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第221号『みっともなくてもいいので漫画「チェイサーゲーム」打ち切りの可能性の話をします』

『チェイサーゲーム』というのはファミ通ドットコムで連載中の私が原作を務める“ゲーム業界を舞台としたお仕事漫画”です。

現在単行本が1巻・2巻と発売されており、ファミ通ドットコムでは第二部の最新エピソードが隔週で連載中です。

連載をスタートして以来、会う人会う人色んな方々から

“『チェイサーゲーム』読んでますよー面白いですねー!”

なんてコメントをいただいて嬉しい限りで、また読んでいただいている様々な業界の著名人の方々からもたくさんの応援コメントをいただいております。(こちらにまとめて掲載されています↓)

中には『NARUTO-ナルト-』の岸本斉史先生や『Dr.STONE』の稲垣理一郎先生からの感想コメントなどもあり非常に光栄で本当に嬉しいです。

たぶん私の身の回りにいらっしゃる方々や、漫画『チェイサーゲーム』を読んでくれてたり単行本を購入していただいている方々からすると今回のお話は意外に見えるかもしれませんが赤裸々にお話しさせていただこうと思いますのでよろしくお願いします。(いきなり“ええ!?うそ?なんか色々プロモーションとかも派手にやってて順調そうに見えてたけど!?”って思われるかもしれませんが実情はそうではないのです)

さて、そんな『チェイサーゲーム』に関する(表題にもある)“打ち切りの可能性”の話をさせてください。

まず大前提として述べさせていただきたいのが、ゲーム業界を舞台としたお仕事漫画がファミ通ドットコムで連載されているからといって、何も無条件にナニカに守られて掲載されているわけではありません。

漫画の原稿が掲載(公開)されるたびにファミ通ドットコムからは掲載料をいただいていますし、ご存知の通り漫画制作にはもちろんコストもかかります。

そして制作サイドも掲載媒体もそのコストを回収して利益化を狙うのはもちろん単行本の売上という事になります。

2019年9月に1巻・2巻同時発売を行いました。

初版の発行部数に関しましてはファミ通側からの提案に対してこちらから“最悪の場合返本されてもウチで買い取るので部数を増やしてください”と言ってなかば強引に発行部数を増やしていただきました。(それでもぶっちゃけそんなに多い訳ではありません、現在の出版不況を考えると実にクレバーな数字です)

発売からおよそ3か月が経過して現在のところ重版の予定はありません。

まだ全国の書店に在庫があるからです。(もしくは返本されて倉庫にある)

ただ私自身お仕事で日本全国を飛び回っていていろんな都道府県に足を運ぶことが多いのでそのたびに書店に伺っては漫画コーナーで『チェイサーゲーム』の在庫を確認しているのですが今のところ直接目にしたことがありません。(たぶん発行部数から考えても全国の全ての書店に行き渡るような数でもないので仕方がないことかもしれませんが)

ただやはり出版社側のデータで確認する限り消化率は決して高くありません。(2019年11月現在)

これはどこの出版社でも同じことが言えるのですが、やはり連載継続するか否かの判断は単行本の消化率と重版出来の有無という事になります。

『チェイサーゲーム』も例外ではありません。

私は『チェイサーゲーム』においては漫画原作者ではありますが、同時にその制作を務めるサイバーコネクトツーの代表でもあるので漫画の内容に関する打ち合わせとは別に、出版社とはお金の話や今後のビジネスの話も当然やります。

ただやっぱり漫画の作画制作を担当する漫画家・松島幸太朗やそのスタッフにはなるだけその心配をさせたくない気持ちもあってこれまでは一切その手の(発行部数に対する消化率や打ち切りの可能性)話をしてきませんでしたし、極力見えないように配慮してきました。

が、このまま連載終了となってしまっては元も子もありません。

なので、だからこそ、このタイミングで私からの告白とお願いを誰もが見える場所でやることにしました。

みっともなくてもいいから、連載終了よりマシです。

通常、単行本の1巻・2巻の発売に関してはいわゆる“様子見”の状態からスタートしますが、単行本3巻の発売のタイミングでだいたい“連載終了するか否か”の判断をすることになります。

もっとわかりやすく言うと“3巻発売までに1巻・2巻に重版がかからなければ連載終了”ということです。

(ちなみに『チェイサーゲーム』第3巻の発売は2020年2月くらいになりそうです。判断するなら年末年始のこの時期という事になります)

もうなりふり構わず本当にストレートに表現させていただきます。

漫画『チェイサーゲーム』を読んでくれていて“面白い!”と思ってくれている人はまずは紙の単行本を買ってください。

既に購入いただいている有難い方はもう1冊、いやもう2冊買ってください。

出来れば何冊か購入して身の回りの方々にプレゼント(布教)していただいて読者数を増やすことにもご協力いただけないでしょうか。

もっと言うと特に同じゲーム業界界隈の企業さんなんかは書店でまとめて100冊単位で購入して社内で配布してください。

本屋さんに立ち寄った時に漫画コーナーで見つけて購入すると考えていただくのも結構なのですが先ほど(前述)の状況からなかなか書店で現物を見かけることがありませんのでやはり書店でご注文いただくのが効果的です。

もしくはAmazonなどでまとめて購入いただくことも可能です。が、やはりAmazonなんかは同時に購入できる数に制限もありますので良かったら書店で注文して購入していただきたいです。

本当に面倒くさいことは重々承知ですが何卒お願いします。


可能性だけの話をしておくと仮に“これ以上ファミ通ドットコムでは連載継続不可能です”と言われたとしても、私自身は『チェイサーゲーム』の制作や連載を中止するつもりはありません。別媒体に移籍することも視野に入れますしなんなら自費制作で連載を継続し電子書籍だけでも単行本を出版していくつもりです。

けどやっぱり絶対そんなことにはしたくないし、紙の単行本も出し続けていきたいと思っています。

漫画ビジネスというか作品の認知や拡大というのは正直タイミングだったり何かのきっかけで一気に広がることもあるのですが、だいたいが“時間切れ”となって“これ以上待てない”という判断が関係者に成されたタイミングで終了判断となってしまいます。

そうなる前に、『チェイサーゲーム』の今の状況と今後の可能性と大切なお願いを赤裸々に告白させていただきました。

“応援してるよ”

そう思っていただけている皆様、その“応援”は今すぐ購入するカタチでなんとかお願いできないでしょうか。

なんともみっともなくも不躾なお願いとなってしまいましたがご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


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私もそんなあなたが大好きです!ありがとうございます。
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株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役 ゲームソフト開発タイトル代表作『.hack』シリーズ 『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメット』シリーズ 『ジョジョの奇妙な冒険』 著書『エンターテインメントという薬』『熱狂する現場の作り方』漫画『チェイサーゲーム』

コメント9件

10月に大阪の就職説明会で2冊目になるチェイサーゲームを買わせてもらいました。学校の方でも教官からオススメもされているので友人に紹介するなどして拡げていきますね。
お買い上げありがとうございます!よろしくお願いします。
元ゲーム会社の3Dデザイナーでまだ読んだことがないのですが、面白そうで買わせていただきました。続くよう応援しております。
お買い上げありがとうございます!引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
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