Vanersborg

自由に、諸々を書いております。

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最近の記事

クラフトビールを好きになれる雑誌を作ろう!〜プロローグ〜

こんにちは、Vanersborgです! ビール、お好きでしょうか? 筆者の私、ビールが大好きです! チェコに訪れた際に飲んだビールに感動した以来、これまで様々なジャンルのビールを楽しんできました。 そんな筆者、普通にクラフトビールを飲んで楽しむだけに留まらずに実際にビアバーに義務したり、ビールイベントのボランティアスタッフとして、微力ながらもクラフトビールの業界に関わってきました。 「ビール=のどこし、さっぱり」といったような概念が世の中を蔓延っていると思います。

    • 札幌滞在記5 〜ハウスミュージックと呪縛の夜〜

      9日目。 宿のバーで働いているシェフがDJをしているとの事。 近日で札幌のイベントに出演するということで、折角だからと参加を企てる。 会場はprecious hall。 恥ずかしながら無知だった自分は、参加の意思を伝えると周囲のスタッフからこの会場の魅力について知るように促された。 まさかの、BRUTUSだ。 記事には何とも興味深い記述が並ぶ。 百聞は一見にしかず。クラブにはあまり行かない性分だったが、こればかりは行って確かめるのみだ。 1時、すすきのの宿から15分ほど

      • 札幌滞在記3-4 〜アカデミック飲酒〜

        4日目は作業日に費やした。 案外、充実な日々を過ごせているのかもしれない。 そう思わせたのは、一人で大通り地下街のカフェで作業している時に大きな充実感に包まれたからだ。 街散策以外では、関東にいた時とやることは変わらないはずなのに。 環境を変えることは自分にとってとてつもない効果をもたらしているようだった。宿では、夜のバー営業に従事している。 英語も嗜む程度に使えたのと、自分の趣味の相性が良いお陰で様々なお客さんと仲良くできている。ヘルパーは無給だが、労働の対価として宿泊費

        • 札幌滞在記2-3 〜読書は面倒なんだけど〜

          2日目。 住み込みの部屋は一人部屋だった。 窓がなく、朝でも真っ暗。 それでもしっかり7時半に起きれたのだから体内時計というのは大したものだと思った。 札幌滞在の実質的な初日なので、手始めに街に何があるか探索に出ることにした。 といっても、ノープランすぎるとあまりにも漠然としているので行くところの目星はある程度付けている。 近くの地下鉄駅へ潜り込み、1日乗車券を購入。やる気は十分だ。 札幌の地下鉄は、東京とは違いゴムタイヤで動いているため心なしか加速が早い気がした。 最

        クラフトビールを好きになれる雑誌を作ろう!〜プロローグ〜

        マガジン

        • クラフトビールを好きになれる雑誌を作ろう!
          0本
        • 札幌滞在記
          4本
        • 感覚的な文章
          2本
        • ちょっと前にヨーロッパ横断をした話
          9本

        記事

          札幌滞在記1 〜札幌は札幌だ!〜

          こんにちは、vanersborgです。 この度、私は転職をしたのですが、次の入社までやや期間が空いていました。社会人の忙しさを身をもって知っている身からして、この期間を何もせずにはいられずにいました。 期間はおおよそ1ヶ月半。 その一部分をどこかで過ごそうと思いたったのです。 5月。 東京は徐々に気温を高くし、受難の季節、夏へと自分を誘う。 一時期でもその苦難から逃れようと、ステイケーション先を北の北海道にした。 北海道のどこで、滞在するかは細かく決めていなかったが自分は

          札幌滞在記1 〜札幌は札幌だ!〜

          映画「オッペンハイマー」に被爆国はどう向き合うべきか?

          (*本記事は、部分的に映画「オッペンハイマー」の内容に触れます。) 「ダークナイト」でお馴染み、ノーラン監督の最新作「オッペンハイマー」。 この作品は多部門のアカデミー賞に輝いた。 個人的に、原爆を生み出した学者、オッペンハイマーの半生を描いたという内容から今作が気になっていた。原爆を落とした側のアメリカが、どの様にこの作品を描くのだろうか。 これから書く文章は、感想文なのか、映画を題材にした随筆なのか、とても曖昧なものになってしまった。 取り留めのない文章を、どうかご

          映画「オッペンハイマー」に被爆国はどう向き合うべきか?

