週刊少年松山洋_タイトル_調整

第11号『声なき大衆 サイレント・マジョリティー』は静かに発動する

第10号の反響がすごいですね。

だんだんわかってきましたよ。

誰もがわかる=共感できる記事が拡散して読まれる傾向にありますね。

いや、当たり前っちゃそうなのですが。

記事を書く私としてはもっと読者が知らない=新発見できるような有意義な情報も発進していきたいって思っていたりするのです。

まあ、両方を織り交ぜつつやっていきますね。

リクエストや質問はコメント欄にお願いします。

*****

さて、今回は第10号でもお伝えした『ゲームクリア率30%問題』の続き。

いくらエンディングにこだわっても実際にそこまで遊んでいる人は全体の30%くらいしかいないという衝撃の事実をお伝えしました。

すると、ツイッター各種でたくさん拡散していただいたのですが。

やっぱり目立つのは

“俺はプレイしたゲームは全部エンディングまでやってる!”

“ここ最近クリアしたのは『○○○○』と『◇◇◇◇』と『△△△』だ”

というコメントでして。

30%という数字に対して“俺はそんなことないぜ”という意見。

こういうことをおっしゃっている方々は間違いなく30%の人たちですね。

最初に私自身もデータを受け取って30%という数字を見た時は信じられませんでした。

なぜなら私の周りにはそんな人(買ったゲームをクリアしない)は少ないからです。

当たり前ですが私の周りにいるのはウチのスタッフや、業界のクリエイター仲間です。みんな年間すごい数のゲームソフトを購入しますし、遊ぶ人ばかりです。もちろんみんながみんな買ったゲームソフトをクリアまで遊んでいるとは限りません。それでも買っている数が数なのでクリアするゲームの本数もそれなりに多くなります。

けど、現実は30%なのです。

70%の人たちはエンディングを見ていないのです。

ここで注意してほしいのが、声の大きい人たちの意見についてです。

例えば、今回(第10号)の私の記事が拡散されて、その結果として目立ったのは“そんなことない!”という意見でした。

私の記事を見て考えてわざわざ“いいや、俺はこうだ!”って書いてくれたってことです。

この方々こそが、全体の30%の枠の人たちなのだと思います。

少数派なのです。

一方、その他大勢であるはずの70%の人たちは、私の記事どころかツイッターすらやっていない人たちなのかもしれません。

そう、まさに『声なき大衆 サイレント・マジョリティー!』です。

そもそも自分自身に置き換えてみても……。

私はアマゾンで買い物をする時に、多少なりともアマゾンレビューを参考にしたりしますが。

よーく考えてみると私自身はアマゾンレビューを投稿したことが一度もありません。

アマゾンでなんだかんだ年間○○万円以上の買い物をする自分自身が、一度もレビューを投稿したことがないことに気付いたのです。

あれ?アマゾンレビューも少数派の意見?

みなさんはいかがですか?

ツイッターで誰か赤の他人のツイートをリツイートする時に自分の意見を載せる派ですか?

アマゾンレビューって書いたことありますか?

よく我々の業界ではお客様の意見を参考にする時に、“これはどこまで全体の意見なの?一部の声の大きいお客様の意見なんじゃないの?”っていうことを議論します。

そして慎重に調査&精査を行ったうえで判断して実行します。

けど、ツイッターなどのSNSは実に無責任にその発言が驚くべき速度で拡散されていきます。

真偽のほどはともかくとして、です。

それを見極めるのはそれぞれのプレイヤー=利用者の目ということになります。

私はよく学生さんやウチのスタッフにもSNSなどの話をする時には、こう言っています。

昔に比べると今は便利な時代になって、いちいち現代用語の百科事典なんかを開かなくても、ネットでパッと調べればなんでも出てくるよね。

けどね、だからこそ鵜呑みにしちゃあいけないよ。

書かれてることの半分は本当だけど、半分はウソかもしれないからね。

結局、情報を持ってるのは人間だから。

ちゃんと会って話して確認しようね。

ってね。

みなさんもそれくらいの心もちでいましょう!

噂話が多いゲーム業界から松山洋がお送りしました。

*****

さて後半部分は【ゲーム業界に蔓延る噂話】について語っていきたいと思います。

【昔のゲームソフトのソースコードは紛失していて存在しない説】や【社員のメールアドレスが定期的に変更されるため名刺が支給されない会社】や【残業徹夜不眠不休で働かされる労働環境の実態】などについて知ってる限りのことを知ってる範囲でお話ししようと思います。

【ゲーム業界に蔓延る噂話】

この続きをみるには

この続き: 1,468文字
この記事が含まれているマガジンを購入する
単体(300円)の記事を10号分まとめた単行本となりますのでお買い得です。(記事の性質上一部無料記事も含まれています)

【02】

1,000円

『週刊少年松山洋』第11号から第20号までを収録した単行本になります。

または、記事単体で購入する

数量限定で販売中

残り 21 / 30

第11号『声なき大衆 サイレント・マジョリティー』は静かに発動する

松山 洋 サイバーコネクトツー

300円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

スキありがとうございます!嬉しいです
14
株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役 ゲームソフト開発タイトル代表作『.hack』シリーズ 『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメット』シリーズ 『ジョジョの奇妙な冒険』 著書『エンターテインメントという薬』『熱狂する現場の作り方』漫画『チェイサーゲーム』

この記事が入っているマガジン

週刊少年松山洋
週刊少年松山洋
  • ¥1,000 / 月
  • 初月無料

家庭用ゲームソフト開発を行うゲーム会社・株式会社サイバーコネクトツー代表取締役・松山洋の継続課金マガジン。ゲーム・漫画・アニメ・映画などエンターテインメント業界の話を中心に毎週記事が更新されます。更新頻度が高いので圧倒的に定期購読がお得です。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。