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30代後半になるのが怖くて眠れない日々を過ごした34歳の頃の話。

34歳の時、眠れない夜が続いたことがありました。 
理由は、35歳まであと1年だと思ったから。
その時の私は、35を超えることは女盛りが終わり、いよいよ中年世代へ足を踏み入れ、そのうち誰も相手にしてくれなくなる気さえしていたのです。

それまでそんな事を考えたことは一切なく、それは突然襲われた感情でした。年齢の数字が増えることが、どういうマイナスになるのかはハッキリとは分からないけど、急にそんな思いに苛まれ、なぜか夜な夜な絶望を感じる日々。

子供の頃から健康でパワフルで悩んでも寝れば1晩で「なんとかなるさ」と立ち直るような“前向き元気っ子”だった私がこんな抽象的なことで眠れなくなるとは、まさに青天の霹靂。

40を目前にした今、振り返れば30代は一番“女性”として脂がのっていて、魅力が大爆発しているいい時期だったと思います。

20代の青臭さは一切なくなり、でもオバサンと言うにはまだ早く、実際見た目も中年感は全然ない。
ほどよく色気もあり、肌や体の調子もなんとなく整っている。生活や体を隅々まで知り尽くし、自分でコントロールできる「大人の女性」を堂々と名乗っていい頃合い。女として絶好調な気がして、それが心地よかったのが30代でした。(20代で2人の子供を産んだ私ですが、そのへんは同世代の独身女性と相違は感じませんでした。)

それが、34歳で急に年齢への不安を感じ始めたのは、何が原因だったのだろう?

「四捨五入すると40歳」34歳までは30歳のくくりだけど、35歳からは40歳になる=中年女になるっていう漠然としたイメージから…?

当時私の職場にはキラキラした20代前半の子が多く、無意識に年齢への劣等感が生まれていたから…?

ホルモンバランスの何かが影響した…?

結局ハッキリとした理由は今も解明できていませんが、1ヶ月くらい眠れない日々が続いたのは確かで、その原因が「35歳まであと1年」ということに追い詰められた結果なのは間違いありません。

ちなみに、そんな眠れない日々から私を救ったのがK-POPアイドル達との出会いです。
彼らのおかげで、30代後半への漠然としたモヤモヤは実際35に突入した後は一切なくなり、むしろ人生が最高に楽しくなっていくのですが(これに関してもまた後日投稿したいと思っています)、同じように「35歳の壁」にブチ当たり、ワケの分からない不安や絶望に苛まれた経験のある方がいたらぜひご一報いただきたいと思っています。

あの頃の気持ちを披露し合って、「35歳の壁」のメカニズムを是非私と一緒に解明しましょう(笑)

※蛇足ですが、男性にも「35歳の壁」があるとしたら…?とふと考えてみました。
あくまで私の周りの話ですが、女性は歳をとるのが怖い、老ける自分に嫌悪感を抱く人が多いのに対し、男性は30歳、40歳になる=理想の大人の男性になる。つまり“いっちょ前の俺”を想像して前向きになっている人が多いような気がします。(逆に理想と現実の差で凹むことはありそう。)

年齢の数字を女性は肉体的な指標、男性はスペックとして捉えているという違い…?

そんな年齢に対する男女の捉え方の違いもなんだか興味が湧いてきました。

筆者:ミイ



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