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【note版】意外?予想どおり?ロシア人の印象

これをいま出すのも勇気のいるトピックですが、私のクルーズ記(関連記事)がコロナ前のものだったのと同様、こちらはいわゆる「ウクライナ危機」前の話であり、現在のロシアを私が支持しているだとか、ロシア人を特にひいき、擁護しているわけではない点、ご留意願います。

そもそもこれを紹介したいな、と思ったのは実は去年。アメリカご在住の、Hannahさんの記事を読んだからです👇

「あ〜、そうそう!ほんっと、ロシア人って美人多いですよねぇ😍」と激しく同意して以来、いつか私のエピソードも皆さんにご紹介したいな、と思っていたのです。そうしてまた案を寝かしているうちに、いつの間にやらあんなことに・・。

※以下は他媒体に掲載中の記事から転載(自著)した、過去のものです。noteには私の個人的な記録として一部割愛、再編集(くだけた文調や写真のキャプション、絵文字など)したものをお届けします。フルバージョンの原文はこちらをご参照ください(2019年5月5日執筆分)。

旅の醍醐味は地元の人たちとの交流にあり、その地で出逢った人により旅先の印象が変わるといったこともあるかと思います。ロシアの在留邦人であった友人曰く、ロシア人には親日家が多いそうです。

モデル並みの美人が多い

首都、モスクワを行き交う通行人にはおしゃれな人が多く、ショッピングモールに入っているお店はイギリスのそれとも似ており、高級ブランドが並ぶ通りなどはロンドンと変わらない雰囲気です。

赤の広場

テニスのシャラポワやフィギュアスケートのザキトワなど、スポーツ選手にも美人が多いロシアですが、一般の女性でもファッションに気を配り、ハイヒールで優雅に歩いている若い女性やマダムが沢山います。

美人率が高いので?!モデルになる若い女性が多いと、ネット上で聞いたことがあります

プロか単にSNSにでも挙げるためか、ポーズをとり立派なカメラで写真を撮っている、モデル撮影のような現場にモスクワだけでなく、ほかの観光地でも遭遇しました。

ショッピングモール内。あ、エスカレーターにユニクロの広告が。

無言できめ細やかな接客

ホテルやレストランといったサービス業で見かけるロシア人は、意外にも?きめ細かい接客をしてくれますが、年配のお爺さんお婆さん以外はさほど笑うこともなく、愛想がいいとは決して言えないタイプが多いように感じました。

こんなイカチイ容貌の?オジ様でも、無表情・かつ無言でやること仏様級🥹

しかし、改札からの出方がわからなかったり、大きい荷物を持ったまま子供も改札を通り抜けさせる必要があったりしたときなどは、なにも言わなくともサッと駆け付けて無言で助けてくれます。こういうときって、「ヤバイヤバイ、後ろがつかえる・・!」と内心とても焦っていますので、駅員によるこのようなきめ細かいサービスには感動しました。

今回は現地の人の姿にフォーカスしようと写真を選んでいたら、こここ、こぉーんなものを発見🫣
ドアノーの写真を地でいくかのような熱き接吻をしているカップル、それも子供ふたりも連れて😍😍
この記事を書かなかったら今後も一生気づいてなかったと思うので、noteってこんなところでも
有意義✨ちなみに、ボカしといた真ん中の男性、バッチリ盗み見?チラ見?してます🤣
まぁ、観光客でロシア人じゃないかもしれませんが、平和で素敵な光景です🥰

子供に優しい

また、ほかの国同様、子供に優しい国なようで、キャリーバッグを引きたがる子供たちの荷物を階段で降りる際は持ってくれたり、電車から降りるときはホームとの隙間に落ちないよう手を添え、バス車内では年配ご夫婦が共に、子供に膝の上に座れと言ってくれました。

修道院なので、スカーフ着用。後ろ姿からもわかるスタイルのよさ。

飛行機のチェックインカウンターでも、子供相手に気の利いた接客をしてくれましたし、とにかく子供に優しいです。改めてこれだけ列挙してみても、これらすべて、それぞれまったく別の場所、かつ別の人にこれだけ親切にされています。

モスクワだからかもしれないけれど、どう考えてもオシャレな人が多いロシア

あるときは、娘が鼻血を出してしまい地下通路で休ませていたところ、いく人もの通行人が助けを申し出てくれ、ある男性は黙ってポケットティッシュとウエットティッシュを差し出してくれました。人との関わりが薄くなった現代の都会では、いまどきなかなか見ない光景が、ごくごく普通のこととしてそこに存在していました。

このように親切な人たちのおかげで滞りなく旅を終えることができ、ロシアへの印象もとてもよく、楽しい思い出が残りました。

追記

今年2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻により始まり、現在も引き続いているロシア・ウクライナ問題ですが、両国にはお互いに親戚をもつ人々が多くいると聞いています。突然行き来ができなくなり、家族や友人同士ですらも、関係に亀裂が入ってしまったケースもあるようです。

イギリスはウクライナ難民を受け入れており、知り合いを通じて「彼らが職を探している」といった話も入ってくるなど、だいぶ身近な事柄になってきました。先日はついに友人経由で、住む部屋を探している一家がいるので、情報をくれないかというお願いがありました。

夫婦に赤ちゃんという構成で3年間の滞在ビザがおりましたが、比較的裕福なのでどうやら自力でアパートを探しているようです。友人が住むロンドン都心部はあまりにも割高なので、郊外在住の私のところへヘルプがきました。

彼らの場合は姉だけがロシアに住み、普段と変わらぬ生活ができていますが、妹夫婦はこうしてイギリスへ、両親はまだウクライナに留まっているようです。友人は、このお姉さんから頼まれたようです。

自国政府による、一連の行動に反対するロシア市民も当初より少なからずおり、各地で反戦デモが繰り広げられてきましたが、同年3月時点で4300人が拘束されています(出典:Jones, Sam. “More than 4,300 people arrested at anti-war protests across Russia” The Guardian, Mar 2022.)。

ロシア人の友人(ロシア在住)がやっているSNSは、いまのところイースター(4月)でプッツリ途絶えていますが、その最後の投稿にはボタニカル(花や葉っぱ)の刺繍がほどこされた、小さな丸いグレーのワッペンをいくつも並べた写真と共に

「for life against death」死に反対する暮らしのために(私の意訳)

という言葉が添えられていました。彼女は医師なので、「死」と接する機会はほかの人より多いのかもしれず、どの「death」を指すのか意図が不明ですが、それまでは家族の写真、料理、旅先、自然、仕事である医療関連のことばかりで、死についての話題など、出てきたことがありませんでした。

今回転載した上記記事の内容は、脚色のない(文章の追加、編集はあります)、私が2019年当時実際に出会ったロシア人の印象を、素直に感じたまま記したものです。

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