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アル者ノ愛ノ詩

誰かを愛する気持ちは
きっと生きていくなかで避けられない

私たちは出逢ってしまう
そして別れる
また出逢う

その繰り返し

誰かが誰かを心から想うこと
それが消しかけた自分や
見ないようにしていた記憶
自分の本当の気持ちに向き合う勇気を
与えてくれること

知っているつもりでも
やはり私たちは忘れている

「ぼくは、わたしは、あなたを愛しています」

そう言えることが
どれほど尊いことだろう

性別なんて関係ない

誰かが決めたわけじゃない
誰が決めたのかさえ分からない一般常識には
全く価値がない

誰かを想う気持ちが
時に寂しく
けれど温かくて
優しくそこにあるだけで

じゅうぶんだ

映画『his』を部屋にあるメルカリで2年前に購入したDVDプレーヤーで鑑賞しました。
未だNetflixやHuluなどは使わず、自分の足でTSUTAYAへ赴き、借りる場合いっきに5枚借ります。一枚借りる料金が値上げしたので、その方が料金はお得です。ちなみに私がそこでどんな基準で、またはどんなジャンルを選ぶか。私の場合、いつも直感です。下調べや口コミ閲覧は一切なし。時間をかけて「あ、これ」と思った作品を主に借ります。理由は特にないのですが、その方が運命的な出会いをしているようで、観た後の余韻がとても心地よいのです。今回もそうしてこの作品に出会いました。恋愛ジャンルの映画はどちらかというと苦手ですが、おかげでその中で出会ったいくつかの詩的な恋愛物語は風景や印象的な言葉も合わさってとても好きになり、「たまにはいいかな…。」と思えるようになりました。

そして今回出会った新たな愛の物語、人間が見せる本能的な心の描写。シーンのひとつひとつ、私にとって特別なものとなりました。「ああ、誰かを好きになるってこういうことだな」と当たり障りのない実感も、なんだか妙に胸の深いとこまで染み渡る作品です。
主題歌「マリアロード(Sano ibuki)」も澄み渡った空のような曲調と優しい声、歌詞もとても素敵です。溢れる思いが我慢ならず、私なりの言葉で今回はこの映画に対する「短い言葉」を綴りました。よかったら映画もぜひご覧になってみてください!

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