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出来事をどう捉えるか。

幸福への鍵は、
競争でも金メダルでもなく、
興奮と落ち着きを適度に組み合わせることかもしれない。
「ホモ・デウス」より

働き出して3ヶ月。
少しずつ成長している感覚もありつつ、
まだまだ力不足であることを感じています。
ここまでの日々を振り返って、
言われて気付いたこと、考えたこと、
少しだけまとめてみる事にしました。

事実だけでない、雲雨傘を考える。

僕の会社は日報を書く。
その日報にも意味はあるのだと、
上司からアドバイスをいただきました。

日報は自分以外の人も見るもの。
事実だけでなく、そこからの気付き、今後の動きなど、
あなたがどう考えてどう行動しているかを書いて欲しい。

言われたことでハッと気付いた。
自分の甘え、妥協が入社3ヶ月で少しずつ滲み出ていたかもしれない。

毎日の"雲雨傘"を考える。
雲り空の出来事を捉えたら、
雨が降るかもしれないと推測する。
雨が降るなら傘が必要だ、ここまで考えて準備する。

まずは出来事をどう捉えるか。
日常の小さなアウトプットも積み重ねていくことが、
鍛錬そのものだと理解する事が出来た。
決して疎かにせず、常に自分の頭で考え続ける事が必要なのだと思います。


相反するアドバイス

直属の先輩と別の部署の先輩、それぞれから全く違うアドバイスを貰うことがありました。
こうした時、どうすれば良いのか分からなくなってしまったのが僕です。

色んな意見を頂きながら辿り着いた一つの結論は、
やり方の奥にある思考を抽象化すること。
そしてその思考の原点に立ち戻って今すべき行動を考える。

例えば、
Aさんから「このお客さんに今すぐ会いに行け」
Bさんから「このお客さんは時間をかけて連絡をとれ」
と全く逆の指示をされたとする。

ここでそれぞれの方法論を抽象化すると
なぜ2人ともお客さんとの接点を持つべきと主張していることに気付く。
Aさんは会うことで関係性が深まると考えたのかもしれないし、
Bさんは頻繁に会うことで迷惑に思われないかを危惧しているのかもしれない。

ここまで来ると考えるべきなのは
お客さんに"会うか""会わないか"ではなく、
"どう良好な関係を保つか"ということになる。
この視点から考えると2択だった選択肢がグッと増え、
その中から最適な1つを選べるようになる。

最終的に選んだ結論がAさんのものでBさんに怒られるかもしれない。
そう考えてしまうこともあるが、多くの先輩は本人が考えて選択した行動を尊重してくれる、そんなことを感じれるようにもなった。

何のために学ぶか

最後にもう一つ、同じく上司に言われたことがありました。

あなたのひとつ上の先輩も同じように悩んでいた。
そして努力していた。
それは自分が来年、後輩に教わったことを伝えられるようにする為。
1年目と2年目が揃って先輩に質問しにいくのは情けない、だから必死に覚えようとしていたよ。

なるほど。
確かにそれは情けない。
そんな先輩には絶対になりたくない。

何事も聞いただけでは覚えたことにはならなず、
人に伝えることが出来るようになってはじめて、
物事を覚えることができたと言えるのだと思います。

これからの自分のために、流さず一つ一つ悩み学んでいこう。


・・・

たかが3ヶ月、されど3ヶ月。
別のところでやったインターンでは3ヶ月で心から崩れ落ちもした。
今は囲まれる人、環境、すべてに恵まれていると思う。
感謝しています。

冒頭に書いた「ホモ・デウス」という本の一節。

幸福への鍵は、
競争でも金メダルでもなく、
興奮と落ち着きを適度に組み合わせることかもしれない。

僕は働きながら幸福を目指したい。
そしてその為には興奮と落ち着きが必要なのだと思う。

きっとこれから、感情が大きく揺さぶられることはあると思う。
その時にどれだけ落ち着いて対応できるか。
絶好のチャンスが来た時、自らを奮い立たせられるか。

これから出会ういくつもの出来事をどう捉えるか。

一つ一つ学んでいこうと思います。

ライ


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