今までは第三者が優勝トロフィーを優勝チームに渡していたのですが、何の権限があって「優勝者に与えられるべき報酬を全く関係ない第三者が最初に触っているのか」謎でした。

今回はそんなことが起きず、勝利チームへのリスペクトを感じられた表彰式でした。

③視聴者への気遣い

気づいた人も多いかと思いますが、実は「和心」の優勝が決まり、トロフィーを手にした時に、1回配信は終了しています。

正式には以下の画面が一度映されていました。

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個人的にはこれは視聴者への気遣いとして素晴らしいものだと思います。

視聴者にとって、基本的には優勝チームが決まった時点で満足します。

そこからの優勝チーム、2位3位チームのコメントなどは特に興味ない、という人も多数いるでしょう。

そういった層に向けて「ここでワールドカップはいったん終わりましたよ。ここからは勝利チームのコメントになりますよ」というのを視聴者に提示したのは、配信にメリハリをつけるためにも良い施策だったと思います。

以上のことから、2019年のHADOワールドカップの「表彰式」は素晴らしいものだと思いました。
※あえて「表彰式」と書いたのは、デバイスの不具合やレッドサイト側のみに無線LAN端末が置いてあること、入場時のスモークが競技に影響を出しかねないことなど、まだまだ改善の余地はあると思っているからです。

他にも、各チームの垂れ幕を作ったり、各チームにグッズ販売のブースを用意できるようにするなど、メリープ主体で「HADOワールドカップを盛り上がらせよう!」という強い意志を感じました。

まとめ

今回のHADOワールドカップは我々は残念ながら勝ち上がることはできませんでしたが、世代交代も感じたHADOの歴史に残る1ページになったと思います。

改めてメリープの皆さまありがとうございました。

そして勝利した和心、ヒュブリス、BuG Bro.のみなさんおめでとうございます。

これにて、私の2019年のHADOを締めたいと思います...と、言いたいのですが、実は我々はまだHADO JAPAN LEAGUEの決勝戦が残っています。

対戦相手はヒュブリス。今回のワールドカップで2位のチームです。

一筋縄ではいかないことを重々承知しつつも、全力で戦っていきたいと思います。

改めて、2019年HADOワールドカップに携わった皆さまお疲れさまでした。

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