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キリスト教プロテスタントの神学者の卵です@東京基督教大学 50歳になってからの大学編入…

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キリスト教プロテスタントの神学者の卵です@東京基督教大学 50歳になってからの大学編入、飛び級で今年に院進学。「公共神学の提唱」2023年9月出版 宣教学、教会論、公共神学を専門 灘→東大→BCG→起業→上場3回→リーマンショックで破綻→商売人→学者の卵

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日本宣教には大きな可能性がある

東京基督教大学のある授業での学生の質問に対して、私なら、こう答えると考え、実際に授業で語った内容の原稿 2022年6月半ば ---------------------------------------------------------------------- 6月9日の授業で学生から出た「日本の人は、神の国といっても関心がなく、ただ日常を過ごしているだけではないか、どう接したらいいのか」という質問に対しての、私の見解を膨らませ、原稿にしました ご指示の通り、6月16日

    • ウクライナの小麦輸出とオデッサの空爆について

      ロシアの主張 1,合意は2本立て。ウクライナからの輸出とロシアからの輸出のセットの二本立て。そのロシアからの輸出に関して蔑ろにされている。 2、ウクライナからの輸出は最貧国向け主という前提だったが、実際はEUの富裕国に向かっている。 ウクライナの反論 1 触れず 2 EUから再輸出されている データ、報道から把握できる事実 1 確かにロシアからの輸出に関しては、アメリカの反対で進んでいない。大きいのは、ロシアの一部の銀行をSwiftに戻すかどうか。輸出代金の決済のために

      • 日本の宗教事情の一般的な整理

        1) 統計の誤謬 (ア) 「あなたは何の宗教を信じていますか?」 ① 文化庁宗教統計に基づくと、日本人が信じる宗教の合計値は2億人を超える。一方、キリスト教徒は190万人とされている 1. 当該統計は、各宗教法人からの報告に基づく。 各宗教法人に所属する人として報告が挙げられた人数であり、「信仰心」を持つ人数ではない。 (ア) キリスト教の信仰を持つ人は、この統計よりも多いはず。 ① 信仰を持つ人は、教会に出席する人の数ではない。 2.

        • 共通恩恵が日本宣教において持つ価値

          東京基督教大学大学院での「日本の諸宗教とキリスト教」という授業の中で出てきた質問に対して、私が提示した論点です ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本日の休憩時間に出た、「共通恩恵」は、救いを中心に据えてきた方々にとって、すんなりと受け入れることが可能な概念だろうか、という質問に関して、以下、私の提示できる論点をお出しいたします。 「共通恩恵に基づくノンクリスチャンとの関わりと言ったって、まずは魂の救いだ!と言われてしまう」という議論は、私が現在行ってい

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        日本宣教には大きな可能性がある

          ポストモダンの次:ナラティブの復権が神学に持つ意味

          ある授業で、「ポストモダン」という言葉が出てきて(言葉だけです)、私が「あれっ、ポストモダンって、もう終わってたよね」と思ったのがきっかけで考えたこと。 ポストモダンは、それまでの啓蒙主義的な価値観、進歩主義的な価値観、さらにはそういった概念の尖がったものとしての推物史観(マルクス主義)と、そういったことへの2回の大戦とその後の冷戦を踏まえて、生まれたものだと理解をしています。 しかし、結果として残ったのは、私から見ると Too much な価値平等主義(宗教多元論を生

          ポストモダンの次:ナラティブの復権が神学に持つ意味

          広島にゼレンスキーが来るのに反対です

          ゼレンスキーが、広島に来るの大反対! あり得ない! みんな良いタイミングだ!とか、意義あるとか、ゼレンスキーは流石とか言ってるけど。 広島と長崎と沖縄は、戦争の悲惨さを語り継ぐ場所であり、恒久平和を願う場所じゃないか。 広島からロシアに具体的な和平案を呼びかけるのか? それとも当事者に広島で演説をさせて、追加軍事支援を発表するのか! 東京や、どこか瀬戸内海の広島のそばの島にゼレンスキーが来るとか、オンライン参加ならわかる。 何らか、今回、発表をし、戦争遂行の支援

          広島にゼレンスキーが来るのに反対です

          シンクタンク・公共神学 設立趣意書

          1549年に日本にキリスト教が伝来した。もう500年弱が経過している。また、明治維新のかなり前からキリスト教は再度、日本に来た。その2回目から数えても150年以上が経過している。 そして、この間、多くの宣教師が日本に身を投じた。使命に燃える教職者たちが尊い働きをし、多くの信徒が恵みに預かってきた。 しかし、今の日本において、キリスト教徒の数は、人口の1%程度である。キリスト教は私事化されたままであり、公共的になりえていない。 もちろん、重要なのは数ではない。教会の人数を

