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HADOにおける「マクロ」「ミクロ」という考え方

記事書くのが久しぶり過ぎてどんな風に書いてたか忘れてしまったので好きに書きたいと思います。

お久しぶりです。

Pro eSports Team 思考行結のHADO部門-あひる組-のRainbee※です。
※雨蜂から改名した(元に戻した)よ!

前回、HADOの記事を書いたが今年の1月になるので、約半年ぶりのHADO関連の記事です。

この半年間でHADO界隈では様々な出来事がありました。

一番大きいのは、やはりHADOの新verへのアップデートでしょう。

過去verと比べ、多数の判定がアップデートで変更されたという、一部のプレイヤー泣かせのアップデートですが、もうみなさん慣れた頃でしょうか。

また、夏のサマーカップに向けて、各チーム切磋琢磨している最中かと思います。

-あひる組-はサマーカップはシード権を獲得できているため、一定の余裕を持っていますが、我らがリーダー「RuhiaT」の鬼のしごきが待っているので、今から"戦々恐々"してます。嘘です。この発言で真実になるかもしれませんが。

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さて、今回はHADOにおける「ミクロ」と「マクロ」という考え方についてお話します。

上位のチームは既に実行していることが多いと思うので、今回もメインの読者層は初心者~中級者になります。

具体的にはHADO日本ランキングでゴールド以下(つまりシルバー帯)のチームの人たちになります。

ではいきましょう。

League of Legendsってゲーム知ってますか?

いきなり話がずれるのですが、みなさんはLeague of Legendsっていうパソコンゲームを知ってますか?

簡単に言ってしまえば5vs5でお互いにドラクエのようなレベル上げをしながら相手の陣地をどんどん奪っていゲームです。

数年前のパソコンでも全然遊べるので、興味がある人はぜひプレイしてみてください。試合時間が普通に30分超えますが。

話は戻ります。

League of Legendsにおいて「マクロ」と「ミクロ」と呼ばれるものがあります。

関単に言ってしまえば

マクロ=チーム全体の動き(知識)
ミクロ=個々の動き(技術)

という意味があります。

使い方としては「B選手が率いるチームはマクロがしっかりしてるね」とか「A選手はミクロがすごい!」なんて使います。

なぜこういう言葉があるのかというと、League of Legendsは「知識ゲー」とも呼ばれており、100体以上いるチャンピオンが持つ様々なスキル、合成も行える様々なアイテム、MAPの地理など、覚えること、そしてその覚えた知識を活用することが山ほど(死ぬほど)あるからです。

一方、知識以外にも「一瞬で行う」「ミリ単位」のマウス操作も求められるので、知識と技術、どちらも大切となっています。

なので、「マクロ」「ミクロ」と呼ばれる概念が存在します。

HADOにおけるマクロとは

HADOにおけるマクロというのは、要は「チーム全体での動き方」のことです。
いわゆるチームにおいて「作戦を考える人」ですね。

これは一定レベルを超えたチームなら一人は居ると思います。

知っている限り、うちのチームのリーダーであるruhiaT選手、今は活動停止中のSLAMDIVAのしょーい選手、和心のろぜ選手、EXPENDABLESのしぶ選手など、"The 知識人"って感じの人が担うことが多いです。

HADOは「ステータス」を自由に振れるので、各チームごとに「特性」が出てきます。

後衛に主軸を置くチームもあれば、全体的に戦力を分散させるチームもいます。

だからこそ、各チーム内に作戦を組める「マクロ担当」がいるチームは強くなりやすいです。

HADOにおけるミクロとは

今回メインに話したいのはこっちです。

HADOにおけるミクロというのは、「個人個人の動きを高められる人」のことです。
マクロがチーム全体の話だとしたら、ミクロはより小さい対象、つまり個人に注目します。

自分が知っている限り、HADOのミクロに関して語ってるのを見たことあるのは、ヒュブリスの前P選手、同じプロゲーミングチームであるIXA/ANATSUCHIの各選手くらいでしょうか。

まぁ、ミクロに精通している人なんてあまり表に出ないのが常識なので、ただ自分が知らないだけかもしれませんが。

ミクロに精通している人が行うことは、マクロに詳しい選手が考えた作戦などに対して、個々の技能を底上げすることです。

どんなに良い作戦を組んだとしても、個々の技量がその作戦を遂行するのに足りていなければ、その作戦は絵に描いた餅にしかなりません。

個人の技能は各々の努力次第である程度は上がりますが、第三者の介入があるとそれが一気に「ブースト」します。

視線の動かし方、視野の切り替え方、足の動かし方、試合中の思考方法など、ミクロに詳しい人がチームに伝えられる内容は多々あります。

シルバー帯の様々なチームを見ていると、マクロを考えられる人はいても、ミクロにまで手が回っているチームはまだ少ないように感じます。

いわゆる「指摘は出来るが改善案が出せていない」状態です。

仮に、特定の選手に向かって「シールド割りが遅い」という”指摘”が出来たとしても、その人に対して「だからこういう風に思考を変えよう」という”改善”が出来なければ、結局は個人の技量に依存し続けることになります。

これが発生する原因はおそらく、「個人の技能は個人で上げるものだ」という固定概念があるからなのかもしれません。

ただ、個人の技量に依存するとその人が抜けるとチームが崩壊するので、技術を体系的に語れる人がチームに一人は居ることは大切です。

ミクロを担う人は、「HADO以外にも様々な対戦型競技に興味がある人」が良いと思います。

理由としては、HADO以外の物からHADOに流用できる知識は山ほどあるからです。

今回の「マクロ」「ミクロ」という概念もパソコンゲームから思考を得たものです。

他にも、実際に私がHADOに流用している知識も、ボクシング、アメフト、テニス、スポーツ漫画、小説など、様々なものの積み重ねです。

頭の中に常に「HADO」って釣り糸を垂らしておくだけ、何か他のことをしていても「あれ、これHADOに流用できねぇか?」ってなります。

「HADOのことだけ」を考え続けても一定レベルには到達しますが、「HADOのことだけを考える」のは誰でも出来るため、必ず頭打ちが起きるか、他チームと実力が並びます。

そのため、ミクロを担う人は「HADO×何か」を思い描きながら、常に「他のチームが着眼していない点」を探し続ける必要があります。

まとめ

-あひる組-が結成から1年半ほどで上位のHADOチームに食いつけるようになったのも、各選手の努力があってのことですが、マクロに精通した「ruhiaT」や、ミクロに知見のある私などが「各選手たちにブーストを掛けられている」という点もあります。

各選手が個人個人で技量を高めることも可能ですが、マクロ・ミクロという役割も意識することで掛け算のように実力が向上する可能性があります。

我らがマクロ担当のruhiaTが先日書いた記事があるので、よければそちらもご覧ください。読者プレゼントもあるらしいです。

本日はここまで。

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