クイック英会話 新宿

英語学習は独学 元会社経営者 一般的な英語学習をしたことはありません。特技は、人の話し…

クイック英会話 新宿

英語学習は独学 元会社経営者 一般的な英語学習をしたことはありません。特技は、人の話し(日本語)を記憶し、その日本語を英語の順で言えること、英文法を2、3分で口述できることです。 TOEICスコア945、930、昨年外務大臣賞を受けた大学生を含む15人程度の生徒を持つ英語講師。

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最高の教材

ある夜、若い男性から電話があった。彼は横浜にある中高一貫校の高校3年生だった。授業を受けたいと言う。私が彼に「横浜だったら、たくさんの英会話教室があるんじゃないの?」と言ったら、彼は「特別な授業をして欲しいんです」と言う。大学受験の2次試験が英語での面接だという。新宿まで通いたいと言う。私は「わかりました来てください」と言う。誰からこの教室を聞いたかと聞くと、「私のお母さんがネットで見つけました」と言う。 後日、彼は来た。私は彼に、彼の小学生時代から今まで、彼の記憶に残って

    • 英会話の本質

      英語を教えて、20年ほど経つ。「英会話を学習したい」「日常会話を英語で話せるようになりたい」など、たくさんの人たちが来た。私が英語で「What do you do for a living?」「Why do you want to be able to speak English?」など英語で聞くと、全員答えられない。なので質問を変える。「I teach English and get money. You work in the office and get money?」

      • 時制の性格

        いつも後悔する人は「過去仮定」のエキスパートになれるだろう。独り言で「あの時ああしたなら、ああではなかったのに。。ああしなかったなら、ああだったのに。。」という過去の仮定の「would have, could have」や「今頃こうだったのに。。こうではなかったのに。。」という「would, could」などを使う「過去の条件と現在の仮定の組み合わせ」、そしてもうひとつ「あの時ああすべきだった。。そうすべきじゃなかった。。」など、後悔を示す「should (not) have

        • 会話力

          ある日、若い女性がやってきた。JRのtrain conductor(車掌)という。英検2級をチャレンジしているのだけど、2次試験で何度も失敗するという。そのためにやってきた。 1次試験は一度で合格したらしい。ということは、文法や単語をそこそこ知っている。問題は「面接」。 試しに、 「What did you have for breakfast this morning?」と聞くと、眉をひそめ顔を赤らめ言葉に詰まる。英語で何か言おうとすると、脳がblank(空白)状態に陥

          シンプルな英文を『創る』

          以下の文を英語にすると、ひとつの特徴があります。それはなんでしょう?わかる人はかなりの英語通です。下部に答えがありますが、視界に入らないように本文を読み、考えましょう。 昨夜仕事の後、私はある鮨屋にいた。それは新しくて新宿駅の近くにある。広くはないけど値段が安いので、若い人たちに人気がある。店内は明るく、雰囲気もいい。そして壁にはたくさんのメニューがある。すし職人やスタッフは客にとてもフレンドリーだ。 昨夜、その店は少し込んでいた。騒がしかった。ほとんどの客は会社員だった

          シンプルな英文を『創る』

          完了形の理解

          ある夕方、中年の男性が授業の説明を聞きにやってきました。説明を終えた後、彼は「実は、私は高校の英語教師です。学校の方針で、アメリカ人が講師として私と授業をすることになりました。恥ずかしいんですけど、私は英語をうまく話せません。生徒の前でバツが悪いので、英語で簡単なエクスチェンジができればと思っているんです。」 興味があったので、「生徒さんは文法を理解しますか?例えば完了形とか?」と聞いてみました。彼は「過去分詞とか、日本語にない完了形について説明するのは難しいです」と言いま

          質問力

          「聞く」という動詞はややこしい。「聞く」は「声や音を耳にする」だけど、「なにか変な音を聞いた」は「聞こえた」で、「人に情報を聞く」は「訊く」で、岸田さんがいう「聞く力」は相手を理解する力。ただ「聴く」よりも深い意味がある。いずれの「きく」能力も大切だけど、日本人には「質問する力」がない気がする。これは外国語学習でもビジネスでも大切なことだと思う。 日本人の性格として、相手から「ですよね?」と言われると何気なくうなずいたり、「ですね」と何気なく同意する。自分の正直な意見や異な

          語学留学-2

          ワーホリや英語学習で多くの人たちが海外へ行く。私の経験から言うと、その国や土地のレギュレーションを知る必要はあるけど、さらに日本文化を英語で言える学習をするほうがいい。和食でも作法でもアニメでもいろいろ全般についてです。 海外で日本人に寄って来る人たちは日本のことに興味があるし、「本物の」日本人にいろんな知識を求めたい。日本文化について英語で言えれば、その人たちと友達になれるし、英語を話す機会は増える。逆に、英語で言えなければそういう機会をミスする。彼らは「嫌われた」と勘違

