計画→◯→◯→本番。戦いの前にすべき2つのこと
行動する前に、計画を立てなさい!
しっかり準備しなさい!
このような言葉を上司や親から言われた経験はありませんか?
またこれらの計画や準備が苦手な方が、皆様の周りでいらっしゃいませんか?
仕事で「早くしろ!」と言われると、ついつい何も準備なしで取り掛かって、結局失敗したり、余計に仕事が遅くなってしまう。
かといって計画や準備ばかりに意識がいってしまうと、結局動き出すのが遅くなってしまう。
どうすればいいのか、ずっと悩んでいる方が多いように思います。
そんな計画や準備の大切さをしっかり認識し、またわかりやすく実践しているチームがありました。
そう、スラムダンクにおける高校バスケット界の王者でもある山王工業です。
前回は分析について書きました。
今日は分析から一歩進んで、どのように計画して準備するのか。
そして本番の試合を迎えるのか。
彼らの言動から学んでいきます。
本番を迎えるまでに、山王工業がしている3つのこと
インターハイ2回戦で、シード校として山王工業が登場します。
試合本番前に、山王工業はどんな行動を取ってきたかを見ていきます。
まず、対戦相手の湘北高校をビデオをもとにしっかり分析します。
【SLUM DANK新装再編版16巻P16〜P17】
普通ならこれで終わって、チーム単位で戦い方を話し合って終わりでしょう。
しかし、山王工業はここから違います。
相田記者:堂本監督 これから また練習ですか?
堂本監督:ええ・・・・・・
ちょっとOBに相手してもらってね・・・・・・
相田記者:!!
(山王工業OB・・・!!)
(これじゃ ほとんど大学オールスターじゃない・・・!!)
堂本監督:仮想・湘北!!
ですね
(中略)
相田記者:(最強山王工業・・・)
(湘北に勝利の可能性など1%も残さない気だわ
・・・・・・・・・)
【SLUM DANK新装再編版16巻P23〜P25】
仮想湘北高校として、OBと練習試合をしているのです。
これだけでは終わりません。
深津:先生 もう1回 ビデオを見てもいいですか?
堂本監督:そう言うと思って 予選のから集めてきたよ
そうやって、もう一度予選から湘北高校の試合のチェックを行います。
【SLUM DANK新装再編版16巻P71〜P84】
そうして試合本番を迎えるのです。
4つのサイクルを回す
合コンのプランを立て
↓
合コン実行
↓
合コンでのふるまいや相手の反応のチェック
↓
反省を次の合コンに活かす
というPDCAを回していた。それをもとに、マーケティング戦略を練り直すのである。
用語解説PDCA・・・
プラン(計画)、ドウ(行動)、チェック(確認)、改善(アクト)を繰り返し、目的達成への効率化や仕事の精度アップをはかること。
【〈ブスのマーケティング戦略〉より】
計画を立てる。
行動してみる。
思っていたこととズレていることがでてくるので、修正する。
より改善されて、本番に臨む。
これらの言葉を当てはめて、試合前日の彼らの行動を見ていきましょう。
P・・・1回戦の湘北高校のビデオを観る
D・・・OBとの練習試合で、試してみる
C・・・自分達の考えに狂いがないか、予選からの湘北のビデオを観る
A・・・改善して本番を迎える
いかがでしょう?
まさしく山王工業はこのPDCAのサイクルを、試合までにしっかり回していたのです。
おそらく彼らは全ての試合において、対戦相手の試合分析を行なっているのでしょう。
優勝を目指していた山王工業は、インターハイは2回戦から始まり、3回戦、準々決勝、準決勝、決勝と5試合戦うことを想定していたはずです。
5試合とも試合前にOBは相手してくれないはずなので、ベンチメンバーを含めた人達と練習することを考えていたでしょう。
さらに今までの大会も同様なことを行ってきたことを考えると、山王工業は素晴らしく頭を使う集団ということになります。
計画→行動→確認→改善。
これらを完璧にこなして、試合に臨む。
これが山王工業が勝ち続ける理由の一つなのです。
仕事でも勉強でも、計画は大事です。
そして計画に沿って行動すれば、自ずと行動に対する結果が出ます。
その結果を観ることで、目的が達成されるかどうか。障害は何なのかを確認します。
確認から得たり学んだことを、本当に大切な仕事に活かすのです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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