詩書き/ぱぐすけ

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Vtuberの詩書き/ぱぐすけです。 こちらで詩を書いています。 Twitter https://twitter.com/pugsuke_v Youtube https://www.youtube.com/channel/UC0NixnnM2fvxzoe2v6vDYWQ

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  • 怪談・百物語

    私の書いた百物語 Youtubeで創作配信しています。 よければ遊びに来てください。 一緒に百物語を作りましょう。

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12/31完成 #創作大賞2022 怪談百物語 Vtuber詩書き/ぱぐすけ

応募内容11/15 11:00以降の作品のみ 年内100話完成予定・随時更新 #創作大賞2022 及び #創作大賞 応募用記事 制作過程も含めての応募です。 あらすじ十月某日 ふと、年内に百物語を完成させようと思ったVtuberの物語 Youtubeチャンネルと再生リスト Youtubeでの創作配信、及び再生リスト https://www.youtube.com/playlist?list=PL-pJjdHiav0pttIB28DUcxg-_zDmHAIYS 書いた

    • 怪談百物語・CGアニメーション化してみたい#2(少し頑張りました)

      お久しぶりです、ぱぐすけです。 進捗を兼ねて徒然と書かせていただきます。 CGアニメーションの進捗 夏までに簡単なアニメーションを作ろうと思っていたのですが、人物を作るのに嵌ってしまって、時間がかかってしまいました。 リンクはこちら  時間をかけた分、人物のCGは良い感じにできてきました。 今は「人物A」を作っています。 アニメーションに必要なCG カメレオン 人物A 人物B 木 家 現在手掛けているCG カメレオン 人物A カメレオンを動かすた

      • 怪談百物語・CGアニメーション化してみたい#1(できるか不安です)

        こんばんは、詩書きのぱぐすけです。 今回の『#創作大賞2022』第一次選考通過をきねんして、『怪談百物語#8 お前も見える』のCGアニメーション化を目指してみます。 CG制作は完全な独学で、アニメーションに関しては未経験です。 途中で心が折れるかもしれません。 でも、少しずつ作ってみます。 周りを見ると、すごく上手なひとばかりです。 詩も、小説も、CGも。 皆さんの作品と比べてしまって、勝手に落ち込むこともあります。 それでも作ってみたいので、とりあえず手を動かしま

        • note創作大賞、第一次選考通過作品に選んでいただきしましたー!

          読んでいただいた皆様、選考していただいた皆様、応援して いただいた皆様。ありがとうございますー! なんとこの度、note公式様のコンテスト『note創作大賞』にて 昨年書いた『百物語』が 第一次選考通過しましたー! noteやツイッター、配信で応援していただいた皆様のお陰です。 ありがとうございます! これからできることは少ないですが、たくさんの方に読んでいただけるよう、Vtuberの活動をたくさん頑張ります。 よければみなさん応援してくださいー!

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        12/31完成 #創作大賞2022 怪談百物語 Vtuber詩書き/ぱぐすけ

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          怪談百物語#最終夜 実体験

          こんばんは。 Vtuberの詩書き/ぱぐすけです。 私の怪談・百物語を読んでいただいてありがとうございます。 百話目を書くにあたり、何かVtuberらしいお話を書こうと思いました。 ですが思い浮かびませんでした。 Vtuberになって四ヵ月。 楽しいことばかりです。 色んな人の詩や作品に触れられたり、配信でお話したり。 とても楽しい時間を過ごさせていただいています。 ですので今回はVtuberから一番遠い、私の実体験を話そうと思います。 サークルの先輩と四国旅行をしていた

          怪談百物語#最終夜 実体験

          怪談百物語#99 残る声

          理科の授業で実験って言うのを教わったんだ。 ろ過って知ってる? ろ紙っていうのに汚い水を注ぐと、綺麗な水になって出てくるんだ。 授業の終わりにろ紙を一枚貰ったんだ。  「みんなも色んな水をろ過してみよう。」 って先生が言ってた。 だから僕、放課後みんなでお水取りに行こうって友達を誘ったんだ。 近くの山に行こって言ったのに誰も来てくれない。 学校を出てすぐの田んぼの水でいいって言うんだ。 そんなのろ過してもつまらないと思う。 だから僕、一人で山に来たんだ。 自転車をその辺の

          怪談百物語#99 残る声

          怪談百物語#98 泳げない海

          大学の夏休みに海へ泳ぎに来た。 シュノーケルとゴーグル、海パンだけを持って一泊二日の一人旅。 日本海で泳ぐのは初めてだ。 わざわざ泳ぎに来たと言っても、そんなに泳ぎが得意ではない。 遠泳なんてしたことない。 クロールくらいしかまともにできない。 それでも海で泳ぐのが好きだ。 プカプカと浮かびながら、泳ぐ魚を見るのが大好きだ。 子どもの頃父親に連れられて沖縄へダイビングしに行ったことがある。 その時に見た魚の綺麗なこと。 色とりどりの魚が、まるで竜宮城のように泳いでいた。

          怪談百物語#98 泳げない海

          怪談百物語#97 恩返し

          野生の動物は、どうやら恩を感じるらしい。 四月某日、飛べなくなったカラスを助けた。 学校の帰りに道路の端っこで見つけた。 丸くなってモゾモゾ動いていた。 僕が近付くと「カァ、カァ。」とか弱い鳴き声で威嚇していた。 Youtubeで動物を助けている動画を父に進められて見ていたことがある。 父はそれを見て「自分も猫を助けたことがある。」と言っていた。 父とネット由来の道徳が、このカラスを助けてやろうと思わせた。 家に連れて帰り母に相談するも「早く捨ててきなさい。カラスは病原菌

