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福島から世の中の「探究人口」を増やす事業を始めます

こんにちは、プレイノベーションの吉田です。
今回はプレイノベーションの新規事業である「探究人口プラットフォーム事業」と、その実証実験的取り組みである「Fukushima&Company」についてご紹介します。

そもそも「探究人口プラットフォーム事業」と「Fukushima&Compnay」とは?

皆さんは「探究」という言葉をご存じでしょうか?
その言葉自体は知っていた私ですが、改めて考えてみるとどのような意味なのか分からない。そこで辞書で調べてみるとこんな意味が書いてありました。

【探究】
「物事の真相・価値・在り方などを深く考えて、
 すじ道をたどって明らかにすること」
(大辞林 第三版より引用)

プレイノベーションはこの「探究」に着目しています。
弊社は2013年に創業し、9年間、福島県内の地元企業と共に成長してきました。そこで見えてきたのは「地域社会に存在するリアルな問題には、簡単に答えが導き出せないものが多い」ということです。

答えが簡単には導き出せない問題は、社会・個人・企業・生活全ての中において生まれてきます。その「答えのない問題」に対して“問い”を立て、組織の垣根を超えて様々な人たちが集まり、共有し学び合い、新たな発見が生まれる場を作りたいと考えました。それが「探究人口プラットフォーム事業」です。

現在「探究人口プラットフォーム事業」を作る第一段階として、福島をフィールドにした実証実験的取り組みを行っています。それが「Fukushima&Company」です。

▼詳しくはこちらをご覧ください。

クラウドファンディングでバーチャル社員募集しました

今回、実証実験的取り組みである「Fukushima&Company」のトライアルプログラムを、2022年9月17日〜2022年12月10日の約3ヶ月で行うこととしました。

トライアルプログラムには、福島をフィールドに地域課題や社会課題の解決に取り組んでいる経営者や起業家である探究の「テーマオーナー」と、探究に興味がある個人を「バーチャル社員」として参加していただいております。

初めに、トライアルプログラムに参加する「バーチャル社員」を募るクラウドファンディングを行いました。
2022年7月1日にスタートし、多くの方にご支援・ご協力いただいて、8月29日終了時点で希望額の102%を達成することができました。
このクラウドファンディングで25人のバーチャル社員がFukushima&Companyのトライアルプログラムに参加していただくこととなりました。

クラウドファンディング達成

どんな人がバーチャル社員として参加しているの?

現在、バーチャル社員は県内外合わせて25人のメンバーとなっております。社員の皆さんの本業は、会社経営者や起業家、弁護士、デザイナー、ライターなど多岐に渡ります。
年齢や性別もバラバラで、個性溢れる素敵な皆さんについては、Fukushima&Companyの公式サイトに掲載させていただいておりますので、是非ご覧になってみてください。

バーチャル社員一覧

Fukushima&Companyの活動内容

ここからは、Fukushima&Companyの活動内容についてご紹介します。

1.Fukushima&Companyバーチャル社員入社式
2022年9月17日(土)にトライアルプログラムのキックオフをバーチャル社員の入社式に見立て、リモートで開催しました。
入社式ではインプットセミナーやグループディスカッションを行うとともに、社員の方々の様々なモヤモヤや答えのない問いを言語化するワークショップも行いました。
参加していただいたバーチャル社員の皆さんからは「考えるフレームができた」「言語化することで自分の中で整理ができた」などのお声をいただくことができました。
このワークから、問いを共有することで「自分の問い」と「他者の問い」が繋がっていくことを実感しました。

バーチャル社員入社式

2.探究先駆者のテーマオーナーとの打ち合わせセッション
さらに「Fukushima&Company」で、既に答えのない問いに対して探究をしている、福島県の経営者・教育者の方4人をテーマオーナーとして迎え、週替わりで1人ずつご自身のテーマについてお話しいただく、という試みも実践しました。

テーマオーナーの皆さん
基本的には、オンラインで行なっております

この試みは、実際に取り組んでいる探究に対して、テーマオーナー(登壇者)と参加者が対話をすることで参加者全員のテーマや問いが深まり、それぞれの今後行いたいことが明確になることを目的としています。
毎回違うテーマについてディスカッションすることで、多様なアイディアに触れ、思考を深められるのがポイントです。

バーチャル社員の探究テーマ

では、バーチャル社員の皆さんが日頃どのような探究をしているのかをご紹介いたします。

1.探究日記

バーチャル社員が自分自身の探究活動の進捗をコミュニティ内で共有するための日記です。チャットツールのslackを使用して共有しています。
日頃、生活していてやってみたこと(調べたこと・行動したこと)や学んだこと、試したことを気軽に投稿してもらい、他のバーチャル社員やテーマオーナからコメントをもらったり、言語化により探究が明確になる取り組みです。

バーチャル社員と一緒に探究している事務局兼バーチャル社員のあきらさん

2.探究プロセスワークシート

探究プロセスワークシートとは、人や社会との関わり合いから、自分にとっての「本質的な問い」を紡ぎ出すために、自分の考えや対象の現状を整理・言語化するためのワークシートです。
このワークシートを日々記入していただくことで、新しい学びやアイディアを共創することに繋がります。

最後に

私たちは探究を「答えのない問題に対して、自分なりの答えを導き出すこと」と定義しています。
探究は今後、老若男女、個人・企業問わず、必要となってくる力だと確信しています。
プレイノベーションは「探究人口プラットフォーム事業」を作る為に、福島から全国に発信していきます。

Fukushima&Compnayのトライアルプログラムは現在折り返しを迎えました。
後半は第二回目のテーマオーナーセッション・中間報告会・最終発表会に向けて走り続けていきます。
是非、「探究人口プラットフォーム事業」と、その実証実験的取り組みである「Fukushima&Company」にご興味がある個人・企業の方はお気軽にご連絡ください。
ご連絡・詳細はこちらから。

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