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きゅーり
2023年5月8日 22:23
冲方 丁 著--あらすじ----1868年3月、絶体絶命の江戸にて。崩壊寸前の幕軍を統率する勝海舟は、戦を終わらせようと策と和議を求め、駆けずり回る。対するは、幕府にとどめを刺すべく5万の官軍を率いる西郷隆盛。日本の未来を賭け、命も名誉も惜しまない2人の麒麟児による交渉が始まる...。----------主人公は勝海舟。江戸の無血開城を実現させた人。そして、その交渉相手
2023年2月3日 14:13
山崎豊子 著舞台は大阪。主人公は多加という女性。後の吉本興業の女主人をモデルとした物語。*****多加は船場商人の娘として生まれた。借金まみれの遊び人である夫を若くして亡くし、残ったのは借金と一人息子。女手ひとつ、何がなんでも息子を食べさせていくという強い意志で商いを成功させていくが…。時代に負けない強かな女性の生涯。****一言で言えば、根性。守るものがある人は強いな
2020年8月28日 11:13
灰谷健次郎 著この本は灰谷さんの短編集が8つ入っていて、どれも子供が主役で、子供の目線で描かれている。読んでいると、まるで子供たちと話をしているみたい。一生懸命に日々を過ごす子供たちとその周りの大人とのやり取りが、どこか懐かしい感じ。海に潜るのが大好きな男の子、自分のやりたいことができず、希望なんて何もないと嘆く女の子、養護学校へ通う女の子...。子供ってなんてしっかり
2020年8月7日 12:43
さだまさしさんといえばもちろん歌手なんだけど、わたしは好きなんだなぁ。さださんの小説。 昔、映画化された"解夏"。あの本もとっても好き。そこから見つけるごとに読んできた。今日の「ラストレター」は、"笑ってクスッと泣ける"ありふれてるけど、この言葉がぴったりだった。いや、逆かな。"泣けて笑える"一冊。***とあるラジオ局のお話。主人公はアナウンサー4年目の寺島尚人
2020年8月19日 17:04
山崎豊子 著実はまだ読み終えていないんだけど...長編なので途中経過。6月頃からずっと読んでいるのに、なかなか読み進められずにいる。初めての感覚。覚悟して読まないと。山崎豊子さんといえば、社会派小説の巨匠と呼ばれ、綿密な取材をもとに小説を書いていたそう。この壮絶な内容を取材したことを想像しただけで、とてつもない強さを感じる。***戦時中、日本から開拓団として中国へ渡った
2020年8月3日 09:12
今日は全冊制覇目標の浅田次郎さん著書。第117回直木賞受賞「鉄道員」全部で8つの物語が込められた短編集だ。昔、映画化された”鉄道員”は一番最初の短編。そのほかに...”ラブ・レター””悪魔””角筈にて””伽羅””うらぼんえ””ろくでなしのサンタ””オリヲン座からの招待状”このnoteを書くために、改めて何年かぶりに読み返していたら、ボロボロ泣いてしま
2020年7月30日 09:22
蒼穹の昴浅田次郎著数年前から浅田次郎さんの本を全冊読む!というのが目標。 いつ達成されるのか、しかも全部で一体なん冊あるのか、把握もせずに掲げている。なんてこった。 初めて読んだ浅田次郎さんの本は、たしか「王妃の館」だったと思う。これまた父に薦められて読んだ。 この一冊でもっと読みたい!と思ったのがきっかけ。 王妃の館についてはまた今度。 *** 今日はとりわけ
2020年7月28日 07:38
ぼくのボールが君に届けば伊集院静 著とても好きな作品。 伊集院静さんの本ももともと父が好んで読んでいたのがキッカケで読み始めた。 今まで何冊も読んできたけれど、どれも綺麗。綺麗、という乏しい表現しかできないのが悔しい。 "ぼくのボールが君に届けば" 本屋さんでなんとなくタイトルに惹かれて社会人なりたての頃、初めて自分で買った本だったかな。 短編集が9つ入っていて
2020年7月27日 14:18
結婚をきっかけに実家を離れることになって父が貸してくれた本。 新田次郎さんの著書は初めて。 武田信玄といえば誰でも一度は名前を聞いたことがあるくらいの有名な戦国大名だけど正直何を成し遂げた人なのか。。。漠然と"すごい人"としか認識していなかった。 武田信玄の一生が風の巻林の巻火の巻山の巻全4巻で綴られている。 縦読みしたら "風林火山" 全文は、"はやき