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第209号『俺たちは復讐者だ』

以前こんなツイートをしました。

ご覧の通り1970年生まれのゲームクリエイターって本当に多いんですよね。

たぶんこのツイートに書かれていないだけで他にもいっぱいいると思いますよ、同世代クリエイター。

で、考えてみたんですね。

なんでゲーム業界にこの世代がこんなにも多いのか?ってことを。

ファミコンが発売された年は1983年。我々が中学1年生の頃です。

とはいえファミコンをいきなり買ってくれるような親ではありませんでしたよ、どの家庭も。しかしやがて日本全国で社会現象になるほどのファミコンブームが到来し、ほとんどの家庭に1台ファミコンが存在するようになりました。(我が家にファミコンが来たのは中学2年生の時でした)

ブームになるってことは誰もかれもがファミコンソフトを作ってビジネスをやりまくったってことです。

子どもだった我々も買ってもらったり友達から借りたりしてファミコンソフトを遊びまくっていました。

『ドンキーコング』『ゼビウス』『マッピー』『ファミスタ』『テニス』『ベースボール』『マリオブラザーズ』『ロードランナー』

そしてその後『スーパーマリオブラザーズ』『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』の登場によりファミコンブームは更に爆発的な広がりを見せました。

(余談ですが当時のファミコンの国内普及台数はおよそ1900万台。2019年現在のPS4とSwitchの国内普及台数はそれぞれおよそ800万台ですのでどれほど凄いブームだったのかがわかると思います)

それだけブームになったからこそ生まれた広がりってものもありました。

“異業種参入”ってやつです。

当時のゲーム会社のほとんどがゲームセンターのビデオゲームなどを手掛ける会社が多くてそういった会社がファミコンに参入しても全く問題なく良質なタイトルを開発・提供することが出来ていたのですが。

“そうでないモノ達”が現れたのです。

“〇〇物産”とか“〇〇商事”とか“おもちゃメーカー”です。

“最近ファミコンがブームらしいな!わが社もいっちょやってみっか!”

そういうノリで参入してきた異業種企業の多くがこのタイミングで爆増したのです。

ソレ自体が悪いこととは私は全く思いません。

ブームってのはそういうことですし、そもそもビジネスなのですから勝算があれば事業領域を拡大することは当たり前のことです。

ただ問題が起きたとすればそんな人たちが作ったゲームソフトの中身の問題ですね。

ぶっちゃけた話『クソゲー乱立』が起きたんですね。

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第209号『俺たちは復讐者だ』

松山 洋 サイバーコネクトツー

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私もそんなあなたが大好きです!ありがとうございます。
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株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役 ゲームソフト開発タイトル代表作『.hack』シリーズ 『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメット』シリーズ 『ジョジョの奇妙な冒険』 著書『エンターテインメントという薬』『熱狂する現場の作り方』漫画『チェイサーゲーム』

コメント2件

おもしろいっす!!  執念がないとゲーム作りができないのは何か理解できる気がします。スゲーしか言えないw
わたしが.hack//無印を遊んでいたときを思い出しました。一部のユーザーですが、自分の実力ではクリア出来ないゲームを買ってしまったときに、それを自分のせいではなくて「これがクソゲーだから悪いんじゃん」と作り手のせいにして、SNSで炎上させることで腹いせにすることが横行していた時代でした。ちゃんとクリアしている人もいるし、面白いと言っている人もいるのに、陰口にばかり人は便乗して面白がるんですね。そんな心ない声が大きくなって、風評被害なのか、そのゲームがどんどん中古で売られるようになっていくのをたくさん見てきました。心がなぜか痛かったのを覚えています。
.hack//はそうなって欲しくなくて、祈るような気持ちでリリースを待っていました。遊んでいて、自分はとても面白かった。でもみんなはどうなんだろう。誰か悪口言ってないかな、そんな気持ちでソワソワしていました。今回、この記事を読んで、.hack//がなぜあんなに面白かったのか少し解ったような気がしました。これだけの気合いが入っていたからだったのかな、今はそう思っています。これから作られるものがとても楽しみです。

ありがとうございました。
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