見出し画像

彼女と見た妖怪ウォッチの映画はみんなに伝えたくなるくらいの話だった


妖怪ウォッチ

おっさんには、かわいがっている
小学生の姪っ子が1人いる。

誕生日やクリスマスには
もちろんプレゼントを渡すし

二人っきりで、数か月に一回は
イチゴ狩りに行ったり
買い物に行ったり
おっさん曰く二人はラブラブらしい。

姪っ子に付き合って
おままごともしていたらしい。。。。

そんな、歳の離れた
”おっさんカップル”は
ここ最近、毎年冬になると
【妖怪ウォッチ】
の映画を見に行っているそうだ。

ある年の、上映された
【妖怪ウォッチ】
はオッサン日々の疲れのためか、
開始5分で眠りについてしまったそう。

上映後、その日の”彼女”から
「寝てたでしょ、
せっかくジバニャン頑張ってたのに…怒」
と怒られてしまった。。。。

おっさんは、
まだ小学生の姪っ子なので
とぼけて言ってみた。
「寝てないよ~。ちゃんと見てたよ~」と。
しかしながら、若かろうと
女性は女性である。

おっさんは、この後カウンターパンチを食らうことになる。

姪っ子が言った。

「なんか、カメラの人が
 クネクネ踊ってる時から
 ○○ちゃんイビキかいてたよ。
 も~。」

もはや言い訳もできない。

前説である、宣伝・注意事項から
寝てしまってたのである。

もうこうなっては、
どうにもこうにもできないので
いつもはサーティワンアイスクリームを
一段ずつ食べて帰るのに
その日

”彼女”のアイスは二段であった。

それを踏まえたうえで、
次の年を迎えた。
あいかわらず、
紆余曲折前年にあったものの
”二人”は、おっさんの姉
公認のラブラブっぷりである。

そして、いよいよ冬を迎えた。
その日も、すごく冷える日だった。
小学校が、冬休みを迎え
おっさんの休みを待ち遠しく思いながら
”彼女”は宿題を日々こなしながら
その日が来るのを待っていた。

クリスマスのプレゼントを
もらってから数日が経った。
ようやく二人っきりの
デートの日が来た。

その日のスケジュールは
おっさんが昼前に、
”彼女”を家まで迎えに行き
昼ごはんを一緒に食べたのち
毎年恒例の
【妖怪ウォッチ】
を見るという流れだった。

おっさんの今年のコンディションは万全だ。
なんてったって、前日も休んでいる。
今日のための、休暇だ。
大人ならわかると思うけれど…
休暇を楽しく過ごすための、
休暇をおっさんは取っていた。

すなわち、おっさんは元気だ。
二連休二日目だ。

あっという間に、
最寄りのいつも行く映画館に着いた。

おっさんは、カルピスを頼み
姪っ子もカルピスを頼んだ。
興味はないけれど、”彼女”の希望で
一番小さいサイズの、
キャラメルポップコーンも頼んだ。

おっさんは、ここ最近和菓子派だが
試しに食べてみた。
美味しかった…
姪っ子と同じくらい上映中食べてしまった。

で、映画の内容。
前年のを見たわけじゃないから
比較できないけれど
特に、頑張って起きるわけでもなく
おっさん
めちゃくちゃ感動!ほんと感動!!
また見たいと思っていた。
上映後、姪っ子と興奮気味に
このシーンが良かったねとか、
対等に話せた。

で次の日、二日ぶりの仕事。
僕に会って、開口一番。
「妖怪ウォッチの
映画見たことある???
めっちゃいいで。
絶対見に行ったほうがええで」
って言ってきた。

僕は
(誰と見に行くねん……妖怪ウォッチ。。。
 別に、そんな見たないし。
 洋画のほうがええわ。
 どっちかというと…)

なんて考えていると

ちっちゃいおっさんは続けて言った。

おっさん
「僕ついってったるで!!!
 もっかい見たいし!」


(ついて来ていらんし、
 何が良くておっさんと二人で
 【妖怪ウォッチ】
 見なあかんねん…笑)

おっさん
「いつ行く??」

段取りまで決めてきた。

僕は、ゲオとかで借りてみるわ。と
その場を、逃げるように後にした。

仕事がひと段落して、
休憩スペース?として使っている場所に
向かうと

そこには、おっさんと美奈代がいた。
二人の会話を聞きつつ
僕は、コーヒーをすすっていると
どうやら、次の休みに
【妖怪ウォッチ】を見に行くようであった……。

二人の意気投合がやっぱり……
わけわからん笑

また次回。


無料で先読みしていただけます。
次の話 外国人 へはコチラから ↓↓↓↓


(๑╹ω╹๑ )