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余談的小売文化論

「知性ある消費」をテーマに、現代の消費行動や理想論と現実的な問題のギャップについて考え、言語化しています。「正解」を語るのではなく、読み手が自分なりの正解を見出すための一助になる… もっと読む
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2019年7月の記事一覧

[マガジン限定]今週のおへんじ。

[マガジン限定]今週のおへんじ。

あっというまに7月最終日!水曜日はいつものおへんじnoteの時間です。

質問や感想、こんなこと書いて〜!というテーマがあれば下記のましゅまろからどうぞ。

さてさて、今日は珍しく(?)とってもシンプルなこちらの質問にお答えしていきます。

依存させない方法…!これまで考えたことないテーマだったのですが、せっかく質問いただいたので人間関係と依存について私なりに考えてみたいと思います。

まず依存が

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今月の #あさみのまなび ベストセレクション

今月の #あさみのまなび ベストセレクション

先週末から急に暑くなって、いよいよ夏本番になってきましたね。そろそろ梅雨も明けたのかしら。

ということで、今月もSlackコミュニティで日々つぶやいている内容を一部抜粋してご紹介します。

Slack内では私以外のメンバーもそれぞれまなびをSlack内でつぶやいているので、興味がある方はコミュニティマガジンの購読をどうぞ〜!

ブランディングとは期待値コントロールである

ブランディングとは期待値コントロールである

ほんの少し前まで、『ブランディング』といえば商品やサービスにいいイメージを持ってもらうための営みを指していた。ともすると、実物よりもよく見せる方法、という意味すら含んでいたのではないかと思う。

メリットをアピールし、ヴィジュアルを作り込み、人気のタレントを使い、『なんとなくよさそう』という印象を作ることが自分たちの商品を選んでもらうためのひとつの戦略だったからだ。

しかし今や、いい評価も悪い評

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1. 意外と見落としがちなプロフィール

1. 意外と見落としがちなプロフィール

noteプロデューサーとして普段から人並み以上にいろんな人のnote読んでいるのですが、『もったいないな』と感じるポイントのひとつがプロフィールの使い方です。

コンテンツ単体のクオリティが高くて一瞬拡散されたりおすすめに載ったりしても、どんな人が書いていてこれからどんなコンテンツが見られるのかという期待値が伝わらなければ、継続的に見てもらうための『フォロー』につながりづらいからです。

発信を『

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[マガジン限定]今週のおへんじ。

今週も質問へのお返事の時間です!
なんだか先週から書きたいこととかお知らせごとが多くてnoteの更新頻度がほぼ毎日になってきていますが、みなさん付いてきてくれてますかー!笑

話しても話しても話したりない女なので、全部読もうとせずに気になったやつだけちょこちょこ読んでくださいね。笑

ということで質問や感想、書いてほしいテーマなどは下記のましゅまろからお気軽にどうぞ〜!

さてさて、今週もご質問に

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ストーリーの前には「道」がある

ストーリーの前には「道」がある

7月に就任したnote for shopping プロデューサーとして、最近は『伝える』ことと『売る』ことの連続性について以前にも増して考えるようになりました。

もともと私はこれからブランドとメディアの境目がなくなっていくだろうと考えていて、その核には思想という名のストーリーがあると思っています。

一方で、ストーリーが重視されればされるほど、ストーリーが先行してモノが思想に追いついていない、と

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"D2C"がダイレクトに届けているもの

"D2C"がダイレクトに届けているもの

この1、2年でD2Cという言葉が急激に広がり、注目されるようになってきた。

と同時に、D2Cの定義に関する議論も増えてきている。

もともとは中間マージンをなくし、メーカーから顧客に直接商品を届ける『ダイレクト・トゥ・コンシューマー』がD2Cの語源だが、プレイヤーたちの規模が大きくなるにつれて小売店への出店や卸を行うブランドも増えてきた。

EC専売だったブランドが小売店に出店したり卸に展開する

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「負けないこと」こそが戦略の要諦

「負けないこと」こそが戦略の要諦

仕事で日々ブランディングやマーケティングについて考えていて思うのは、『成功は多層的である』ということ。

先日読んだ『影響力の武器 実践編』を読んで、改めてそれを確信した。

小売業の本質は『ブランド体験の総合デザイン』である

小売業の本質は『ブランド体験の総合デザイン』である

『小売業は"総合体験企業である』──。

先週金曜日に出演した『夜エクスプレス』にて、小売業をこのように定義しました。

これはダグ・スティーブンスが書いていた『Every Company is Experience Company』を私なりに解釈したものですが、最近よく語られる『体験』とは単に店舗での体験ではなくより包括的な体験を含むものだと私は考えています。

番組中では15分という限られた時

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モノの価値は何によって決まるのか

モノの価値は何によって決まるのか

最近趣味で茶道を勉強しているのですが、茶道の道具には『名物』と呼ばれる価値の高い茶碗や茶入れがあるということを学びました。

なかでも特に価値があるとされている『大名物』たちは、戦国時代には一国一城以上の価値があるとされており、有名な武将たちもこぞって蒐集したのだとか。古田織部を主人公にした漫画『へうげもの』では、戦国時代に茶の湯がいかに重要な役割を果たしていたかが描かれています。名物のために死ぬ

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[マガジン限定]今週のおへんじ。

[マガジン限定]今週のおへんじ。

今週も質問へのお返事の時間です!

昨日ちょうどこんなツイートをしたのですが、回を重ねるにつれてひとつひとつの質問の濃度が上がっていって、簡単に解答できなくなってきている感じがとてもよき。

毎回ひとつの記事につきひとつくらいしか取り上げられないのんびりしたスピード感ですが、引き続きお付き合いのほど。

質問や感想、書いてほしいテーマなどは下記のましゅまろからお気軽にどうぞ〜!

ということで今週

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お店の戦略を考える前に "そもそも"考えるべきこと #お店note

お店の戦略を考える前に "そもそも"考えるべきこと #お店note

昨日はKATALOKooo代表の翠川さんをお招きして、「これからのブランドをつくるキーワード」をテーマにお話しました。

私も翠川さんも伝統的な小売業とWebマーケのどちらも経験しているので、小売業界とITの間にある誤解や溝への課題意識も共通しており、話が尽きない楽しい時間でした。

イベントの様子は #お店note のハッシュタグで実況してくださった方も多かったので、ぜひあわせてチェックしてみて

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