世界は美しくない故に美しい
世界に生まれ、愛情を受け、慈しみをもたれ、育っていく。
しかしながら、そうでない人もいる。
裕福な環境と、貧困な環境。
生まれ持った能力の差異。
生まれ授かった自分の容姿の差異。
アイデンティティの差異。
世界は皆、平等ではなく混沌として不平等で不公平である。
それを、全部ひっくるめて今の自分が世界から見て是か非か、YESかNOかの二択で考えふさぎ込む。
でも、実際にこの世界に生まれた以上、自分自身にYESかNOかはないんですよ。
たたstable(安定)していればいい。
世界で戦争や争い事はなくならない。
憎しみの連鎖は、太古の昔から循環している歴史がある以上。
それ故に、世界は美しくないと言える。
絶対的な正しさや絶対的な安寧が美しさと言うなれば。
しかし、世界は「人対人」で作られている。
人とは愛や憎悪など、相反する感情を持つ生き物ゆえ、国同士でも、小さな人間関係のコミュニティでも争い事は必然的に起きる。
しかしながら、それは人間が人間であるが故に、人間らしい世界であり、人間性が多様であるが故、多様で混沌としつつ、カラフルかつグレーに染まっているその色は美しいとも言える。
前述の人間が争うゆえの醜さ
後述の人間の多様に溢れた素晴らしさ
生命の奪い合いは
美化されてはならない。
しかし、
多様に溢れた人間の個性は素晴らしい。
争いに満ち溢れた世界は美しくないが、
それを起こす人間の個性は多様であり、
その多様な個性で溢れる人達が
争いを無くそうと均衡と調和を求める
世界は美しい。
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