          怪談百物語#97 恩返し

          怪談百物語#96 茶柱

          友人で集まって怖い話をしてたんだ。 その中でホストやってる奴の話がほんとに怖くてさ。 聞いたら同じ目に遭うって、言っててくれれば俺も心構えできたのによ。 そうなんだよ。 俺も体験したんだ。 あんたもたぶん体験することになるけど、聞きたいのか? 仕方ねえなあ。 地元の友人で集まることになったんだ。 中学時代の友人だから十年以上の付き合いかな。 当時色々あって半年くらい会えてなかったんだよ。 今は月イチで会ってる、そのホストの奴以外はな。 集まったのは居酒屋だよ。 言い出しっぺ

          怪談百物語#96 茶柱

          怪談百物語#95 ハサミ

          この病院にははさみが一つもない。 そのせいで事務員はカッターを使うんだが、怪我が絶えない。 何故はさみを使わないのか、忘年会で古株の先生に聞いたことがある。  「危ないから。」 カッターの方が危ないだろう、と言いたくなるのを必死にこらえて「そうですよね。」と返した。 私の笑顔は固まっていたと思う。 それでも納得するしかなかった。 先生の顔が至極真面目そうだったから。 新規の患者の入院が決まった。 この病院では珍しい。 長期入院の患者さんが多く、常に満床。 誰かが居なくならな

          怪談百物語#95 ハサミ

          怪談百物語#94 二人目

          一、二、三、四。 バーベルを軽快に挙げていく。 ウォームアップは軽い重量で十回、そこから徐々に重量を上げて回数を下げて本番に繋げる。 これがいつものトレーニング内容だ。 本番では何とか一回挙がるかどうか、ギリギリの重量を扱う。 ベンチプレスは危険なトレーニングだ。 重い重量を挙げる途中で気絶する、これはよくある事故だ。 セーフティーバーがあればそれより下には落ちてこない。 いつものトレーニングジムならあるんだが、ここにはそれがない。 ジムに着いて知ったんだが今日は休業日だっ

          怪談百物語#94 二人目

          怪談百物語#93 犬カフェ

          行きつけの犬カフェには変な看板犬がいる。  「お手。」 何度やっても手を九十度回して出してくる。 握手だろと言わんばかりに。  「お座り。」 両足を伸ばして、ぺたんと座る。 人間の赤ちゃんみたい。 椅子に座りながら頭をヨシヨシと撫でる。 手持無沙汰になって店内を見回すと、店員さんと目が合った。 ちょうど良かったので、いつも頼むノンカフェインの紅茶を注文した。 お茶うけは犬でも食べられるクッキーが無料でついてくる。 看板犬が物欲し気なお顔でテーブルを見上げてくる。 そういえば

          怪談百物語#93 犬カフェ

          怪談百物語#92 もう二度と

          夜中、バイクで家まで帰る。 今日の帰りは遅くなった。 急にエラーが出たもんだから、プロジェクトメンバー総出で原因がなにか調べていたのだ。 結局原因はわからずじまい。 プログラマーが集まるサイトで怪しい部分をアップロードして相談に乗ってもらった。 明日には答えが出ると良いんだが。 ――ガタッ! 車体が大きく弾む。 250ccにしては大きいアメリカン、クッション性はそれほどない。 少しの段差でも大きく弾む。 だが今の弾み方は異常だった。 何か踏んだのだろうか。 無視して少しの間

          怪談百物語#92 もう二度と

          怪談百物語#91 寝てるわけないじゃん

          ほら、ものまねして。お母さんのものまね。 できるかなー。  「ニャッ!」 よくできました。 うちの子、ものまねが得意なんですよ。 一日中ずっと家族のことよく見てるから。 良くお母さん怒ってるもんね。  「ニャーゴ。」 次?誰にしようかな。 じゃあお父さん!  「グニャー。」 休みの日はいつもそんな感じでソファーで寝てるよね。 似てる似てる。 でも今日はお父さん、実家でお祖父ちゃん達と集まってるんだ。 だから忙しくて寝てる暇なんてないんだ。  「ニャ?」 ほんとほんと。 えっと

          怪談百物語#91 寝てるわけないじゃん

          怪談百物語#90 眺めていた

          餃子が出来上がるのを待っていた。 愛想の悪い、機嫌の悪そうな嫌味な店員が注文を受けると黙って厨房へ向かう。 大きな声で中国混じりの日本語で厨房へ私の注文内容を伝える。 個人情報と言うものは無いのだろうか。 無いのだろう、餃子だけを頼む客には。 レジ前の狭い席、数千人の尻に潰され尽くしたクッションの上。 薄汚れたそれに綺麗な綺麗な尻を座らせる。 十分ほどで焼けるらしい。 機嫌の悪そうな店員が腹いせに嘘をついていなければだが。 元気の良い店員さんが目の前を行ったり来たり。 レ

          怪談百物語#90 眺めていた

          怪談百物語#89 食べちゃった

           「おねえちゃん、ケーキたべたでしょ!」 クリスマスの残りのケーキ一切れ。 私が食べたのが妹にバレたらしい。  「ごめんね。仕事納め終わったからご褒美に食べちゃった。」  「もー!」 今度新しいの買ってくるから許して! 年末だと地元の洋菓子屋さんは閉まっちゃってる。 わざわざやってきましたデパ地下。 色んなお惣菜があるけど、ついでに買うには高すぎるんだよね。 ケーキだけ買ったらささっと帰ろう。  「ただいまー!ケーキ買ってきたよー!」 冬休みに入って、妹はずっと家にこもり

          怪談百物語#89 食べちゃった