浅田匠(アサダタクミ)/プロメンタルコーチ

「クリリンに学ぶメンタル術」著者 自分が好きなアニメの一つであるスラムダンクと、メンタ…

浅田匠(アサダタクミ)/プロメンタルコーチ

「クリリンに学ぶメンタル術」著者 自分が好きなアニメの一つであるスラムダンクと、メンタルに関する知識をミックスして、スラムダンクの魅力を自分なりに語っていきます。

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最近の記事

人はまず褒めた方がいい?

人への教え方、接し方って本当に難しいと思います。 1+1=2と決まってるわけではないので。 とはいっても、ある程度の順番というか法則はあるみたいです。 それを大きく外れてしまわないようにすることが大事だということを、陵南高校田岡監督は教えてくれます。 思い込みはよくない 田岡監督:(プライドの高そうな仙道は ホメテ伸ばそう)      (まだ失うもののない福田は 叱って伸ばした方が

    • 適材適所が人を生かす!

      ウチに天才はいない。だがウチが最強だ これは、私が好きな言葉の一つで、スラムダンクの名言の一つになっている言葉でしょう。 海南大附属高校バスケ部高頭監督の言葉です。 木暮:シューターとしての才能なら負けてないはずだ 【SLUM DANK新装再編版9巻P94】 海南の神君が3Pシュートをバシバシ決めるのを見て、そして三井君の類まれなバスケセンスを見て、木暮君はシューターには「才能が大事」と思っていたのかもしれません。 しかし高頭監督はそんな木暮君の言葉を否定します。 高頭

      • 最後の最後でミスをしてしまう人が陥ってる思考

        ミスが起きる時間帯は午後2時〜5時が一番多い ・あと1件で仕事が終わるはずやったのに、また厄介ごとがきた ・終わったはずだったのに、ミスをして結局残業になった ・何であと1アウトから逆転負けするんや あと少しで終わるはずだったのに、予定外のアクシデントなどで仕事なら残業や翌日以降にずれ込む。 スポーツならあと1点、あと1アウトで勝てたのに思わぬミスから逆転負けしてしまう。 このようなケースは枚挙にいとまがありません。 タイトルはあるネット記事を参考に、「ミスが起きるタイ

        • 自分の居場所はどう見つける?

          コンプレックスを持ちすぎると ・あの人はいいなあ、仕事もきっちりできて。それに対してオレは・・・ ・あの娘はいいなあ、カワイイし性格もいいから。それに対して私は・・・ 私たちはどうしても他人と比べてしまいます。 比べてより一層頑張れたり、自分自身がレベルアップできるのであれば大丈夫でしょう。 しかし、比べることによってコンプレックスとなり、ひいては自信を無くしたりしては元も子もありません。 私たちは常に多くの人と関わって生活しています。 仕事なら会社の同僚、部下、上司、

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        • メンタルの整え方
          30本

        記事

          3つの条件が揃えば、チームは強くなる

          ・みんなスゴイ能力があるはずだけど、いまいちまとまらない ・これだけ遅刻者、欠勤者が増えると、真面目にやってる人がヤル気をなくす ・文句ばっかり言わんと、少しは会社のことも考えろ ・〇〇さん、一向に本数が上がってこない。何やってるんや!! これだけ個性や価値観が尊重されだすと、逆に組織やチームがまとまらなくなってきたという話も聞こえてきます。 一緒に働くメンバーの個性が認められている時は、そしてそれが数字などの成果として表れている時は、チームの状態がとても良い時です。 働い

          3つの条件が揃えば、チームは強くなる

          チームが力を発揮する目標とは?

          「この忙しい時期を乗り越えるには、みんなで協力者し合わないといけないのに、何でみんな自分勝手なの!?」 「会社の目標値に全然追いついていない。みんなもっとやる気出せよ!!」 なかなか従業員が協力してくれない、やる気を出してくれないといったことで悩んでいるリーダーや管理職の方も多いのではないでしょうか? 人の上に立つリーダーともなると、自分のことより他のスタッフを見ないといけなくなってきます。 昔は気合とパワーで人を巻き込んだり、引っ張ったりすることはできました。 ただ最近は

          何をして欲しいのかを明確に伝えないと・・・

          「何でこれくらいのことがわからないのか!?普通わかるやろ!!」 「あの人は私に何をやって欲しいのか!?ホントわからなくて、すごいムカツク!!」 私達は様々な人たちと接しながら、生活しています。 お客様、同僚、取引先など本当に人それぞれ価値観や捉え方が違います。 社内でも、上司、部下、他の部署のスタッフなど。 これらの人たちとうまく連携を取りながら仕事をしていかないと、業務は回りません。 このように自分とは違う価値観の人たちと一緒に生活をしていて、自分の想いが伝わらなかった

          何をして欲しいのかを明確に伝えないと・・・

          人にはそれぞれ役割があるパート2

          「私ってとりわけ得意なことがあるわけじゃない。それに比べてあの子はかわいいし、何でもできる。いいなあ〜」 「この会社でのオレの役割って何だろう?特に期待されてるわけじゃないし、かと言って転職しようにも何かすごいことができるわけじゃないし」 このように特に組織、チームに属していると自分の持ち味がイマイチ分からない。 また他の誰かと比べて落ち込んだり、不安になることってありませんか? レギュラーや目立つ人ばかりに役割があるわけではありません。 いつもはスポットライトが当たらな

