記事一覧
さよなら、俺たち/清田隆之
清田さんと信田さよこさんのイベント見たのもあって積読してあった清田さんの本をチョイス。
清田さんはすごく優しくて、フェミニズムに言及するんだけど俺たちも昔はさ・・っていうジレンマをちゃんと書いてるところ。
弱さを書くことが彼の強みで、それは優しさなんじゃないかって私は思う。
自分がフェミニズムや人権からは程遠いところに生きてたから、どっちかというとわかるよ清田さんの優しさに安心しながら読んでる
「ふつうの家族」にさようなら/山口 真由
40歳になったら子供が産めないなんて知らなかった、みたいな発言を彷彿とさせるスタートになんだか不安になる。
子供産まないって決めたわけではないけど産むの難しかもとなってしまった著者が気持ちと考えを整理するために書いた本だったんだと思う。
ありがちな感じの性教育の失敗をモロに受けた無知な人の本を掴んでしまったかなって思ったけど、なんと読み進めていくとフェミニズムを大学で学んでるような人じゃありませ
エデュケーション/タラ・ウェストーバー
ひっさしぶりに本が面白くて隙間時間を見つけては本を読みそしてページをめくる手が止まらないという体験をしました。
親の信念によって出生届を9年出されず、公共教育を受けずに育ったタラ。
そんなタラが自力で大学へ行き学者になり、家族との引き裂かれるような決別のために精神を崩壊させそれでも別の道を選ぶという決断に至るまでの壮大な人生を綴った一冊。
環境や家族の今にでも不安で押し潰されるのではないかとい
世界で一番やさしい会議の教科書/榊巻 亮
キャラ設定最悪だけど2015年の本なんでそこはぎゅっと目をつぶって・・!そんなことしてまででも読む価値はあります。
クソ会議を隠れファシリテーターという超ベイビーステップから変えていける技術を学ぶ本。すごくわかりやすくて難しい書き方もされてなくてサクサク読めて面白かったー。
会議を円滑に進めるために現場で経験して作り上げて・・って最初から体系立ててこんなわかりやすい本を知ってたら、ここからアレン
幸せな選択、不幸な選択/ポール ドーラン
読書好きな人が今まで読んだことを全部詰め込みましたって感じで書いてる本。
幸福についての本を何冊か読んだことがある人にとっては目新しいことはないけど、色々な本に書いてあったことがぎゅっと一冊にまとまっているので
全体を網羅するのにはいいかもだけど・・・。
でも、この手の本にありがちな結論もっとサクっと言ってくれてもいいですけどみたいなダラダラと回りくどい書き方なのでおすすめはしないかな。
あと
ぜんぶ運命だったんかい/笛美
国内でフェミニストというと随分世代が上の女性たちを連想しがちだけど、最近は同世代も増えたなーって思う。
そんな同世代フェミニストの笛美さんの本が出たというので読みました!
フェミニストの本はしんどいし疲れるしどうしても手が伸びにくいけど、笛美さんのことはTwitterでずっと見ていてその活動や発信の仕方が好きなのとなによりインスタが好きで本も買っちゃった。
内容は韓国のフェミニズムの本を手に取っ
LGBTとハラスメント/神谷悠一, 松岡宗嗣
どんなことがハラスメントになるのかを法の面から考えるんだけど、個人のお気持ちではなくて制度上の話だから揺らぎがなくてよかった。
人事とか管理職だけではなくて同僚である私も気をつけないといけないことだからめっっっちゃ有益情報満載だった・・心理的安全を確保するって本当に仕事にも影響するし結果出せるようにはまずはちゃんと環境整えるのすごく大事。
環境のせいにするなってよく言われたけど、それは環境を選
捨てる美容/小田切 ヒロ
最近どハマりしているプロのメイクさんの本。
とにかくシンプルでいいと言いつつもシンプルにしていい時期って自分が元気な時だけで、睡眠もろくにとれてない時期は夜クリームしっかり使って、とかちゃんと生活とのトータルバランスで美容を教えてくれてそれがすごい信頼できるポイントだなぁって思う。
なんか美しくなるためにシンプルになるのってすごくやりたいけど欲張り病の私としてはついついあれもこれもとなってしまう
医療現場の行動経済学/大竹 文雄, 平井 啓
行動経済学の本色々読んできたけどその内容がこの本に全部ぎゅっと詰まってて
しかもすごくわかりやすかった。
ちょっと専門書的で読むの腰が重かったんだけど、こんなにわかりやすくまとまってるならもっと早く読めばよかったー。
がん治療というひとつ大きなテーマを患者、家族、医者、看護師、様々な人の行動にはどのような心理が働いているのか、そしてそれははたして有効なのかというのが検証されていた。
完全に今の
広く弱くつながって生きる/佐々木俊尚
ゆるい本ですごい良かったなー。
とにかく片意地張らずにゆるく繋がってこうぜ、興味あることにとことんのめり込むのもいいけど、ちょっとやってみてすぐに次のことやるみたいなのもいいよね
ってのが心地よくて読むのも全然疲れなかった。
ちょっと古い本だから繋がりはFacebookで維持できるよって書いてあるけど
今はそれはSNSならなんでもいいかなと思う。
会社員にすごくいいと思ったのは浅く広く付き合う
劣化するオッサン社会の処方箋/山口 周
著者の同世代へ向けた叱咤激励の本かな感じた。
もっと頑張れどうしてダメだったのか見つめ直せここで食いしばれそして這い上がれ、そんなエール?っぽさ。
高い高い下駄を履いた終身雇用が美徳で定年後の老後のために生きることが当たり前だったあの頃にしがみついたそういう終わった時代にしがみついているおっさんに対して丁寧に現状とやるべきことを示してた。
冒頭では本書がどのような人物をおっさんと呼んでいるかも書
LGBTを読みとく/森山至貴
クィアスタディーズという言葉すら知らなかった私にはぴったりの入門書だった。
多様性をしっかりと知識として学ぶその入り口の一冊。
自分の中で差別や多様性について学びたいという気持ちがあるんだけど、それって結局自己満足でなんの役にも立たないし、もっと世間に役立つ方法を選んだほうがいいのではって結構悩みだったんだけど、そこをしっかりと知識は大事ですよって言ってくれてて安心して学ぶ・知る楽しさに没頭でき
サイコパスの真実/原田隆之
サイコパスとはいったいどういった人物なのか、なぜサイコパスになってしまうのか、誰がどうやってサイコパスだと判断するのかということが書かれている本だった。
サイコパスについては犯罪者か教祖のどちらかだろうという決めつけだけで真実を何も知らなかったので、間違った認識を正せてよかった。
イメージで物事を捉えてはいけないし、これはイメージだということに気づくためにも知識は必要だ。
まずサイコパスという
認知バイアス事典/情報文化研究所
物事の捉え方は個々によって大きく違いがある。
その中でどのようなバイアスがかかってそのように物事を捉えているのかを知ることができれば、これはバイアスがかかっているな違う方向から捉えることもできるなと気づくことができる。
無意識バイアスや根拠のない思い込みに対する指摘は近年増えてきていて、企業の研修とかでも取り上げられていることが多くなったなという印象。
無意識の差別や偏見、物事を断定してしまう