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みんないつまでも女子でいような問題【20代OLが「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を読んで思ったこと】

「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」(ジェーン・スー様著)を読んで思ったことがある。

いや、冷静にみんないつまでも女子でよくない?

クソガキが何ほざいちゃってんの?
お前のこーんな黒歴史やあーんな黒歴史をネットの海にばらまいてもいいのか?あん?と言われてしまえばぐぬぬという感じなのだが…
(いやもう十分すぎるほどばらまいとるわ)
ジェーン・スー様、なぜそんなに女子でいようとする女性を嫌うのです????

ジェーン・スー様いわく、「女子」は「タトゥー」と同じで、公共の場ででさらけ出すとイタしもはやマナー違反みたいなもんだから心の中にしまっとけボケカス!という事らしい。

私はまだまだ人生経験浅すぎクソガキ野郎だが、(何度も言う)私の立場から、誠に恐縮ながら人生の先輩方を見てひとつ思うことは、
年代関係なく、「自分を好きな人ほど魅力的だ」ということだ。

10代ピチピチで、存在しているだけで甘酸っぱい香りが漂ってきそうな少女だって、「あたし、自分の事嫌いなんです…死にたいんです…」とか言ってたらこっちまで悲しくなるし、「わあ、奥深くて可愛い子だな」とは決してならない。
反対に、例えばお年寄りの女性が「私自分のこと大好きなんです!」と言ってたらめちゃくちゃお話してみたいし、興味深いし、キラキラ輝いて見える。

女子でありたいと思うのも自分、女子でいようとしたくないのも自分なのだから、
自分を好きでいるために「女子力」が必要ならば大切にすればいいと思うし、
不要で、足かせとなるのならば捨ててしまえば良いと思う。

ジェーン・スー様の言うとおり、女性はいくつになっても「女子魂」というのを持っていて、女性である限りきっとそれは永久不滅なのでしょう。
本書では、それをいつまでも人前で見せびらかすのはみっともないというか、イタいからやめろみたいな事を仰っているのだが、私には共感どころか「なんでだめなん!?」という気持ちしか生まれなかった。
私事ではあるが、還暦を迎えた母が、職場の同僚と「今日は女子会だから遅くなるね」と言って楽しそうに出かけていくのはこっちもウキウキするし、母にはそうやっていつまでも楽しくいてほしいなと思うし、自分もそうでありたい、と羨ましくなる程輝いて見える。
(インキャなので女子会に誘われない)
金曜の夜にメイクギラギラで、男にではなく、同じ女子会に参加している他の女の人達にマウント取ってる女性だっていいじゃないか。
それで自分がいいと思ってるんだし、それで楽しかったり、「自分かわいー!さいこー!」と思えるなら良いと思う。
いつまでも自分を可愛くプロデュースしたいと努力している女性は素敵だ。好きです。付き合って下さい。

そう、女子でいるのが楽しいなら、女子でいればいいじゃないか。
他人が、「見苦しい」「みっともない」とほざきなさっても、自分が楽しければ、女子でいる事くらい何の問題もないように思う。
自分が何歳になっても、人になんて言われようと、楽しい人生のために生きるのだ。
誰に文句を言われ、影で笑われようと、影で笑ってる人より女子を貫いている女性の方が絶対楽しいに決まってる。

もはや女子たちは、男性を始めとする他人に価値をつけられるために女子でいるのではない。
自分のために女子でいるのだ。
自分が幸せである為に、女子魂が必要なのだ。

だから私はこれからも、ジェーン・スー様に罵られようが、ジェーン・スー様のファンの方々に誹謗中傷を浴びせられようが、女子魂を捨てず、楽しく生きていきたい。
他の誰でもなく、自分のために女子でいたい。
俗に言うイタいババアに、むしろなりたい。
(と、アラサーOLがほざいています)

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