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時制の性格

いつも後悔する人は「過去仮定」のエキスパートになれるだろう。独り言で「あの時ああしたなら、ああではなかったのに。。ああしなかったなら、ああだったのに。。」という過去の仮定の「would have, could have」や「今頃こうだったのに。。こうではなかったのに。。」という「would, could」などを使う「過去の条件と現在の仮定の組み合わせ」、そしてもうひとつ「あの時ああすべきだった。。そうすべきじゃなかった。。」など、後悔を示す「should (not) have」も簡単に使えるようになるだろう。

疑心暗鬼の人は「あの時あの人はああだったかもしれない」「いやひょっとしたら、こうだったに違いない」。いや、やっぱり「そうだったはずがない」と、「may (might) have, must have, can't have」などの過去の助動詞をすぐに使えるはずだ。

「明るい未来」を考える人は「もしああなら、こうだろう(かもしれない、はずだ、ことができる)」など、すべての助動詞を想像豊かに楽しく容易に使えるだろう。

「今」しか考えない人は「現実主義者」なので、現在進行形しか使わない。なので、「am, is, are (doing)」などを、あっという間に使うことができるに違いない。しかし、このような人は「今もしこうだったら、こうだろう」などを考えたくもないだろうから「現在」の仮定法は難しいかもしれない。

今までの実績を振り返る人は「今までこうしてきている」「今までにこれをしたことがあるが、あれをしたことはない」「これはすでにしているが、あれはまだしていない」「今までずっとそれをすることができているが、あれをすることはまだできていない」など、すべての現在完了を完全に理解するはずだ。

単純に過去を振り返る人は「あの時あれをした」「その時にはそれをすでにしていたが、あれはまだしていなかった」「その前にそれをしたことがあったが、あれをしたことはなかった」「それをした時までずっとあれをしていた」「それをした時まであれをすることはできていたが、それをすることはまだできていなかった」などのすべての過去完了をすぐにマスターするはずだ。

ひとつの脳の中で、このような考え方をするのは確かに難しいかもしれない。時制にはそれぞれキャラクターがある。そのキャラクターに合う上記のような性格をもつ人たちはその時制を理解するのは難しくないはずだ。教科書の文字や口頭での説明では理解するのは困難だろう。

経験がなければ人の話などで、或いは自分の脳の中で各キャラクターを使いイメージを仮想現実化する。すると、すべての時制を完全にマスターできるだろう。

ぜひ、トライしてください。

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