          シンクタンク・公共神学 設立趣意書

          宣教学「先祖供養」の回のリフレクション

          今の私の考えは、以下の考え方をもとに、かなり前に進みました。 地域別の捉え方、分析手法など。でも基本的な問題意識は変化はありません。柳田邦夫的な意識が、日本の中でも地方に縮小していっている、というのが、今の到達している地点です。 学習し始めの初期の考えとして、記録に残します。 2022年5月頃の論考 ------------------------------------------------------ 初期のキリスト教においては士族階級が多かった。その階級においては、

          宣教学「先祖供養」の回のリフレクション

          ブックレポート「今日におけるキリスト者の宣教」ジョン・ストット

          2022年6月頃に書いたブックレポート、読みやすいように少し短縮しています ------------------------------------------------------------ 当書は、宣教に関して、経験を深く積み、ローザンヌ誓約をリードしたジョン・ストットが、「宣教」を取り巻く概念に関しての考えをまとめた1975年に出された書籍の増補改訂版を基礎としている。その各章に対して、ジョン・ストットの弟子と言えるクリストファー・ライトが追加の解説・考察を行った

          ブックレポート「今日におけるキリスト者の宣教」ジョン・ストット

          日本のキリスト教宣教学は、今まで何をしてきたのか!

          東京基督教大学のある授業でマザーテレサの映画を見た時の私が出したリフレクション(授業感想)2022年5月 ----------------------------------------------------------------- コルカッタの空港に降り立ったことがある。東側から近づくと、素晴らしい芝生に囲まれた立派な邸宅のゾーンが見えてくる。これは、素晴らしいと思っていると、いきなりスラムが始まる。 あの街でマザーテレサが、尊い働きをなしたというのは、非常にうなづけ

          日本のキリスト教宣教学は、今まで何をしてきたのか!

          東京基督教大学に入学をした時の挨拶

          2022年4月の文章 --------------------------------------------------------- 3年次に編入学をいたしました。 これから、この恵まれた環境で学びを持てることに感謝をしています。 私は10年ほど前に妻に導かれ悔い改めました。そしてこれからの人生で、日本において福音を述べ伝えていくという中で、私の果たすべき役割があるという神からの導きを受けて、東京基督教大学に参りました。 私の今までのキャリアは、まずはコンサルタントから

          東京基督教大学に入学をした時の挨拶

          自分の何の能力が用いられると考えたか

          (2022年3月東京基督教大学入学時の証の締めくくり部分から) リプラス時代に、私がしていた活動があります。「もやい」というNGOがあります。DVで家を出てきた人達の住居を見つける支援をしていた団体です。私の大学自体の先輩達がやっていた活動でもあります。DVで家を出てくると、新しく住むところを見つけるのは至難の業です。住民票を移してしまうと、居場所がばれて何が起こるかわかりません。この「もやい」の活動に、リプラスとして入居時の保証を、ほぼ無償で提供すると同時に、「もやい」が

          自分の何の能力が用いられると考えたか

          そして召命に気づく

          (2022年3月東京基督教大学入学時の証の締めくくり部分から) 神様を中心にした生活を送れるのでは無いか ずっと、若手経営者と言われてきた私も、いつの間にか50歳。 今、やっているブランドは、ファン(顧客)の方々もつき、少しずつ大きくなっている。このファンの方々が抱いている憧れに対する責任みたいなものは、勿論あります。でも、それはこれから20年間続けなければいけないものなのだろうか。一定の年数、新しい商品を開発し、お届けをしていくことで、果たされるものではないだろうか。

          そして召命に気づく

          母が牧師になった

          これは、2021年の文章です。 -------------------------------------------------------------------------------------- 教会に通い、祈っている中で、私は、神から、準備を整えた上で、神を中心に据えた生活を送る ようになっていきなさい、と使命を受けました。 ただ、その使命に気付かされた、考えるようになったのは、母がきっかけです。 私の母は今、74歳です。そして、去年の11月に牧師になりました

          母が牧師になった

          でも、洗礼の喜びを伝えたいという思いは空回りをしていた

          (2022年東京基督教大学入学時の証の一部分) 喜びを伝えたという思いの空回り 洗礼を受けた喜び、それを人に伝えたい。 洗礼を受けた後の私の思いは、その一点でした。 イエス様を信じ、救われたという喜び。 洗礼を受けて一年弱の頃、子供が生まれました。 私は本当の意味で必要の無いものまで含め、何もかも失った。 でも、だからこそ妻がいてくれる。そして、イエス様を信じ、自分には一生を通じて縁の無いと思っていた子供まで生まれました。 「はじめに神は天と地を創造された。地

          でも、洗礼の喜びを伝えたいという思いは空回りをしていた

          6年前に召命を受け始めてたんだ

          2017年7月に書いていた記事 ---------------------------------- 昨日の話です。 Love sonataというイベントがあります。韓国のオンヌリ教会が主導し、日本のプロテスタント教会がどんどん参加しています。 実は初めて、昨日、参加しました。昨日@東京国際フォーラム。5000人の参加+1500人の韓国からのボランティア。チェジュウさんも舞台にいた。故日野原さんのメッセージも。 今回の東京は、love sonataの26回目だそうです。

          6年前に召命を受け始めてたんだ