意外と知らない⁉読点の打ち方に関する７つのルール💖

note大学で記事を添削してますが、気づいたことがあります。

読点「、」です。

やたらめったら多く打つ方や、打つ場所で文章の意味が変わってしまった方もいます。
あなたは読点「、」を打つとき、何に気をつけていますか？何となくフィーリングで打っていませんか？実際、読点の打ち方に厳密な決まりはありません。その人の感覚によることろが多いです。

大切なのは、読点を打つ目的を理解することです。

この記事では、読点の打ち方における基本的な考え方と、７つのルールを具体例を交えて紹介していきます。

こんな悩みの方が対象

✔ 読点を感覚で打っている方
✔ 読点を打つ場所をよく迷う方
✔ 読点のルールが分からない方

■読点「、」の打ち方について７つのルールを見ていきます。

✅1）主語の後

主語が長い時には、主語のあとに読点を打ちます。主語の後に読点を打つことで、主語をはっきりさせることができます。

🌻例 ➤ 私は、友人と食事に行きます。
🌻例 ➤ note初心者に向けて書いたこの記事は、読点の打ち方を丁寧に解説しています

１）一文が短いものに関しては、必ずしも必要ではありません。「私は友人と食事に行きます。」で十分伝わりますし読みやすいです。また、文意の誤解もないため読点なしでも問題ありません

２）主語となる部分が長い時には、主語につく助詞に読点を打ちましょう！

✅2）接続詞の後

🌻例 ➤また彼はこうも言った。
🌻例 ➤しかし私は絶対に立ち上がります。

➤また、彼はこうも言った。
➤しかし、私は絶対に立ち上がります。

✅3）仮名や漢字が続く時

🌻例 ➤ここではきものを脱いでください。

２つの意味にとれます。
➤ここで、はきものを脱いでください。
➤ここでは、きものを脱いでください。

読点を打つことによって明確にできます。

✅4）名詞を並列で書く時

名詞をいくつも並べて書く場合には、間に読点を打ちます。

🌻例 ➤山も、川も、谷も全てが美しい。
🌻例 ➤修学旅行では、京都、奈良、大阪を巡ります。

✅5）修飾・被修飾関係を明確にする時

🌻例 ➤ 彼は幸せそうに微笑んでいる妻を抱きしめました。
　　　　
２つの意味にとれます。読点を打つことによって、修飾・被修飾関係を明確にできます。
　　　　　　　
１）彼は、幸せそうに微笑んでいる妻を抱きしめました。
➤「幸せそうに」は「微笑んでいる妻」を修飾

２）彼は幸せそうに、微笑んでいる妻を抱きしめました。
➤「幸せそうに」は「抱きしめました」を修飾し、彼の様子を表現しています。

🌻例 ➤彼女は慌てて帰った彼を必死で追いかけた。

1）彼女は、慌てて帰った彼を追いかけた。
➤「慌てて」は「帰った彼」を修飾

2）彼女は慌てて、帰った彼を追いかけた。
➤「慌てて」は「追いかけた」を修飾し、彼女の様子を表現しています。

✅6）文を区切る時

文が切れる部分には読点を打ちます。

🌻例 ➤ 妹は洗濯物の服をたたみ、私は衣装ケースにそれを入れていった。

１）「主語+述語」の構造が２つある文章の場合、長さによっては２文に分けたほうがリズムが出来て読みやすいです。

２）１文が２行～３以上にわたる場合は、文章を句点（。）で区切り、接続詞でつなぎましょう！

✅7）感動詞を使用する時

🌻例 ➤なんて、美しい女姓なのかしら！
🌻例 ➤いいえ、負けると決まったわけではありません！

以上、７つのルールでした。

✅その他）読点マジック

紹介した以外にも、小説などには読者に届けるために様々な「読点マジック」が使われています。表情豊かに共感を呼ぶ文章を書く際のヒントにしてみてください

🌻例 ➤「ワッ、ハッ、ハッ」と実に楽しそうな笑い声が聞こえる！

読んでみるとわかりますが、「感情」がプラスされます。文章は「読みやすさ」「伝わりやすさ」を伝えるだけではなく、読点はその打つ場所によって「感情」まで含ませることができます。

✅まとめ

✅1）主語の後
✅2）接続詞の後
✅3）仮名や漢字が続く時
✅4）名詞を並列で書く時
✅5）修飾・被修飾関係を明確にする時
✅6）文を区切る時
✅7）感動詞を使用する時
✅その他）読点マジック

以上、「意外と知らない⁉読点の打ち方に関する７つのルール」でした。

読点を打つ位置で、読者との間に大きな相違が生まれかねませんから、ルールを守って正確に情報を伝えられるようにしましょう！
ただ、完璧な文章などといったものは存在しません。何よりも、自分の気持ちや思いをしっかりと読者に届けることが大切です！

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