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quscoo
2024年1月10日 23:33
我々が恋人である証明はどこにもなくて皮膚の下にも
2024年1月9日 22:57
昼に見た石榴の粒の紅を深夜ひとりで身に纏う悦
2024年1月5日 00:00
あなたとは拭いきれない傷跡が色褪せるくらい傍にいたんだ
2024年1月3日 20:22
未熟さの色はまだまだ知らねども悲しい青に染まらぬように
2024年1月2日 23:41
午前4時星空の中を発車した座ってるロングシートはひとり
2024年1月1日 01:02
煩悩の音は凍てつく空に溶け暗闇と混ざる白く吐く息
2023年6月28日 23:15
文字を消す透ける下敷き空に向け知れたらいいな答えと進路
2023年6月22日 23:53
一階のピアノをぐるりと囲んでは螺旋を登るエスカレーター
2023年6月21日 18:30
山の尾の寺を繋いたうねる道青龍のごとく船を見下ろす
2023年6月19日 22:26
降った手は名残をそっと掴んでた遠く離れていかないように
2023年6月14日 23:00
宿屋にてちびりちびりとやりながらあしたの私へ地図を書き込む
2023年6月13日 22:33
YOASOBIの『夜に駆ける』を高らかに歌う子供ら陽だまりの午後
2023年6月8日 16:34
まだひろく知られてなかったあの歌が昨日歩いた街を染めてた
2023年5月30日 22:07
足元をさらう潮(うしお)が跳ね返すきらりきらりと太陽の音