マガジンのカバー画像

これからの、小売の話をしよう。

157
ショップは、ただモノを"売る"だけの場所ではなくて。そしてお客様は"買ってくれる"だけの相手でもなくて。明日がくるのが楽しみになるような、そんなショップがそこら中にある世界につい… もっと読む
運営しているクリエイター

2016年11月の記事一覧

お店で写真を撮るということ

お店で写真を撮るということ

つい先日「えんとつ町のプペル展」に行ってきました。

そこで驚いたのは、「PHOTO OK」のサインが貼ってあったこと。

そしてその後行ったASOKOでも同じように「PHOTO OK」と書いてありました。

この2つの事例からもわかる通り、ここ数年の間でお店と写真を取り巻く環境が大きく変わったように感じます。

ほんの数年前までは、どのショップでもカメラの絵に「×」が書かれた「PHOTO NG」

もっとみる
"贈る"専門のファッションブランドがあれば

"贈る"専門のファッションブランドがあれば

自他共に認めるプレゼント魔の私ですが、そういえば洋服ってあまりプレゼントしあわないアイテムだよなーとふと気付きました。

洋服はサイズもあるし好みもあるのでプレゼントしづらいものではあるのですが、これってもしかしてやり方によってはブルーオーシャンな分野なのでは?と思うんです。

普段着はユニクロやGUでいい。でも週末や夜予定がある日はかわいい格好をしたい。
願わくば、相手に「かわいい」と思われる装

もっとみる
「月〜金=働く日」というイメージを壊すべき理由

「月〜金=働く日」というイメージを壊すべき理由

世の中の何%くらいの人が、"平日働いて土日は休む"というサイクルなんだろう。

新卒2ヶ月目くらいのころ、「週5日労働って誰が決めたんですかね?」と質問したときの先輩の呆れ顔を昨日のことのように思い出せるくらい、昔からこの"決まった日数働く"というのが疑問でなりませんでした。

社会人デビューがシフト制だった私は、未だに希望休の概念が抜けていないのか抵抗なくサクッと有休をとるタイプの人間です。

もっとみる
もっと“楽しいデート”を創出したい

もっと“楽しいデート”を創出したい

最近、いつデートをしましたか?

このところ会う人会う人にデートについてヒアリングしまくる謎の調査員と化していた私ですが、自分自身はデートってすごく苦手です。

超わがままなのでひとり行動が好きというのもあるけれど、どうも「楽しませなければならない」というプロデューサー気質が邪魔をするというか、「もっとこう…!有意義な感じにできたんじゃないか!」みたいな自己反省に陥りがちなので人と出かけることに緊

もっとみる
百貨店化する雑誌と、雑誌化する百貨店

百貨店化する雑誌と、雑誌化する百貨店

百貨店の中の人だった時代から「百貨店の最大のライバルは雑誌である」と主張して「はぁ?」と言われていたけれども、ここ数年で一気に両者の領域が近づいてきているように思います。

「これからもっと必要とされる、"バイヤー"という仕事。」でも、バイヤーの仕事は編集者兼営業職であると書きましたが、編集者はそのまま雑誌の作り手の仕事だし、彼らも新しいトレンドを探すために熱心に足を使って営業しています。

つま

もっとみる
これからもっと必要とされる、"バイヤー"という仕事。

これからもっと必要とされる、"バイヤー"という仕事。

"バイヤー"と聞くと、百貨店やセレクトショップだけの話だと感じる人が多いのではないでしょうか。

展示会に行って「ふーん、このブランド最近勢いがあるじゃない」と言っているような、そんなイメージ。

でも私自身前職でバイヤーを間近に見てきて思うのは、彼らは"編集者"であり"営業職"であるということ。

百貨店や大手のセレクトショップになればひっきりなしに「出店したい」という相談がきますが、それをより

もっとみる