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ラッキョウ

実は毎年のように漬けているラッキョウ。

今年も旬の時期が来たので、今回はラッキョウのことについて調べたことと、少しお話をしたいと思います。


ラッキョウとは

ラッキョウはネギ属の多年草です。
赤紫の花が咲きますが、鱗茎の部分を食用としていることで知られる場合がほとんどで、日本国内では甘酢に漬けた漬物として食べる例が一般的に知られています。

特有の強い匂いと辛味を放つという特徴がありますが、この匂いはニンニクやニラと同じアリル硫化物というる有機硫黄化合物によるものだそう。

中国やヒマラヤ地方をはじめ、鳥取県、福井県、鹿児島県では特産品となっています。

血液硬化を防ぐアデノシンが多く含まれているので、脳卒中や心臓病を防ぐ目的でもよく食べられるようになっているのだとか。

参考⇒ ラッキョウ


毎年

毎年、この5月~6月頃になると近くの食品店でラッキョウが大量に詰められたものが販売されます。

ただ私が住んでいる街では中途半端な世代が多く住む街ということもあってか、昔の人のように漬物を漬けるような人があまりいないような気がします。1キロは入ったようなラッキョウが沢山売れ残り、500円以下で買えてしまうような状況です。

確か5年ほど前からだったと思うのですが母がこのラッキョウに目を光らせ、買ってくるようになりました。

このラッキョウは非常にお手頃価格でありがたいのですが、作業を行わないといけないので時間の確保が必要です。

作業とはラッキョウの上下部分を切り落とし皮を剥いていくことなのですが、我が家ではこれを何百個分とこなさなければならないので、この作業過程で凄まじいニオイが手についてしまいます。

このニオイは2日間ほど取れないので、人と会う予定がある方などは注意が必要です。(マスクをしている今なら多少何とかなるかもしれませんが)

ビニール手袋を嵌めて作業を行うという手もありますが、おそらく滑ってしまい作業がスムーズに捗らないのではないかと思います。


ラッキョウの漬け方レシピ

※こちらのレシピは簡単なものであり乳酸発酵させるような本格派レシピではないので、本格的なものが気になるという方は他のレシピを検索することをおすすめします。

・ラッキョウ
・食酢
・砂糖
・トウガラシ
・塩
・漬けるための瓶
・その他、鍋や水など(蜂蜜はお好みで)

①まず調味液を作ります。ラッキョウ1kgに対して水150ml、砂糖250mgを加えたものを鍋でひと煮立ちさせます。これが冷えたら食酢350mlと小口切りしたトウガラシを加えて完成。
※この時点で味見をしてみて、甘さが足りなければ蜂蜜を加えています(勝手なアイディアですが特に今まで問題なく漬けることができています)。

②「根付き」ラッキョウを購入した場合であれば、根と茎をカットして汚れている部分の皮を剥いてきれいな状態にします。
※「洗い」ラッキョウを購入したようであれば、この作業はありません。

③ラッキョウをザルに入れ、砂などがついていないかどうか確認しながら揉み込むようにしっかり洗ったら水を切る。

塩約20gほどをまぶす。

塩を落とすために水洗いしたら、しっかりと水を切ります。

④鍋にたっぷりのお湯が沸騰したら3のらっきょうをザルごと入れて、ほんの10秒間だけ浸します。10秒経ったら湯切りしてよく冷ましてください。

⑤煮沸殺菌した容器にらっきょうと、1で作った調味液を入れて完成です。らっきょう全てが浸るまで調味液を入れる必要があるので、足りなければ調味液を追加で作ることになります。

ここからは1ヵ月以上冷暗所で保存することになるのですが、気が向いた時にでも蓋を開けることで発酵のガス抜きになります。
その際に味がまんべんなく行き渡るよう、ちょっとかき混ぜてみるのも良いようです。


漬けたら1年以上持つのでまるで保存食ですが、ネットの情報を見ていると7年前に漬けたものを食べているという人もいて、非常に驚きました(小学生が卒業してしまうような年数です......)。

ちなみにですが瓶に入れていても甘酸のにおいが外に洩れている感覚があるので、我が家では瓶を更に袋で覆って冷暗所で保管しています。

漬けたラッキョウはそのまま食べるというよりは、刻んでタルタルソースを作る時にまとまった数を使用したりしています。

ラッキョウが買える今の時期、気になったという方はぜひ試してみてください。






⇒ 明日 22:00頃 更新


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