いつのまに君とここまで来たのだろう ふと気づけばもう3度目の冬

その小さき両手に落ち葉を抱えては 振り上げ笑う いのち舞う秋

♪育児短歌

君の背にあまる荷物を握りしめ ずりずり歩く 満面の笑み

♪育児短歌（ある秋の休日編）

色づいた落ち葉を見つめ手にとりて 離さずとてとて歩く秋の日

木漏れ日の降る芝の上 腹も満ち 母の太もも枕にうとうと

遊び疲れ 夕げを噛みつつ舟をこぐ これ最高の１日の終わり

♪日常短歌

何もかも うまくいかないそんな日も スーパーで買ったエクレアがうまい

♪育児短歌（抱っこ編）

太ももに腕を回してしがみつく　そのサイズ感を記憶してたい

腕を伸ばす　君の前にしゃがみ抱っこする　その一瞬のフィット感が好き

腕のなか　安心しきって眠る君　この腕におさまるはいつまで

あと何度　きみは抱っこで寝るのかな？　エンドレスにもいつかくるエンド

もう抱っこ　疲れちゃったよ　でも君が　ひしとしがみつくからもう1度

♪育児短歌　（母子で風邪ダウン中）

子とともに風邪引き寝込むは母ばかり　「病は気から」を子に教わりし

風邪で寝る　母にタックル決めないで　君もお熱よ　どうか寝てくれ

真夜中に　眠れず起きて解熱剤　つらいね熱いね　眠れるといいね

車窓から見上げた空に海を思う　ぷかぷか泳げよ　夏の終わりに

♪育児短歌（ねむり特集）

親子して目覚めてはまた目を閉じる 空気に溶けてく休日午後４時

まどろみの中でフフフ、と笑う君 ちょっと何それ可愛すぎるよ

君の布団そっちなんだが聞いている？ 母は狭いよ、嬉しいけれど

寝てる君の小さなその手と手をつなぐ　やさしい温もり母を寝かすの

フリータイム もらって出たはいいものの 手にとる品は 子のものばかり