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ゼア・イズ・ア・ライト・ザット・ネヴァー・ゴーズ・アウト/消えない光

The Smiths - There Is A Light That Never Goes Out

★★★

いつも私が出店しているマーケットで先日はカリグラフィーのコーナーが出ていた。プレートに好きな言葉を書いて色とりどりのタッセルにつけてくれる。

その方の作品をインスタで見ていつも素敵だなって思っていた私は透明なプレートとブルーのタッセルを選んで " There Is A Light That Never Goes Out " と書いてもらうことにした。

「え~素敵な言葉ですね!もしかしてクリスチャン?」
「違います(笑) 好きなバンドの曲で…」
「ヘビメタですか?」
「ぎゃはは違います(笑) 昔のイギリスのバンドで…アッ、これです」
「わー着てる!そういえばちょっとロックぽい感じですよね、髪型とか」
「(そうかな…?)笑笑」

こんな会話をしながら書いてもらった。その日は狙った訳ではなく本当にたまたまだったんだけど、私はモリマー (モリッシー&ジョニー・マー) のザ・スミスTシャツを着ていた。以前心が弱っていた時に尋常でないくらい買いあさった私は大量のスミス・モリッシーTシャツを所有していてそれを今でもよく着ている。

ほんの数年前までの何年間かのことだけど、その頃私はもうほとんど宗教かってくらい、どっぷりモリッシーに浸っていた。毎日モリッシーの歌を聴き、モリッシーの動画を見続けた。日本公演があると知るとちょっと無理してでもそのために帰国した。

あの頃の私は死ぬほどモリッシーのエネルギーを欲していた。枯渇していた私のエネルギーを彼の歌が埋めてくれていた。

カリグラフィーのプレートを可愛く仕上げてもらったので家に帰ってからインスタに上げようと写真を撮った。それだけだとちょっと寂しいので、アクセントに近くにあったオラクルカードを置くことにしたが丁度いいカードが選べない。それに字がたくさん書いてあるカードだったからこれはちょっと合わないかもと思って。

別のカードデッキを出してみた。こっちはたまにしか使わないやつ。しかし絵柄をざっと見たがこちらも選べない。そこでカードをシャッフルして1枚引いてみることにした。

出たカードは " HERE and NOW ”

消えない光は今ここに。

★★★

Take me out tonight
今夜僕を連れ出して
Where there's music and there's people
音楽と人々がいるところへ
And they're young and alive
若くて活気がある人たちがいるところさ
Driving in your car
君の運転する車でね
I never, never want to go home
僕はもう絶対家に帰りたくない
Because I haven't got one Anymore
だってあそこにもう僕の居場所はないんだ

Take me out tonight
今夜僕を連れ出して
Because I want to see people
だって僕は人に会いたい
And I want to see life
人々の生きている姿を見たいのさ
Driving in your car
君の運転する車でね
Oh, please don't drop me home
ああ、どうか僕を家に帰さないで
Because it's not my home, it's their home
だってあそこは彼らの家で僕の家じゃないし
And I'm welcome no more
僕は既に歓迎されていない

And if a double-decker bus
もし二階建てバスが
Crashes into us
僕らに突っ込んで来たって
To die by your side
君のそばで死ねるなら
Is such a heavenly way to die
これ以上幸せなことはない

And if a ten ton truck
もし10トントラックが
Kills the both of us
僕らを轢き殺したって
To die by your side
君と一緒に死ねるなら
Well, the pleasure, the privilege is mine
その喜びと特権は僕のものだ

Take me out tonight
今夜僕を連れ出して
Take me anywhere, I don't care
どこでもいいから
I don't care, I don't care
どこだってかまわない
And in the darkened underpass
暗い地下道で
I thought, "Oh God, my chance has come at last"
僕は思った「ああ神様、やっとチャンスがやってきた」
But then a strange fear gripped me
でも奇妙な恐怖が僕をとらえて
And I just couldn't ask
声をかけることができなかったよ

Take me out tonight
今夜僕を連れ出して
Oh, take me anywhere, I don't care
どこでもいいから
I don't care, I don't care
どこだってかまわない
Driving in your car
君の運転する車でさ
I never, never want to go home
僕はもう絶対に家に帰らない
Because I haven't got one
だってあそこはもう僕の家じゃない
Oh, I haven't got one
ああ、そんなものはないんだよ
Oh, oh
ああ

And if a double-decker bus
もし二階建てバスが
Crashes into us
僕らに突っ込んで来たって
To die by your side
君のそばで死ねるなら
Is such a heavenly way to die
これ以上幸せなことはない

And if a ten ton truck
もし10トントラックが
Kills the both of us
僕らを轢き殺したって
To die by your side
君と一緒に死ねるなら
Well, the pleasure, the privilege is mine
その喜びと特権は僕のものだ

Oh, there is a light and it never goes out
ああ、絶対消えない光は存在する
There is a light and it never goes out
光はあり、それは決して消えることがない
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out

