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他者の世話や、生活のサポートをすることで学んだこと

昨日ずっと観たかった映画「FILLIP」を観てきました!

2024年はナチス映画がアツい(個人的に)ので先週は「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」も観てきました。(「関心領域」は素晴らしかったのでnoteにそれだけで書きました)
「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」も良かったのですが、映画として「フィリップ」は個人的に好みすぎて、まじで2時間近くずっとウハウハしていたら終わっちまった、という感じで、非常にたぎりました。
とにかく主役のフィリップ役を努めたエリック・クルム・ジュニアがあまりにもかっこよすぎてスクリーン宇宙に投げたかったです。
衣装も小道具も最高に良い、世界観が最高でした。
彼のインスタ速攻フォローしたのですが、まだ数万人とかしかフォローされてなくて、この映画を機に人気になってほしい、もっといろんな作品でお見かけしたいなと思う俳優さんでした。(もっと…もっとお前を見せてくれよ…供給してくれ…っっっっっっt)
いやーこういう男になりてえ〜という憧れな感じの男性でした。
(寸胴デブな私と正反対みたいな見た目ですが…)
まじでかっけーまじで良かったーまじで久々にウハウハしたっすわー。


さて、最近犬を飼い始めました。

私が犬を飼っただけで飯が喉を通らなくなるほどの繊細さんであることは先日のnoteで書いたと思います。
(二拠点生活の片方の家を立ち退きしたり退職したりしていたらメンタルクリニックに行けてなかった…行ったらまた書こうぞ)
このnoteでは犬を飼って、というか、
他者の世話や、生活のサポートをすることで学んだこと
を書きたいと思います。

私は今まで、自分の面倒だけ見て生きてきました。
子供がほしいと思ったことも、これからの予定もありません。
(決して子供を持つことを批判しているのではなく、私に母性だったりその発想が芽生えなかったというだけでございます)
自分の面倒を見たり、他者との人間関係を築くので精一杯だった、というのが正直な部分でもあります。

しかしながら、今回パートナーの希望も背中を押す形で、犬を飼い始めました。
この出来事で初めて、私は他者の世話をする、面倒を見る、生活のサポートをする、という機会に恵まれることになりました。(というか自分からその機会をゲットしに行きました)

心のどこかでは、私も他者の面倒を見るという経験をしてみたい、と望む気持ちがありました。
その理由は、周りが皆母親をやっているのに自分だけやらないのは良くない、という罪悪感でも、
皆と同じでいなきゃいけない、という同調意識でもなく、
十分に選択出来たはずなのに、自ら他者の面倒を見るという機会を選択しないのは、もったいない、という貧乏人的感覚からくるものでした。

で、私の場合は、犬を家族にする、という形でその機会を創出したわけですが、
(もちろん子育てには叶いませんが)約3週間で非常に多くの学びを得ています。

犬は賢い動物なので、ほぼ人間のようなものです。
自我があり、わがままも言うし、意思表示も大胆だし、ご飯だって私より食ってるんじゃないかぐらい食います。
犬はこれがしたい、あれがしたいがある、
でもそれに全て付き合っていたら人間の生活が壊れてしまう、
犬との間にも、合意形成が必要だな、と強く思わされます。
日々、「この子はこれをしてほしいんだ」とか「このくらい強く言わないとわからんのや」とか学びの連続です。

実は18年間、子供の頃からずっと柴犬を飼っていたのですが、
やはり躾や主な世話はお母さんがやってくれていたんだな、と気付かされました。
私もお世話しているつもりだったけど、ほんの一部だったことに今更気付かされました…。
それをお母さんに言ったら、子供だったもん、しょうがないよ、と笑ってました。(優しっ怖っ)

とにもかくにも、犬からは、
・私に愛情や助けを求めてくる存在と、どのような距離感で接していけば良いかの模索の機会
・他者を社会化させるための教育やサポートの機会
・他者と生活を共にすることで得られる不自由の楽しさ
を日々もらっていると感じています。
まだ1ヶ月も経っていないのに、既にかけがえのない学びであり、私の脳は常に考え続けています。
その大きさにショックを受け、最初は疲弊しましたが、今は楽しめるようになってきました。

学びを得ているのは犬からだけではありません。
パートナーの対応や人となりは、私を驚かせ、かつ、大きな学びをくれました。

犬が来たばかりの頃、
その子が今まで散歩を一度もしたことがなく、耳の中は真っ黒でベトベト、やせ細って肋骨が見えるほど、過酷な犬生を送ってきたこともあり、
私はせめて温かい寝床と、沢山のご飯を与え、犬生を楽しんでほしい、という気持ちとともに、
本当にこの子を引き取って良かったのか?私に本当に出来るのか?など、不安な部分も沢山ありました。
現に、彼女が私達が彼女を選んだと理解してから、嬉しくて嬉しくて、もらったおもちゃを丁寧にベッドに並べてみたり、我々に気に入ってほしくて一生懸命良い子の振る舞いを見せれば見せるほど、
私のプレッシャーは大きくなっていくという、よく分からない負のスパイラルに陥っていました。
そんな中、パートナーは、私が全く知らなかった、微塵も期待していなかった父性を発揮し、
彼女を時に厳しくしつけ、主体的に一生懸命世話をしてくれました。
そして、私が諸事情で家を1週間離れている間も、彼女の面倒を見るだけでなく、私を賢明に気遣って、心の整理をする時間を十分に与えてくれました。
正直、パートナーは自分のことでいっぱいいっぱいになっている姿を今まで10年以上見てきたので、
犬の世話も私がほとんどを担うんだろうな…と思っていたので、これは予想外の出来事でした。
生活が戻ってからも、彼は変わらず主体的に面倒を見ています。
二人で決めたことなので当たり前であってほしいことですが、
私にとっては嬉しい驚きとともに、勝手に彼を今まで決めつけていたんだな、という気づきを得る事もできました。
この人、まじで人間的成長止まらんやん、と、改めてリスペクトの気持ちでいっぱいです。

兎にも角にも、
新しい挑戦は、新しい気づきや学びをくれる、という楽しさを改めて知ることが出来ました。
まだ犬が来て1ヶ月、これからももっと色んな困難や発見が続いていくと思います。
おそらく、私が死ななければの話ですが、犬の介護も経験するでしょう。
状況が変わっていく中で、他者とどのような距離感で共に生きていくのか、生活をサポートしていくのか、今の私には想像も出来ないことばかりでしょうが、それが楽しみです。


最後に全然関係ないですが、
今有給消化中なので、午前中は地域の交流センター的なところで勉強しているのですが、
毎日のように中学生くらいの男の子が同じテーブルにやってきて、でかいお弁当ガツガツ食って、Switchしてるんですよね。
学校にも家にも居場所がない時に、地域にクーラーの効いた、Wi-Fiも使える施設があるのは良い町だなーと改めて思った次第でした。
税金納めてるんで、ワイも負けずに本も読みまくり借りまくりしてやるし、地域の交流センターのWi-Fiも使い倒してやる!!!!!!!!!!!!!!!(貧乏人的根性)

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