にらた

一生整理してる

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  • 詩集『ウルトラ』全作品

    10年間書き溜めてきた詩をまとめた詩集です。 限定37部で紙版があります。 ご興味のある方はご連絡ください。 nirata5kush5umaiあっとじーめーる

  • にらたのピアノ曲

    好きな響きと好きな音の並びを組み合わせただけのものです。お気に召していただければさいわいです。

  • チロの範囲

    南の島で暮らす少女・チロと 人間の言葉を話すイヌ・大作。 ひとりと一匹は仲良く暮らしていた。 ところがある日・・・ (全21話)

最近の記事

『Perfect Days』観た感想

先日『Perfect Days』を観ました。 平山さんの丁寧な暮らしを見守る約2時間。 10代の頃、師と仰ぐひとに 「重要なのはどんな珍しい音楽を聴いたかではなくて、 みんなが聴いてるような音楽から何を思うか、だよ」 と教わりました。 今おもえば、それは音楽に限った話ではなく じぶんを取り巻く環境に対して どういう姿勢で生きるかちゃんと決めなさいという、 そういうメッセージだったのかもしれません。 ただ、それは 「ワタクシは◯◯という姿勢で生きさせて頂いて居りますハイ」

    • もしおばあちゃんに車輪を付けたら…

      最近、Metaの分散型SNS「Threads」をよく見てます。 基本的には他人の投稿を眺めるだけで、投稿はほとんどしませんが、Twitterのような「誰やねんお前」みたいな怪しいアカウントから突然フォローされるようなこともありませんし、政治的な投稿も制限されてるので、今のところ居心地はいちばん良い気がしてます。 で、昨日たまたまTwitterの投稿を紹介してる方がいて、その動画が面白かったので紹介します。 (転載動画のような気がするのですが、日本語字幕の付いてる元動画を見

      • 個人的GOTY2023を決めよう

        年末ですね。 2023年はゲーム好きにとって深く記憶に刻み込まれる年になるだろうとおもいます。本当にいろんなタイトルがリリースされ、いろんなひとがいろんなゲームを楽しんでいるのをいろんなメディア(その大半がYouTubeではあるけど)で目にしました。とくに、普段ゲームをしないぼくの姉でさえ「スイカゲーム」に夢中になっていたのには目を丸くしたものです。 ぼくは年初から新旧問わずいろいろな作品を遊びました。本数だけで見ると100本は軽く超えているとおもいます。もちろんそのすべてを

        • 再生

          「宇宙のラララ」について

          タイトルは「宇宙のラララ」。 宇宙に恋をした少年の歌です。 今回はボーカロイドの初音ミクではなく AIシンガーの知声さんに歌ってもらいました。 「好き」なんて言葉ではとうてい片づけられず もはや歌うことしかできなくなるような (あるいはその他の言葉を使う以外のすべての行為) そんな心の状態があるとおもいます。 本気で何かを好きになるというのは そういうことなのかもしれません。 言葉よりも先に身体が動いてしまう……。 何かに夢中になった経験があるひとなら きっと何か感じるものがある、 そういう音楽を作りたかったのでした。 そうなってたらいいなとおもっています。 今回のMVでは音楽のコンセプトとは関係なしに 短編アニメーションのようなものを作りたいとおもいました。 そこでkyさんにお願いして 4つの時代(原始、近代、現代、未来)を股にかけた 創造性の物語を紡いでもらいました。 アイデアが「降ってくる」という表現を かわいいキャラクターデザインと世界観で描き出してくださって ほんとうに素敵なものになったとおもいます。 ぼくがこれまでインターネットでぶつかった無数の星と同じように この曲が、あなたの頭にぶつかるひとつの星になれたら それは本当に最高なことだなとおもいます。 今回がダメでもいつか、そういうものが作れるように これからもぼくは創作を続けていきます。きっと。

        『Perfect Days』観た感想

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        • 詩集『ウルトラ』全作品
          18本
          ¥850
        • にらたのピアノ曲
          25本
        • チロの範囲
          21本

        記事

          コロナで寝込んでるときに幻覚を見たのでいくつか紹介します

          前置き9月の半ばにコロナに罹りました。 メインとなった症状は 高熱、頭痛、喉痛という ひとつひとつ取り上げてみれば 風邪の諸症状なのですが とにかく質が違っていて 強烈な高熱、強烈な頭痛、強烈な喉痛といった具合。 それはそれはもう強烈な体験でした。 すでに罹患された方、 あなたの気持ちがようやくわかるようになりました。 これは本当にイヤなものですね。 罹らないに越したことはないです本当に。 一方で、ぼくの場合は上の症状に加えて、 幻覚が見えたり聞こえたりすることがありました

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          ユラリズム / 初音ミク (cover)

