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旅の記憶とわたしのお薦め【山陰山陽】

久しぶりの旅の振り返りnote。北信越、北海道、東北、東海、関東、四国、関西と34都道府県をゆるく振り返ってきた。今回は、美しい景色が魅力の山陰山陽篇。嗚呼、また行きたい。しばらく、旅行へは行けないのでせめてものお取り寄せで美味しいものをいただきたいものだ。ということで、いつもよりちょっとだけグルメ多め。

福の神 出雲国 島根県

出雲そばのカバー写真からはじまる山陰山陽の振り返り。東京から夜行バスで出雲大社まで。出雲大社のまわりは朝から賑わっていた。朝ごはんに蕎麦。その後も、THE弾丸旅は続いていくのであった。

島根で訪れた場所
・出雲大社 ・一畑薬師 ・松江フォーゲルパーク

東京からは往復夜行バス、現地ではほぼ鉄道頼りな旅だった。途中、時刻表を読み間違えどうしようもなくなり一度タクシーを呼んだ。いや、島根は案外鉄道で何とかなると思う、多分。バスの時間は、極端に攻めすぎている。映画にも登場した一畑電車をはじめ、島根の電車は何となく観光客に人気っぽかった。訪れて、3年近くたつととにかく情報がふんわりになっている気がする。 

次に島根に行くときは、ドラマ砂時計にも登場した仁摩サンドミュージアムへ。そして、11月〜3月カニ漁の解禁に合わせて美味しい松葉ガニを食べるのだ。

ノスタルジー自然が美しい鳥取県


鳥取に訪れたのは、11月の頭。職場の先輩がとんでもない弾丸で紅葉を見に京都の旅を計画されていたので、わたしも燃えて紅葉を見に山陰の旅の計画を立てた。が、ちょっぴり早かった。

とにかく、エモかった山陰の旅だけれど個人的には鳥取の風情がぐっときた。なんていうか、ズルい。紅葉にはちょっと早かったものの景色の美しさは満点。青い空と相まって、最高の一言に尽きる。

米子泊からはじまる鳥取の朝。開園に合わせて、サルビアの丘へ。朝からラテンフォルクローレの生演奏で、贅沢がすぎる空間だった。
鳥取で訪れた場所
・とっとり花回廊 ・大山 ・植田政治写真記念美術館
そしてラストにラピスパへ。街灯ひとつないとんでもない道を歩いてたどり着いた。(旅の記憶 山陰後編にて)

水木しげるロードも、鳥取砂丘へも行けていない。これが、1日という限界なのだろうか。それでも、11月頭の大山は大満足であった。期間限定運行という大山る〜ぷバスで巡った大山観光。観光地でありながらも、ぎゅっとしていない。なんという表現が良いのだろうか.... 壮大。

飲み込まれていきそうなくらいの自然の威力やパワーを感じる場所。ちょっと、これは影響を受けすぎたのかもしれないが丁度この旅の前に映画「楽園」をみて重ね合わさった。

植田政治写真記念美術館は、年3〜4回のペースで展示が切り替わりめちゃくちゃ見応えがある。建物とロケーションもとんでもなく良く是非とも薦めたい美術館。子ども連れの家族もちらほらと... 近年のインスタ映え効果なのか... そうでなくても子どもにとっても刺激を受ける美術館だと思う。館内外ともに広々としているので、遊びまわる子どもたちにも。(ちょっとスタイリッシュすぎさもあり)

そんな山陰の旅のお土産は、因幡の白うさぎが定番だが同じメーカーさんが展開する大山ソフトクリームサンドクッキー。とっても好評だったお菓子。パッケージも絶妙に洒落てる。都内アンテナショップ とっとりおかやま新橋館でも取り扱っている。

当時は3種類だったが、4種類になったようで4種類詰め合わせ箱もあるようだ。お菓子以外にも、のど黒や蟹関連のお土産が多かった。

海と山と島 絶景溢れる 山口県

「角島大橋の絶景がみたい」その一心で決めた山口1泊2日の旅。行きは大阪前泊、朝イチ大阪から新幹線で山口入り。帰りは宇部空港から羽田まで飛行機にて。関東から中国・九州地方へのアクセスがほぼ飛行機の一択なのが、未だに少し納得がいかない。

一度、拠点を関西にして西日本めちゃめちゃ旅するのもありかと思う。いや、そうなると大学時代を関西近辺で選び西日本遊び尽くすのが良かったのだろうか。旅するにおいて、拠点って案外重要だと思う。何だかんだで、総合点が高いのは間違いなく「東京」なのだろう。夜行バスにせよ、新幹線、電車、飛行機とにかく本数はめちゃめちゃ多い。計画を立てるのが、かなり楽である。

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とはいっても、山口。1泊2日で東部までは行くことができなかったが、地図でみると結構移動をした気もする。そう。今回は「絶景バスツアー」を利用した。朝10時頃に新山口を出発し、長門・下関方面へ。お昼ご飯を兼ねて、道の駅北浦街道ほうほくに立ち寄り角島へ。

角島大橋手前の展望台も、角島灯台も、まるで別世界のように美しかった。角島灯台は結構ハードな灯台特有のハードな螺旋階段であったが頂上から見渡す島の景色は是非一度見てほしい。角島大橋の絶景が兎にも角にも見たかった旅なので、時期を慎重に決めた。青い空に青い海が映えるのは夏。いや、真夏だと観光客多いのでは?とあえて9月にお休みをいただきドンピシャの快晴を引き当てた。しかし、その頃東京では台風が直撃しており帰りは1時間ほど飛行機が飛ばなかったりもした。山口(特に角島周辺)は、めちゃくちゃトンボが多かった。

