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世界は「ひとり」じゃなくて「君」でできている!と言える人生にしたい話

※この記事は、「#読書の秋2021」の応募作品です。
書籍: 世界は「」で満ちている:(著)櫻いいよ

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この書籍は文字が大きくフリガナもあって、読書の苦手な大人でも読みやすく分かりやすいです。
表紙がきれいですから手に取る人が多そうですし、加えて女子が大好きなきゅんきゅんできる可愛い物語になっています。
女子中学生の世界としてとてもリアルに描かれていますし、最後もハッピーエンドですから読む価値大です。きっと感動して泣けますよ。

なので是非読んでみて下さい。

あらすじ
中学1年生の由加は、家では優しい家族に、学校では仲の良い友人たちに囲まれ、毎日を楽しく過ごしていたが、ある日を境に突然学校内で孤立してしまう。
親友だと思っていた涼ちゃん、毎日おしゃべりが尽きなかった友人たちからも避けられるようになった由加は、同じく一人きりで過ごしている幼なじみの男の子・悠真に話し掛けるようになるが――。
世界は「楽しい」ばかりじゃない。
世界に満ちているものが「 」なら、私たちはどうしたらいいの――?
リアルで胸に迫る、青春小説。

物語の背景は『いじめ』です。
あることがキッカケで突然クラス中のもともと友人だった子たちが口をきいてくれなくなります。
親友の裏切りから由加がクラスで孤立してしまい、真実とは違う噂が飛び交って、全てが真っ暗になった状態から、辛さを乗り越えて広い視野で物事を見られるようになる素敵な物語です。

登場するキャラクターがはっきりしていますし、噂に流されやすいこの年頃の少女たちの心情が上手く汲み取られて面白いです。
また、繊細な感受性の文章のタッチが、読者を中学時代の教室や校舎に連れて行ってくれます。

大好きな友達に囲まれて、毎日が「楽しい」で満ちていた由加の心が「 」の中身とともに変化していく物語です。
「 」に入る文字は目次とリンクしていて、
「愛」→「孤独」→「毒」→「無知」→「君」と変わっていきます。

【目次】
1:世界は「愛」に溢れている
2:世界は「孤独」が潜んでいる
3:世界は「毒」に侵されている
4:世界は「無知」で壊れていく
5:世界は「君」でできている

友達からの無視や陰湿な発言は、登校拒否になってしまうレベルかもしれないですが、由加の芯の強さと幼馴染の大切な存在が主張されています。
特に、謝られても傷ついた心が許せないと思うなら、許さなくてもいいという由加の想いが真っ直ぐで共感できます。

「傷ついた分だけ、許すのが難しいこともある。頑張って許す必要はないわ」
「傷ついた気持ちは由加のものなんだから」
「許して欲しいから、謝るの?悪いことをしたから、謝るんじゃないの?」

ラストも単純にかつての友人たちの関係に戻る結末ではなく、自分の道をいく選択をした由加の強さが伝わります。もがきながらも困難を乗り越えていく姿に感銘を受けました。



人は「ひとり」では生きていけません。一緒に「楽しい」を積み重ねることのできる仲間や大切な誰かを見つける必要があります。
また、楽しむことはもちろん、共に苦しみを乗り越えていくことや、助け合って励まし合って、心から愛し合える素敵な人を見つけたいです。

人生は長いようで短いです。
この世に生まれた命を大切にして、両親や周囲を取りまく仲間や物事に感謝しながら、色んな意味で楽しむことを意識したいです。
一度きりの人生を後悔のないように、自分らしく精一杯生きていきます。

世界は「ひとり」じゃなくて、「君」でできている

そう言える人生にできたら、きっと幸せだろうなぁ。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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