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これからの、小売の話をしよう。

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ショップは、ただモノを"売る"だけの場所ではなくて。そしてお客様は"買ってくれる"だけの相手でもなくて。明日がくるのが楽しみになるような、そんなショップがそこら中にある世界につい… もっと読む
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#本

これからの小売を考える上で読んでおきたい基本の10冊 #私の必読書10選

これからの小売を考える上で読んでおきたい基本の10冊 #私の必読書10選

今月発売になったNewsPicksマガジンのテーマが「読書」ということで、さらっと読んだだけですでに積読の山(文字通り)がいくつもできている私です。

ただ、パラパラと読む中で小売に関する必読書は特になかったような気がするので、私なりの「必読書」をまとめてみました。

とはいえ、意外と小売関係の本で10冊選ぶのは難しかった…!

一部、小売だけではなくマーケティングなど広義の意味で『小売に関わる人

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本屋とは、知性というファッションを売る場所である

本屋とは、知性というファッションを売る場所である

以前自分にとってのファッションの定義を考えてから、あらゆる分野でファッション性を感じるものについて考えています。

その中で感じたのが、本というアイテムのファッション性です。

今は本が売れない時代と言われますが、それでも10万部以上のベストセラーが定期的に生まれ、芥川賞と直木賞は毎年ニュースになり、雑誌の読書特集は安定的な売上を作っているといいます。

インターネットがこれだけ発達し、Web記事

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今、求められている『ストーリー』とは何か

今、求められている『ストーリー』とは何か

大学進学で上京して以来10年以上テレビを持っていない私ですが、この1、2年はなんだかんだでドラマを中心にテレビを見る機会が増えました。

スマホで視聴できる環境が整い、NetFlixをはじめ有料課金コンテンツが当たり前になったことで、これまでテレビを持っていなかった層が逆にお金を払ってでもテレビ番組を観たいと思うようになってきているという流れは面白いなと我ながら思っています。

特に最近は『半分、

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本屋が楽しい、そのわけは

本屋がある街に住みたい。
本屋か図書館が近くにあることは、私にとって引っ越し場所を探すときの条件のひとつでもあります。

Amazonという便利なものができてから昔に比べるとめっきり本屋に行く機会は減ってしまったけれど、やっぱりあのぎっしり紙がつまった場所の匂いは、定期的に嗅ぎに行きたくなるものです。

買うものが決まっているときはAmazonが便利ですが、一度にたくさん見た上でセレンディピティを

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お店を作るとは、「待ち合わせ場所」を作ること。

お店を作るとは、「待ち合わせ場所」を作ること。

以前こちらの記事でもお知らせしたとおり、8月から渋谷のBOOK LAB TOKYOのオンラインコミュニティ活性化のお手伝いをしています。

BOOK LAB TOKYOの8月からの変化については、CEOである西村さんのnoteに詳しく書いてありますのであわせてどうぞ。

私からは、オンラインコミュニティ・通称BLOCを運営して早1ヶ月が経とうとしている今、新しい本屋のかたちについて考えたことをお伝

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