見出し画像

『なんでもないこと、見えと体裁』

風が強めに吹いている

目の中に一気に飛び込んで

入ってくる、くるくる風


そんなに一生懸命

訴えかけてこなくても

わかっているつもりなのだけど

しょうがない風のいたずら加減


温かさが増して、脇も背中も

汗をかくようになった

坂道を登り切った先の入り口

その先にある受付を済ませて

上層階へと向かっていった


額の汗は乾く暇がなく纏わり付き

エレベーターの内壁に映る姿は

見っともなく、背筋だけ伸ばす

少し見栄を張るが、効果は薄れる



「こんにちは、よろしく、です」




よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは、クリエイター活動費として使わせていただきます。自身、未熟な部分が多々ありどこまで出来るのかわかりませんが日々進化し続けることはやめないつもりです。