千代

思ったことを活字にします。

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最近の記事

代替可能なら可愛いとか言わないでよ(過激派)

失恋した人は全員数年引きずればいいのに、とは常々思っている。 そうでない人のおかげで私が好きな人と付き合うことができるのも事実で残酷だ。 誰かの「死ぬほどかわいい」になりたくて、私に直接知られないところで言ったり書いたりしているところに遭遇したくて、そうしている人が私にとって素敵な人であってほしい。 という願望があることは、多分まだ誰にも話したことがない。 かわいいと言われたことがないからとかではない。 ありがたいことに、21歳以降は容姿について褒められているんだろうな、

    • 昨夏、

      好きな曲の楽曲考察小説コンテストが開催されるとの情報を見たので応募することに決めた。 入賞すると作品集に収録されるとか、賞金が出るとかもあったけれど、何より、作者本人の審査を経て受賞作品が決まるというところに惹かれた。 私は自分の書く小説について「人によってはこれは小説では無いと言うだろう」と思っているので、入賞するかも、とは一切思わなかった。 作者その人の目に触れる可能性が皆無ではない以上、応募しない選択肢はなかった。 何かに応募するなんて中学時代に夏休みの宿題で小説を書

      • メールボックス未開封3万件

        ダイレクトメールって日々いろんなのが送られてきて面白い反面、全て一括で削除したくなるところはチラシだな。 メールでは鍋敷きにもならないからチラシの方が有能かもしれない。 できることならあなたには私のことで心を揺さぶられてほしくて、でも自分のどこが刺さっているのかわからないから私は私をするしかなくて、ちょっと苦しい。 眠れない夜中に既読がつかないときと電波の意地悪で切れてしまった通話の続きがないときとではどっちがさみしいんだろう。 どちらも布団に包まってぬいぐるみを抱きしめ

        • 雲量が9以上で、中・下層の雲が上層の雲より多い

          久々に喪失を味わっている。 私は日々を過ごすうちにほんの少しでも時間があれば、誰かの記事が更新されていますようにと祈りながらnoteを開く癖がある。 今日もそうだった。 いつも通り席についていつも通りnoteを開くと、フォローとフォロワーから1つだけアカウントが消えていた。 フォロー欄にいることを確認してはほっこりする、存在だった。 いつか予告もなく立ち消えてしまいそうなあやうさと儚さを帯びた文だった。 読むと平日朝9時から10時を布団の上で過ごしているときの空しさがあた

        代替可能なら可愛いとか言わないでよ(過激派)

          寂しがりほど本を読む

          昨日布団に入る前に祈る気持ちでたやすみなさいを読んでから紙袋に入ったネーブルを嗅ぎたいになっている。 胸いっぱい、目を閉じて深くまで吸い込んで肺を満たしたい。 このところ恋人の声を聞かない日がなかったからか、特に眠る前に聞けないとなると落ち着かなくて時計はだいたい午前2時を指す。 以前なら迷いなく安眠音声を聞いて寝ていたはずなのに、最近はどうもそんな気になれず、横になったままつけるイヤホンが鬱陶しい。 恋人との距離を測りかねている。 用法用量を守らねば、ひとたび過剰摂取して

          寂しがりほど本を読む

          夜が明けた

          楽しいことが好きだった。 今も好きだ。 とりわけ小学校中学年頃は企画することが好きだった。 自分が楽しそうだと思うことはきっと周りも楽しそうだと思うだろうと思っていた。 特にハロウィンとクリスマスは家に友人を呼んで楽しみたかったし、そのためにプログラムを考えた。 出来上がって母に見せに行くと 「うちには友達を呼べないの。」 と断られてしまったけれど、懲りずに何度かお願いしていたら一度だけ叶ったことがある。 あれはハロウィンだった。 どうしても友人を呼ぶのはだめらしかったの

          夜が明けた

          これ、ってさ、。

          書くだけ書いて投稿するか迷って、SNSで流れてきたマンガを読んで思い出したから供養とする。 虐待を大きく分けると 身体 心理(精神) 性 の3種類になると言われている。 どれも人の尊厳を踏みにじるもので、どれか1つにしか該当しないから軽い、苦しいのはおかしい、だなんてことは絶対にない。 私もかつて両親と両祖父母から、場所を変え人を変え、年数にして8年ほど虐待を受けていたからそれなりにわかるつもりだ。 似たような境遇の人、専門知識のある人がこれを読んでくれていたら聞きた

          これ、ってさ、。

          中学生のときの話をしよう。

          全方位どこを見ても山に囲まれている過疎地域、誰もが認める田舎。 1学年1クラスしかないうえ、1クラス24人が全校で一番人数の多いクラスだった。 その地域は幼稚園と保育園も隣同士にあるから、物心ついたときから義務教育が終わるまでずっと持ち上がる。 そういう閉鎖的な場所であったこと。 私は小学6年生の時にクラスの24人目としてこの地域に来た。 ここに来る前までは1学年200人、1クラス40人くらいの普通の小学校にいたから人数の少なさに正直驚いた。 卒業する頃には割と息苦しくなって

