週刊少年松山洋_タイトル_修正

復讐者はいかにして生まれたか マチ★アソビ騒乱編

先日の記事でも紹介したように(今となっては)サイバーコネクトツーはマチアソビの常連企業のひとつです。

徳島の街を歩いても“松山さーん!”とか“ぴろし社長ー!”と声をかけてもらえます。

そんなマチアソビとの出会いというか、始まりの物語をお話しようと思います。

初めてマチアソビに参加したのはVol.3でした。

きっかけはバンダイナムコのトミー(富澤祐介)から“松山さん、一緒にマチアソビに行かない?”と声をかけられたことでした。

2009年当時はちょうどトミーは『GOD EATER』を、そして私は『Solatorobo -それからCODAへ-』を作っている最中でした。どちらも完全オリジナルの新作ゲームタイトル。

マチアソビというイベントが徳島で実施されていることはニュースで知っていましたが、どうしても主催のユーフォーテーブルがアニメ会社ということもあって“アニメファンが集まるイベント”という印象でした。

“そう、だからさ、アニメファンに新作ゲームをアピールすることによって新規のファンを獲得しに行こうよ。新作ゲームタイトルはやっぱりなんでもやって露出を増やすべきだと思うんだよね”

トミーのもっともな提案に私は乗りました。

“よし、いっちょ行ってアピールしてくるか”

最初はそんなノリで徳島に乗り込んだのでした。

私とトミーの二人で初めての『ゲームクリエイタートークライブ』はそれなりに盛り上がりました。

狙い通り新規のファン層にも十分アピールは出来たかと思います。

問題は、その日の夜。

悪魔的イベント『業界関係者トークショウ』に参加したことによって私の運命は大きく変化しました。

復讐者はいかにして生まれたか
マチ★アソビ騒乱編

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