          人にはそれぞれ役割があるパート2

          人にはそれぞれ役割がある

          「何であいつばっかり選ばれるんだ!?ここは俺の出番じゃないのか!!」 「私の方がもっとできるのに。何で!?」 大事なところ、ここぞという場面で自分だと思っていたのに、違う人に役目が行ってしまった。 それもよりによってライバルに。 個人間同士の争いであれ、会社同士の新商品の開発であれ、他人(他社)に出し抜かれることはよくあります。 ここで人からどんな言葉をかけられるかで、モチベーションは大きく変わってきます。 どんな言葉をかけられると人はやる気が出てくるのか、また下がって

          目的を見誤ると、失敗する

          「一生懸命練習しているけど、試合になるとうまくいかない」 「頑張って仕事しているんだけど、どうも要領が悪い」 こんな悩みを抱えていないでしょうか? またこのように負のスパイラルに陥っている人が周囲にいるのではないでしょうか? なぜこのようなことがなってしまうかというと、「目的」と「手段」を混同しているからです。 目的が何なのか、それを達成するためにどのような手段を取ればいいのかがわからなくなっているために起きています。 そしてうまくいかないので、イライラしてしまっ

          計画→◯→◯→本番。戦いの前にすべき2つのこと

          行動する前に、計画を立てなさい! しっかり準備しなさい! このような言葉を上司や親から言われた経験はありませんか? またこれらの計画や準備が苦手な方が、皆様の周りでいらっしゃいませんか? 仕事で「早くしろ!」と言われると、ついつい何も準備なしで取り掛かって、結局失敗したり、余計に仕事が遅くなってしまう。 かといって計画や準備ばかりに意識がいってしまうと、結局動き出すのが遅くなってしまう。 どうすればいいのか、ずっと悩んでいる方が多いように思います。 そんな計画や

          計画→◯→◯→本番。戦いの前にすべき2つのこと

          分析は長所と短所をセットにする

          分析はいたるところで行われています。 試合前の対戦相手、ビジネスにおける競合他社など少しでも自分自身や自社が有利になるようにしょっちゅう調べていらっしゃる方がとても多いと思います。 特に今はネットが発達しているので、個人で世界中から情報を調べることができます。 ここで私は注意しなければいけないと思います。 それは、相手の長所や短所に意識を奪われないことです。 もう少し具体的に説明します。 相手の長所を見ることで、「うわ〜、あのチーム〇〇がメッチャすごい。オレらじゃ

          どこで勝負するか!

          戦いにおいて、「あらゆる場面で勝ちたい!」 と思ってしまうのが人間です。 どうしてもそんな欲にかられます。 ですが、全ての局面で勝てるほど戦力差が開くことはあまり無いと思っています。 仮に自分、もしくは自チームが有利だったとしても、必ず相手は対策を練ってきます。 そうしていつの間にか不利な状況におい込まれてしまう。 そうならないためにも、しっかりとした戦略を立て、準備することが大切になってきます。 スラムダンクの場面から、戦略そして準備について書いているシーンを見て

          翔陽はなぜ負けたのか?パート2

          スラムダンクの名勝負の一つ湘北VS翔陽戦を翔陽側から見ていきます。 前回はパート1として長谷川君の立場から書きました。 今日は藤真君はじめメンバー全体のセリフや描写から、敗因を探っていきます。 翔陽高校と海南・陵南高校との違い翔陽は湘北の三井君の3Pシュートと流川君のダンクにより同点に追いつかれます。 とはいえまだ同点です。 それに思わぬアクシデントにより三井君は交代することになりました。 三井君の代役は木暮君です。 翔陽はこれまでの湘北の予選を見てきているはず

          翔陽はなぜ湘北に負けたのかパート1

          スラムダンクの中で名勝負の一つと挙げられる湘北vs翔陽戦。 基本的に主人公の湘北高校目線で語られることが多いですが、あえて翔陽目線で見ていこうと思います。 前回は、翔陽高校の長谷川君について書きました。 今回もその延長で、彼にスポットを当てて、翔陽高校の敗戦を見ていきます。 生真面目すぎると湘北vs翔陽戦ラスト5分で点差は翔陽が12点と拡がってきました。 ここでちょっとしたアクシデントが起きます。 長谷川君が湘北の三井君に対してファールをしてしまいます。 【SL

          翔陽はなぜ湘北に負けたのかパート1

          壁に挑む勇気

          「よしやってやろう」 「怖いな〜、また失敗したらどうしよう」 以前失敗したことや、苦手なことをする時って皆さんはどんな気持ちですか? 前向きな考え方もあれば、後ろ向きな考え方もあります。 個人的には前向きな考え方をしたいものですが、とても勇気のいることだと思います。 そんな状況で、あえて勇気を振り絞って挑戦した選手を見ていこうと思います。 最後は自信神奈川県予選で決勝リーグ進出をかけて、湘北VS翔陽との息詰まる熱戦が繰り広げられます。 後半に入り、翔陽は藤真君が