映画みたいな恋がしたい。
わたしはいつものショッピングモールの喫茶店でコーヒーを飲みながら
本を読んでいる
会社帰りに時々立ち寄ってゆっくりするのがわたしの贅沢だ
いつも30分くらい過ごして帰る
その日はそんなに客は混んでなく、私の他に5人くらいの客がいた
わたしはいつもの席でいつものように文庫を読みながらコーヒーを飲んでいた
しばらくするとコーヒーを飲み終わって会計に向かう男がわたしの席の横を通り過ぎた
わたしの席の横を通りすぎる時にわたしの机に2つ折りの小さな紙切れをスッと置いた。
わたしは一瞬意