          中学生のときの話をしよう。

          小学校の図書室出禁になった

          ことがある人は仲間。 そうそうあるもんでもないと思う、知らんけど。 乱文でも許せる人向け。 物心ついた時から本を読むことが好きだった。 家にある本はなんでも片っ端から読んでいた。 辞書を片手に親の自己啓発本などを読むタイプだった。 心理学のこともこの過程で知った。 読むものがなくなって、学校の図書室の本も興味のある棚から順に読みに行った。 小学3年のある日、古典が置いてある棚が目に入った。 見慣れない漢字が並ぶ背表紙には「枕草子」と書いてあった。 内容はまるで知らなかっ

          小学校の図書室出禁になった

          チラ裏

          こういうのって、特定の人を思い浮かべながら書いたものもあって、人に見せたいけど見せたくなくて、途中で好きな人からLINE来ないかなとか思ってチラ見して、でもやっぱ来ないから公開しちゃうとこあるよね。 色々思ってるうちにペンが進んで、いつの間にかチラシの裏が埋まってんだよね。 本来なら他の雑紙と同じように捨てられる運命だったものたち 「人との付き合いというのは、地味に傾斜のあるスロープを下っていくようなもので、その長さや角度が自分にとってどの程度であるかによって色々決まってい

          お前に中指立ててやるほど暇じゃない

          ずっとパソコンの中に書き溜めていた話。 半信半疑で読むこと。 思ってたんと違ったんよ。 そう、ただそれだけなんよ。 でも何より致命的だった。 一緒に住もうと言われて嬉しかったのはほんと。 ついていったら、実家からも地元からも出られる打算があったのも。 そのときのあたしは、どうしても地元から出たくて、親をなんとか納得させられる理由が欲しかった。 まだ学生だからと言って実家を出る気が君に全くなかったこと、できれば最初にはっきり言ってほしかった。 2人の暮らしは2人で一緒に積

          お前に中指立ててやるほど暇じゃない

          ちょっと教えて欲しいんだけど

          どう考えても、恋人たちが付き合い続けるのに物理的距離が関係あるとは思えない。 もし関係あると思うなら、その考えに私が納得できそうな理由を添えて持ってきて欲しい。 約束していないなら、会えないし、予定が合わないなら、通話だってできるかわからない。 同じ学校や会社にいる人でもない限り、どれだけ近くにいたとしても知らされなければわかるはずもない。 もし知らされたとして、会いやすいのは近距離だ、ということならわかる。 真夜中に寂しくてたまらなくなったとき、駆け出していけるのもきっ

          ちょっと教えて欲しいんだけど

          深夜ってこういう脳内

          思考が捗る。 昼間なら考えないこと、考えなくていいこと、たくさん頭の中に浮かんで、消そうにも難しくて逃げられなくなる。 ◇ 2年前かそれくらいのnoteに、発達障害の診断がおりないと書いたと思う。 けれどそれは私の認識不足だった。 昨年秋、持病が悪化するにつれてメンタルも崩れていき、頼れそうな場所を探すために昔お世話になった心療内科に紹介状をお願いした。 基本は大きい病院と同じ、事前予約制だ。 困ってるのは今なのに何故、と思うことは多々ある。 予約が取れたらこっちのもんだ

          深夜ってこういう脳内

          好きな人の好きな人になりたいね。

          noteは人に言いづらい、もしくは絶対に人には言わないと決めていることでも書けてしまうから恐ろしい。 3時前になっても一向に眠れる気配がしないから、今夜は私の初恋についてでも書こうと思う。 ◇ 小学2年生のとき、クラス替えで初めて同じクラスになった。 普段は違う教室にいて、図工とか音楽とかそういうときに私がいる教室に来る子だった。 何度目かの席替えで、隣の席になった。 教科書を先生に言われた通りに開けないでずっとページを探してる子だった。 クラスの子や先生が言うには、

          好きな人の好きな人になりたいね。

          そういえば

          3ヶ月ほど前、好きな人がいると書いた。 嘘ではない。 あのとき 「しばらく特定の誰かと付き合う気はないから」 とか言って帰っていったのをよく覚えている。 それから2ヶ月後、その人に恋人ができたことをTwitterで知った。 いい加減にしてくれ。 じゃああんな言葉を吐くんじゃないよ。 心の隅では「あの人なら」と納得している自分もいた。 4~5年前もあったよ、こんなこと。 そのときは付き合ってはないけど、一緒に住むことになったとか言っていた。 今も昔も私のことをしっかり口説い

          そういえば

          あんまり言われたことないから。

          「あの芸能人に似てるね」って言われたことありますか。 私はつい最近、友人の誕生日を祝うために参加した食事の席で。 「新しい学校のリーダーズって知ってる?」 唐突に投げかけられた質問に勢いよく首を縦に振ったのは私だけ。 他のメンバーはおもむろにスマホを取り出して検索を始めた。 「あ、もしかしてもう言われたことあった?」 立て続けに聞かれて首を傾げると 「いや、そのユニットの眼鏡をかけてる子に似てるなと思って」 と言われた。 新しい学校のリーダーズとは、割と最近流行った「オト

          あんまり言われたことないから。