          英語と大阪のおばちゃん

          「1、2、3、と言いながら手を叩いてください」と言うと、ほぼ全員が発声と同時に手を動かす。でも本当は、手が当たった瞬間に発声する。なので、前者はテンポが半拍ずれる。日本人の感覚ではこのような「シンコペーション」気味のリズムに弱い。「ノリ」が日本人のそれとは違う。 「大阪のおばちゃん」はいつからあのようなリズムで話し始めたのだろうか?江戸時代でもあのように話していたのだろうか? 「大阪のおばちゃん」はなぜあのようなテンポで話すのだろうか?隣の京都の舞子さんが話す言葉とは明らか

          英語と大阪のおばちゃん

          私が英語を話せる理由-3

          英検2級、準1級をそれぞれ1度でクリアした後、1級の準備をしていました。長文読解など、なかなか手応えがありました。哲学系の長文の文法分析に詰まっていました。私はアメリカの叔母に国際電話をかけて教えてもらおうと思いました。 私の母の妹はアメリカ人と結婚してアメリカに住んでいました。私が高校生だった時、彼女は日本に来ました。私は初めて彼女と会いました。洗練された素敵な女性だと思いました。片言の日本語を話しました。それまで、彼女はアメリカで数十年住んでいました。英語の本を渡されま

          私が英語を話せる理由-3

          だれでもすぐに話せる英語

          英会話を学習している人たちの本音は「明日にでも英語を話せるようになりたい!」や、学習していなくても「できれば話せたい」でしょう。そう思っても別に恥ずかしいことではありません。当たり前です。誰だって苦労をしたくありません。物事は早くマスターすべきです。英語で言えば、「単語は知っているか知らない」かで、英語を話せる話せないの問題ではありません。知っている量の問題です。でも、単語だけで英語を話したい人はいません。 ・SVで話す これは「私は歩く」「私は働く」など、日本語と同じ配列

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          「時」を示す副詞を知れば、時制には困らない-2

          1.下記の文にはいくつの意味があるでしょう? 『私はしている』 正解 4つ 『今、私はしている』現在進行形 『今まで、私はしている』継続 『すでに、私はしている』完了 『1度、私はしている』経験 2.下記の文にはいくつの意味があるでしょう? 『彼は渋谷にいるだろう』 正解 2つ 『明日、彼は渋谷にいるだろう』 He will be in Shibuya tomorrow. 未来 『今、彼は渋谷にいるだろう』 I guess he is in Shibuya now. 現

          「時」を示す副詞を知れば、時制には困らない-2

          私が英語を話せる理由-2

          30代半ばで、何か新しいことにチャレンジしようと思い、ビジネスで通用した「脳」が「英会話」にも通用するのか試してみたのが英語学習のきっかけ。満員電車に乗るのと変な上司を持つのが嫌だったので、就職をしたことはない。学生時代から「Making Money」をすべて自分で切り開いてきたので、英語学習も自分でできるところまでやって、どうしてもわからなければ誰かから習えばいいと思った。 当時、「英語を話す」というのがどういうことなのか、よくわからなかった。NHKのテレビ講座の本を買っ

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          笑える日本語

          私たちの生活の中で使われる日本語をよく考えると、とても楽しい(可笑しい?)日本語があります。例を挙げてみます。 デパートで 「ご自宅用ですか?」 「自宅で使わなければダメですか?」 言い換え 「お客さまがお使いなさいますか?」 ファストフードレストランで 「お持ち帰りですか?」 「家に持って帰らなければダメですか?」 言い換え 「店外にお持ちでしょうか?」 ドラッグストアで 「袋は二つに分けますか?」 「袋を二つに引き裂くということですか?」 言い換え 「別々の袋

          メインテナンス

          英語を学習し続ければ、いろんな言葉や表現を知ることになる。また、覚えなければならない。その数も増えていく。学習欲を持てば持つほど果てはない。いろんな分野について知識を得たければ、そのエリアの言葉を覚えなければならない。いくつの言葉や表現を覚えればいいのかわからなくなる。 問題は言葉の管理力。せっかく覚えた言葉を忘れれば無駄になる。貯金したくて目標額に達すれば、その後節約すればその額は減らない。しかし、ダイエットに成功しても食事を維持管理しなければ、体重は戻る。せっかく太くな

          脳はトランスレーター

          英語を話す場合、知識として持っている英語を話すケースと英単語を組み合わせて話すケースがある。前者の場合、思い出すだけでいいので脳の負担はほぼゼロ、後者の場合は言葉をピックアップし、それらを順序正しく並べなければならないので脳を使う。ほとんどの英会話学習者は前者のパターン。それなりの文量を脳内のストーリッジに保管し定期的に使わなければ忘れる。 私たちが目でキャッチするビジュアル情報と耳でキャッチするサウンド情報は私たちの脳内でプロセスされ、それらを話す場合は言葉に置き換えて口

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