          新しい動画。 幼馴染の作った曲をアレンジして 初音ミクに歌ってもらいました。

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          欲とか (2023) / 初音ミク

          昨日、新しい動画を投稿しました。 数年前に作った曲を手直しして AIに生成してもらった初音ミクを添えて。 この曲を作る際、 ボカロ曲をいろいろ聴いて参考にしました。 とくに影響を受けたのが「初音ミクの消失」。 あの空気感をじぶんのなかでゼロから立ち上げるにはどうすればいいか、 いろいろ考え、試作を繰り返し、この形に落ち着きました。

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          1月から5月まで何やってたか振り返る

          Twitter辞めて半年経ったので 今どうしてるのか気になってるひと向けに 記事を書こうと思い立ちました。 …という理由もあるけど 4月にひどい風邪を引いて 以降ズルズルとそれが尾を引いてしまい いろいろ書きたいことがあったのに おもうようにnoteの更新ができなかった。 その穴埋めというか 書いてすっきりしたいから書く、 そういう感じだ。 現状どうしてるかということを先に書いてしまうと あたらしいSNSを始めてそれなりに満喫してる。 Twitterに似てるけど、 Twit

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          坂本龍一が亡くなったこと

          4月3日に坂本龍一が亡くなったことを知った。じぶんにとって坂本龍一のいちばん古い記憶は、姉がピアノで弾いていた「戦場のメリークリスマス」だ。その頃、家のなかではショパンもドビュッシーも服部克久も鳴り響いてた。坂本龍一もそうしたレパートリーのひとつだったわけだ。幼少期のぼくにはそれらがすべて同じ曲にきこえていた。 小学生になってからだったとおもうが、姉から「戦場のメリークリスマス」を教えてもらうことになった(その頃にはもうこの世にはいろいろな音楽が別々にあるということが認識できるようになっていた)。楽譜がないから、鍵盤のどこに指を置き、どの順番でどの音を弾くのか教えてもらい、あとは覚えるまで何度もその音を辿るのだ。姉が置いたのと同じ場所に指を置き、鍵盤を鳴らすと姉が弾いていたのとまったく同じ響きがする。幼いながらもその不思議さに感動したのを覚えている(姉とぼくが違う人間であるならば、違う音が鳴ってもいいはずだ。しかし、そうはならない。その再現性こそが西洋音楽でいちばん重要なことなのだ)。

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          Twitterをやめた話

          年が明けて思い立って いろいろデータを整理したりして アカウントの削除申請をした。 楽しくなくなったからだ。 いや、それは今に始まったことではなくて この数年たのしくなかったし 不満ばかりつぶやいてた気がする。 昨年、突破口を見出そうとして サブアカを作ってみたり いろいろ刺激を作ろうとしてみたけど 根本的な解決にはならなかった。 とにもかくにもたのしくない。 発見がない。気づきがない。 まるで安いキャバクラの客引きみたいに みんな宣伝ばかりしている。 はじめた頃 Twi

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          なぜアウトサイダーミュージックを「下手な音楽」としかおもえないひとがいるのか?

          先日Twitterで というツイートをみて、じぶんなりに考えたことを以下にまとめます。 まずこれは主なトピックとしては規範(canon)の話ということになるのかなーとおもったのですが、規範ってそもそも何なのか、じぶんではうまく説明できそうになかったので、とりあえず強そうな辞典を引きました。 ①手本。模範。法式。 ②(ドイツNormの訳語)哲学で、判断・評価・行為などの基準となるもの。思考・意志・感情などが、真・善・美という目的に達するために、その行為の原理や法則となるも

          なぜアウトサイダーミュージックを「下手な音楽」としかおもえないひとがいるのか?

          32歳独身が父親とふたりでバターの瓶をあけて人生について考えさせられた話

           最近クラスターだとか緊急事態宣言だとか感染者拡大だとか、いやな感じの字面にうんざりして、やろうやろうとおもってたことがなかなか進められずにいた。なんと言っても気分が乗らないのだ。職場も仕事量がめっきり減って、ずーんと沈み込んでいて、どこにいても無力感が漂っててなんとも言えない。やだなー、いっそ会社辞めてフリーランスになりたいなー、いやでもそっちのほうが過酷だよなー、ツイッターみてても面倒くさい案件とかクライアントの話しか流れてこないしなー。まあ、こんなときは何をやってもうま

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          詩集「ウルトラ」について

          以前、制作中と言っていた詩集が完成しました。 10年、書き溜めてきた中から厳選した18篇を収録したものです。 急場しのぎで作ったものではありません。凝縮されてます。 そんな大事なものをネットに公開して、 一瞬にして消費されるのは、本来であれば不本意なことです。 でも、思えばぼくがこれまで受けてきた文化的恩恵の中には ネットの隅っこで魂を込めて書かれた文章も含まれています。 今が恩返しをするべき時なのではないかと。 そういうわけで全作品をnoteのマガジンにまとめました。

          詩集「ウルトラ」について

          3-5. あおと乳白

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          3-4. リズム─八木昭二郎によせて

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          3-3. 菖蒲

          3-3. 菖蒲