ソングライター: Steven Morrissey / Johnny Marr ゼア・イズ・ア・ライト 歌詞 © Warner Chappell Music, Inc, Universal Music Publishing Group

★★★

The Smiths の "There Is A Light That Never Goes Out"
ザ・スミスの最高傑作とも言われる。私もザ・スミスの曲でどれが一番好きかと尋ねられればこの曲を答える。

歌詞を見れば孤独な青年の刹那的ラブソング、行き場のない心の悲しみを歌った曲、とか一般的にはそんな感じにとられているし、それで多くの共感を得てきた。

でも私がクンダリーニヨガを実践して少しばかりのチャクラの知識と体感を得た頃から、この曲はもっと別のことを歌っているのでは?と感じ始めた。

クンダリーニヨガは私の中に「もうひとりの自分」のような存在がいることを教えてくれた。

私の「もうひとりの自分」は私の腹の中でいじけていた。それは私がそれまで発散せずに抑えつけてきた感情でいわゆるインナーチャイルドと呼ばれるもの。彼女は悲しみと怒りにまみれていた。

抑え込まれた感情=エネルギーは下半身のチャクラに溜まる。特に子供の時のネガティブな体験はその時点で感情を消化する力を持たないため自分の奥底にしまい込んでしまう。

その抑え込まれ忘れられた感情=エネルギーは大人になっても私たちの行動や性格に影響を及ぼし、そのために本来の自分の性質で生きることが難しくなってしまう。生きづらさを感じている人は大抵たくさんの未消化の感情を抱えながら生きている。

この曲の「僕」はインナーチャイルドであり自分の本質の部分。本来エネルギーは下のチャクラから上に流れていくが、チャクラが傷つき弱くなるとそこで滞ってしまいうまく循環してくれない。

歌詞をエネルギーの視点でとらえるとこんな感じだろうか。

「僕 (本質のエネルギー)」は「君の運転する車 (私たち人間の魂の乗り物=身体)」を循環して他の人々とエネルギー交換し、自分を高めながら幸せに生きていきたい。でも「暗い地下道 (下半身のチャクラの一番上=第3チャクラ)」までは昇れたがそこが弱っているためそれ以上上昇できない。エネルギーは上向きに流れているので「家 (下のチャクラ=第1、第2チャクラ)」には戻りたくないor戻れない。
もし「君(自我・エゴ)」と「僕(本質のエネルギー=真我)」が一致した状態で死を迎えることができるならそれは魂にとって至福の瞬間となる。

出典:私w

そして「決して消えない光」とは私たちの中にある輝き、本質のこと。

人間の本質は生まれ持ったもので変わることがない。私たちは自分の本質で生きることで喜びを感じられるようにできている。

本質で生きるとは自我と真我のズレをなくし自分らしく生きること。自分という存在を心から愛し、ありのままに生きること。

もし100パーセント自分に嘘偽りなく生きることが出来ているとしたら、今ここで死んだとしても何の悔いもないのではないだろうか。


全てのものには波動があり周波数がある。この曲に惹かれる人は自身の波動がこの曲を引き寄せていて、魂が自分の中の光を見つけて欲しがっているんだと思う。


ただ氣がつけば良いの。

私たちの光は既に「今ここに」あるということを。

今までの経験は全部その光を見つけるために起こっていたの。

足りないものなんて何ひとつなかったんよ。


ヨガによって私の「もうひとりの自分」は輝きを取り戻し、私はそのほんの小さな光を大切に育て始めたところ。これからどんな色の光を放っていけるのか、今は自分でもちょっとワクワクだったりする(笑)


すべての人の中に光は存在していて絶対に消えることはない。
そしていつかその人それぞれ必要なタイミングで光は輝きを増し溢れ出す。


世界中の人が自分の光を見つけることができたなら、

本当に素敵な優しい世界を、私たちは作って行けるんじゃないかしら。


★★★

光を求める魂たち。熱量すげー。


以下今回の内容に関連が深いと思う以前書いた記事を貼っておきます。

自分の歌を奏でていく。

目覚めよ、モリッシーファンズw

先ずは癒しを。

9/27追記:ちなみに”There Is A Light That Never Goes Out "はザ・スミスの ”The Queen Is Dead" というアルバムに収録されています。

The Queen Is Dead (1986年)

ずっと書きたいと思っていたこの曲、実は翻訳だけ済ませて記事は書けずに一年近く下書きに入れたままでした。エリザベス女王が亡くなったこのタイミングで書くことになったというのは、まあ、なんかそうゆうことなんだなあと(←全然言葉が出てこない、すみませんw)。色々知ってる人は分かってくれるかな…(^^;



Spotify : 今までnoteに書いた曲をプレイリストにしています。
今回は ”There Is A Light That Never Goes Out " オリジナルのザ・スミスバージョンとモリッシー・ソロのアールズコート、ライヴバージョンの2曲を追加しました。


見出し画像:https://www.instagram.com/p/CimraJpvkYd/


最後までお読みいただきありがとうございます。


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