週刊少年松山洋_タイトル_修正

第111号『ゲーム会社の採用面接で聞かれるコト』

*記事の反響が大きかったので(特に無料部分を)加筆修正してより具体的な内容にしました(参考にしてください)

たぶんゲーム業界で働きたいと思っている志望者には興味深い話題になるだろうと思ってこの記事を書きます。

まず、サイバーコネクトツーでは面接に進む前に志望者にはアンケートを書いてもらっています。

そこには以下の項目があります。

【①所持しているゲーム機を教えてください】
PS1・PS2・PS3・PS4・PSVita・Xbox360・XboxONE・N3DS・NSwitchなどのゲーム機がアンケート用紙に書かれていてそれに丸をつけてもらいます。

【②最近遊んだゲームソフトを教えてください】
遊んだゲームソフトに加えて、その感想を書いてもらっています。感想と言ってもあくまで200文字程度の簡潔な分量です。

【③毎週欠かさず観ているアニメを教えてください】
今期・もしくは前期に放送されたアニメで観ていたものを全部記入してもらっています。

【④毎週・毎月読んでいる漫画雑誌を教えてください】
漫画雑誌に加えて購入している単行本も記入してもらっています。(紙でも電子でも可。マンガアプリでもオッケー)

【⑤最近観た映画作品を教えてください】
一番最後に観た作品でもオッケー。どんな映画が好きなのかを教えてください。

【⑥使用できるアプリケーションを教えてください】
アーティストなら3dsMAX・MAYA、フォトショップやアフターエフェクトなどの映像・画像処理ソフトの習熟度。UE4やUnityを触ったことがあるか?使えるか?もちろんOFFICE系のアプリケーションも含まれます。

【⑦弊社の開発タイトルで遊んだことがあるものを全部教えてください】
全タイトルがリストで並べられていてそれに丸を付ける形式で記入してもらっています。

これ以外にも項目はありますが、まあ面接で最初に掘り下げて話を聞くのはだいたい、いつもこの7項目からです。

“所持しているゲーム機の中に携帯ゲーム機がありませんが据置型がお好きなのですか?なぜですか?”

“最近遊んだゲームソフトに『○○○○』とありますが、どういった技術やシステムに注目しましたか?”

“毎週見ているアニメに『○○○○』とありますが、その制作スタジオが前に手掛けられた作品は観たことがありますか?”

“読んでいる漫画のどういったところが好きなんですか?”

“最近観た映画のどこに惹かれてわざわざ映画館まで足を運んだのですか?そして観た後の感想はいかがでしょう?その期待に応えられる作品でしたか?”

“アプリケーションの習熟度はどれくらいですか?○○○○という機能は使用できますか?”

だいたいこういう感じで、その人の“好き度”や熟練度を確認します。

あとは当たり前に、“数あるゲーム開発会社の中から弊社を志望している理由はなんですか?”とか“どういったゲームを作りたいですか?”とか“入社後どういった分野で活躍したいと思っていますか?”といったことを確認します。

また、志望職種ごとに掘り下げる内容が違うのでアンケート項目としては分けていませんが“自身が手掛けた作品でこだわったポイント”“作るうえで最も注力した点または難易度が高かったと思う部分”などを面接の場で直接確認します。

それと大事なのは“チーム制作の経験”です。

入社後は当然ですが、チームに配属されて必ずチーム制作を行っていくわけですからそれを想定した質問をします。

“チーム制作の経験はありますか?”

“それは何人規模の開発でしたか?”

“開発期間はどれくらいでしたか?”

“チームにおけるあなたのポジションはどういったものでしたか?”

“どのような困難がありましたか?”

“その問題を乗り越えるためにどのような行動をとりましたか?”

といった具合です。

また現在のサイバーコネクトツーでは家庭用ゲームに注力して開発を行っています。そのどれもがアンリアルエンジン4(UE4)を採用していますので、“UE4の使用経験と熟練度”を必ず確認します。(もちろん触ったことが無くても採用はされますが、事前に使用経験があったほうが良いですね)

それ以外には“これから発売を予定しているゲームタイトルで注目している作品や技術(他社作品で可)”“これから公開予定のCG映画作品で注目しているモノ”などを聞いたりもします。

まあ、こーゆーのはだいたいどこ(の企業)も一緒だろう、と思っていたのですが、ふと“本当に一緒なのかな?”と疑問に思い周りにヒアリングしてみることにしました。

別のゲーム会社で働いていて、なおかつ“採用面接をする側の人間”に聞いてみました。

“あのさあ、面接の時ってどういうこと聞いてる?”

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株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役 ゲームソフト開発タイトル代表作『.hack』シリーズ 『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメット』シリーズ 『ジョジョの奇妙な冒険』 著書『エンターテインメントという薬』『熱狂する現場の作り方』漫画『チェイサーゲーム』

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コメント (2)
じぶんの届けたいことを、相手にわかりやすく伝えるのがエンターテナーだと再認識
ですね。ついつい熱くなると簡潔にまとめられないってことありますからね。“話が長い!”ってならないようにしないと、ってのは仕事しててもずっと付きまといますね。会話に限らず、クリエイティブにおける演出や脚本でも。
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