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緑色ラバーに薦める旅行先「アイルランド」の祝日、聖パトリック・デー

日本にいる時から服装やアクセサリー、財布といった身に付ける物で

「ねぇ・・緑、好き・・?」

と、即バレしてしまうほど緑好きの私。来英してすぐに用意しなければならなかった子供の制服、買い揃えてみてビックリ。頭から足元まで、まさかの全身緑コーディネート!私の為に用意されたのかと、馬鹿なことを考えながら日本の友達に伝えると「アイルランドと関係あるのかな?」と。欧州にも宗教にも疎かった私は

「ないでしょ、ここイギリスだし」

と鼻で笑ったのだが、スマン、友人・・。

大アリでした。

聖パトリック・デーとは

入学させるまでカトリックとプロテスタントの違いも知らなかった母親は、自分の子供を行かせる学校がかなり厳格なカトリック系とは知りませんでした。アイルランドにはカトリック教徒が多く、かつ国のシンボルカラーはなので、子供の学校が緑色をスクールカラーにしているのはどう考えてもこの「アイルランドカラー」に由来していると言っても良いでしょう。

さて、今日3月17日はそのアイルランドにキリスト教を広めた聖人「聖パトリック」の命日です。カトリックの祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日でもあります。

各国での祝い方

移民として渡ったアメリカや北アイルランドがあるイギリスなど、アイルランドだけでなくその他いくつかの国でも祝われています。当日は布教に使われた、アイルランド語で三つ葉のクローバーを意味する「シャムロック」をモチーフにしたものを身につけたり、ミサを行ったりします。

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大衆的にはその他とりあえず何でも緑色を身につけてアイリッシュパブに繰り出したり、仮装パレードをしたりします。ところが、イギリスの様子をネットで調べてみると・・

「北アイルランドでは祝日だけど、その他の地域ではほとんどの人にとってごく普通の日。イギリスでこの日を祝うかどうかは各個人の宗教観や政治嗜好によりけりで、北アイルランドがイギリスに現状のまま残るべきと考えている人は通常祝わない。独立すべきだと考えている人が主に盛大に祝うのさ。」(参照:timeanddate.)と、なんだか不穏な説明?!

そうなんです、世界にはアイルランド共和国北アイルランドという2つの別の国が存在するのです。私もこちらに来るまで全く知らず、しばらくこんがらがっていましたが、日本でもこのことはあまり広く知られていないのではないでしょうか。

イギリスとこのアイルランド系については、深く知ると結構な対立がありそうなので今回は触れず、あくまでも「緑色ラバー(好き)にとっての聖地」といった観点からアイルランド共和国の様子をご紹介します。

緑好きにとってのパラダイス

自慢じゃないですが、旅に下調べはしないタイプです。首都ダブリンに降り立つと、何かがおかしい。正直地味な印象を抱いていたアイルランド。何故、かようにテンションが上がるのでしょうか。

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それは、前後左右、どこを見回しても圧倒的に目に入る緑色のせい!!

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特に土産物店など入ろうものなら、子供をダシにしつつちゃっかり自分の分もコッソリ買い、またしても無用に緑グッズを増やしてしまう羽目に。

オシャレで機能的、かつ質もいいショップも数多くあり、特にメロメロになったお店は日本でもオンラインショップを展開しているAvoca

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「ウールと言えば厚ぼったくて地味色」という激しい偏見が180度覆されました。インテリア雑貨もあり、どれも私好みのカラフルさにトキメキました。

もう一つ、Kilkenny というアイルランドのデザインに特化した商品を置いているお店も素敵でした。

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アイルランドと言えばギネスビールが有名ですが

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そこはグリーンと関係ないのでハイネッケン好きな私です。(タイトル画像、以下共にハイネッケンのタイ工場のもの)

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