バスは、角島を満喫したあと元乃隅神社へと向かう。ホームページには、「公共交通機関では行けない。しかし、そこには見たことのない絶景がある」なんて書いてある。そりゃ納得のとんでもないロケーションだった。すっかり観光地化してしまったようだけれど、青い海に向かって連なる朱塗りの鳥居は圧巻である。

山口での宿泊は、山口駅のおとなり湯田温泉。徒歩圏内に山口情報芸術センター通称YCAM アートセンターがあり気になって訪れた。館内は勿論、周りの空間を含めて近未来感をどことなく感じた。隣のスタバも空間に馴染み美しかった。周辺含めて、大満足すぎる場所だった。訪れたのは夕方だったが訪れる時間によっても雰囲気は変わりそうだ。

2日目は、萩へ。歴史ある小学校の校舎を改装し新たな観光施設「萩 明倫学舎」、明治維新を支えた思想家 吉田松陰を祭神とする「松陰神社」。お昼は、道の駅 萩しーまーとにて。

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山口での食。道の駅は、観光客もだが地元の人たちも多く訪れており何気ない定食が美味しかった。特に萩しーまーとの定食が、安価でとっても豪華だった記憶がある。そして、宿でいただいた瓦そばがとっても美味しかった。熱々のそばって、何だか新鮮すぎて新たな食べ物と出会った気がした。

帰りはチームラボの企画をしていたときわ公園に立ち寄った後、宇部空港へ。お土産は、瓶のふぐ刺し(バラ売りで、昆布を選んだがどれも美味しそう)。そして、萩では萩焼の小皿を購入。素朴な淡い色が特徴。振り返ると、山口....良いな。昨年の夏頃まとめようかと途中まで綴り、下書きのままだったので勢いそのままに辿ってみた。次に訪れるときは、下関の唐戸市場に行きたいなぁ。岩国方面へも行きたい。 

フルーツ大国 晴れの国 岡山県

名古屋から青春18きっぷで余裕で日帰りしちゃう岡山。都内から日帰り新幹線入社式を余儀なくされそうだった岡山。何かとクセのある芸人さんたちの出身地、岡山。わたしにとっての一番はなんとなく、近いイメージがあった。というのも、初めて岡山に訪れたのは名古屋にいた頃。日帰りで、デニムの街「児島」に訪れた。その後は、香川(これまた名古屋から日帰り)の途中、倉敷に立ち寄ったり。そして、入社式の日。→旅の記憶 晴と鹿【山陽】にて。

記憶という名の当時の日記のような、新入社員の懐かしさを味わえる旅の記憶。

青春18きっぷで、名古屋岡山間はお気に入りの路線だった。5回ほど乗り換えはするもののほとんどが主要駅でちょうど間くらいに姫路駅で乗り換えがある。名古屋を7時くらいに出発し4時間ほどで、姫路着。ブランチがてら姫路駅で休憩。姫路から1時間半で岡山着。スムーズに乗り換えができると5時間半で到着する。

まわりには青春18きっぷを利用する人たちは少なかったが、上京して出会った同期が東京から地元の熊本に5日間(青春18きっぷは5回セット)かけて帰省をしたという話を聞いた。ふとそんな話を思い出して乗り換えを調べてみたら、東京→熊本 乗り換え15回28時間!途中の宿泊先だけ決めてあとは無計画の旅だったようだ。名古屋⇄岡山の青春18日帰り旅は、そこまでリスクもないのでおすすめです。

そんな岡山。やはり印象に残っているのは美観地区。多分、ちょっと金沢のひがし茶屋街に似ている。ひがし茶屋街に比べるとアクセスがよく、晴れが似合う街並み。中央に倉敷川が流れ、左右に白壁が連なる。街全体が明るくみえる。それぞれの色が映える。そこに桜が咲くんだから、春はもう最高に尽きる。

岡山では、いつもうどんをいただく。岡山発祥のお店から香川のお店までうどん激戦区だ。(おそらく)うどんと聞くと、香川の印象が強いがぶっかけうどんのセルフ方式発祥の地は岡山 名玄さんだそうだ。お土産の定番は、やっぱりきびだんご。こちらも種類がめちゃめちゃある。その中でもわたしの中の思い出のきびだんご。ホテリエ時代に元気をいただいた元祖きびだんご。



猫と鹿と、芸術と 広島県

なんだか、パワフルな印象がある広島。広島に訪れて、印象的だったのはカープ一色に染まった街。街とはいえ、スーパーなのだけれど。情熱の赤、とはよくいったもんでそんなイメージ。

広島も桜が美しかったなぁ。厳島神社では、鹿に遭遇した。奈良公園のもうちょっと少なめエリア広めバージョン。猫の多い島は、どうやらたくさんあるよう。

先日の台風で南瓜が被害を受けてしまった直島.....。瀬戸内芸術祭に行きたいと毎年のように願い続けたものの実現せず。いつの日か、訪れる。そして、やっぱり尾道にも行きたい。

厳島でいただいた広島焼きが美味しかったなぁ〜。お土産は、もみじ饅頭。これまた種類がとんでもなく多い。抹茶もみじがとっても美味しかった。

沖縄のちんすこうも、岡山のきびだんごも、長崎のカステラも、お土産・観光事業って凄いよなぁ。もしも、わたしが青春18きっぷで5日間かけて熊本行くのなら、
1日目名古屋泊(名古屋東京間はお手のもの!)・2日目尾道泊・3日目岩国泊・4日目佐賀泊・5日目熊本着。こんなラフな計画で辿り着くのだろうか....。無茶は若いうちにたくさん経験しておきたいものだ。


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