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エッセイ

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ふと思ったことを書いてみたり、 人生を振り返って思うことや、忘れたくない言葉など色々書き綴ったエッセイです
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#日記

貯えナシから始めた新店舗づくり      【エッセイ:カフェ物語】

貯えナシから始めた新店舗づくり      【エッセイ:カフェ物語】

「お願い!筋肉痛にならない程度の事しか頼まないから
 新しい店舗の内装手伝って」
とスタッフに少し控えめなお願いから始まった過酷な三か月

事の始まりは、今年の初め
旧店舗の前に流れる瀬田川からの風は痛いほど冷たくて
肩をすくめながらお店に向かった日
「昨日の定休日に降った雨、強かったけどお店だいじょうぶかなぁ」
なんて少し心配しながらドアを開けてびっくり
あまりのことにしばらく立ち尽くしてしまい

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頼りない生命線。ご先祖様に感謝。

頼りない生命線。ご先祖様に感謝。

私の ≪生命線≫ は頼りない。
ひょろっとした山芋のヒゲ根くらい頼りない。その上短い。
手相にはあまり詳しくないが、≪生命線≫と≪運命線≫が長ければ長いほど太ければ太いほど健康でラッキーな人生を送れるような気がする。

テレビの占い番組で生命線の長さと寿命の長さは関係ないと言っていた。
寿命の長さは生命線だけでなく他の線や金星丘のハリなどと考え合わせて導かれるものらしい。
だけど私の左手は、薄くハ

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スライムな息子と全身でブロックな娘

スライムな息子と全身でブロックな娘

私にはスライムな息子と全身でブロックな娘がいる。
ご近所の旦那さんをして「師匠と呼ばせていただきます」と言わしめた息子。ママ友から「○○ちゃん 強烈。」と舌を巻かれることの多かった娘。二人の子育てにはかなり苦労したけれど、全く性格の違うスライムな息子と全身でブロックな娘のおかげで私もずいぶん成長できたと思う。
※≪全身でブロック≫は おもちゃの家なども作れる大きなブロックです

タイミングと忍耐 

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大切な人のセコンドでありたい

大切な人のセコンドでありたい

心が弱って不安と孤独で押しつぶされそうになると
私には決まって二つの症状が現れる。

症状 その1

一つ目の症状は
悪夢にうなされて大きな声で寝言をいうことだ。
毎回必ず同じ夢を見る。
小さな浴室の窓から侵入しようとする泥棒に気付き
うまく出ない声で「どろぼう~」「どろぼう~」と叫んでいる夢だ。

泥棒は少し髪の薄い痩せ気味のおじさん。
一度も姿を見ていないので分からないはずだが
絶対、ひょろっ

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