          「マックのスマイルって結局なんなの?」〜マクドナルド元クルーが考察する〜

          マクドナルドは世界的に店舗展開をしている誰もが知ってるファストフード店ですよね。私はこれまで17カ国程旅行をしてきましたが、その中でマックが無かった国はありませんでした。 そんなマックにも少しながら出展国に合わせたブランディングやマーケティング戦略を行っています。インドのマックがビーフを一切提供しない(できない)代わりにビーガンを提供するのは有名な例ですね。 日本のマックでは「スマイル」をブランディングの柱として接客サービスに力をいれてます。かつて実際にマックで働いていた

          「マックのスマイルって結局なんなの?」〜マクドナルド元クルーが考察する〜

          「貴様」はどうして人を罵る時に使うのか?調べて色々考えてみた。

          自分は「貴様」という言葉をちゃんとした形で使ったことはない。 書いたことも恐らくはないだろう。 仕事でメールを書いていると、何かしらの表現で相手を敬うことになる。 試しにここで羅列してみよう。 「貴殿」「小生」「拙者」・・・「貴様」 「貴様」とは、口頭で聞くと穏やかではない印象を持つ。 しかし、いざ活字で並べて見てみると、いささか違和感を覚えるのはないか? 「貴」 と 「様」 人を尊ぶ目的の二文字の組み合わせが、一体どうして人を罵る意味を持つようになったの? 簡単

          「貴様」はどうして人を罵る時に使うのか?調べて色々考えてみた。

          (写真集)深層トンネル駅〜土合駅〜

          撮影 2022年9月

          (写真集)深層トンネル駅〜土合駅〜

          震災の遺構を見て

          当時を知る人間は、その出来事の日付をしっかり覚えていることが多いとお思う。 自分は、阪神淡路大震災の時には、まだ生まれていない。 そのせいか、何月何日の出来事だったか即答することができない。 その代わりに、早朝の出来事という特徴的な内容は知っていたりする。 日付というのは、その当時を知る人たちの記憶の中に刻み込まれている物なんだと思う。 自分たちにとって、3/11がこれにあたる。 脳裏に深く刻まれた3/11。永久に忘れることはできない。当時はそう思っていた。 2024

          震災の遺構を見て

          BLUE SKY構文

          ヒス構文(被害妄想を膨らませ、ヒステリックな様を見せる構文)というものが、巷で流行ったりしている。 最近、以前いた会社の上司とあった時、切ない出張話を聞いた。 なんでも、移動費、ホテル代がクライアント持ちで福岡に2泊する案件を持ったとの事。 案件を終わらせさえすれば、どう過ごそうと自由。 という事で、さっさとタスクを終わらせて、残りは飲みなり何なりを満喫しようとXでおすすめを聞いていたりした。 だけど、世の中はそんなに甘くはない。 当たり前のようにタスクの進捗が押し、気

          BLUE SKY構文

          廃墟の写真展

          これは、今年の廃墟の写真展に訪れた時の備忘録。 私は、廃墟が前から好きだった。 今日、こうして記録に残そうとしたのは、廃墟という「概念」の再解釈そして、廃墟がどうして好きかという事が、今日観た展覧会で言語化できたからだ。 廃墟というのは、どの様な捉え方をされるか? 「恐怖」「ボロボロ」「暗い」「心霊」「カタルシス」「残像」「人生」 2019年、ギャラリーにいた自分はこう答えた。 *残像について →廃墟がそうでなかった頃をイメージし、廃墟の写真と照らし合わせる事。私は

          廃墟の写真展

          ちょっと前にヨーロッパ横断をした話(最終話 11月27 ジブラルタル海峡)

          15時過ぎ、リスボンの市街地を後に地下鉄の駅へ向かった。 これからアフリカ大陸を目指すべく、ジブラルタル海峡まで行くこととなる。 リスボンの空港は地下鉄からすぐのところにあり、アクセスは非常に便利だった。 自分はこの空港から、一旦スペインのマラガというリゾート地への飛行機へ乗り込み、バスでジブラルタル海峡の港町、アルヘシラスへ移動する。 これまでにないスケールの移動、ミスは一つも許されない。 飛行機は7時台の早朝に出発する。 そのため地下鉄の始発だと間に合わいのだ。 仕方

          ちょっと前にヨーロッパ横断をした話(最終話 11月27 ジブラルタル海峡)

          ちょっと前にヨーロッパ横断をした話9(11/25 ポルトガル リスボン)

          バルセロナでの滞在を終えてヨーロッパ最後の目的地の、リスボンへ出発。 リスボンへは相変わらず、夜行バスでの移動。 何でも、今回の乗車時間は14時間余り。 今回ばかりは多少の覚悟が必要だった。 バス車内では何とか横2列をゲット! 少しでも横になって寝られるスペースを確保することは、バスに載る前にトイレに行く位大事だ。 バス移動は後半になるにつれてしんどさが増してくるが、今回の移動では景色の移ろいがバラエティに富んでいたおかげで、大分気が紛れた。 10カ国近く連続で移動して

          ちょっと前にヨーロッパ横断をした話9(11/25 ポルトガル リスボン)

          ちょっと前にヨーロッパ横断をした話8(11/20 スペイン バルセロナ)

          チューリッヒ空港に着いたのは、夜遅い時間だった。 ここで1晩を過ごし、朝早くに出るバルセロナ行の飛行機に乗り込んだ。 基本的に陸路の移動をマイルームにしていたが、今回はどうしても空路でないと旅程の帳尻が合わなかった。 チューリッヒの空港は若干羽田空港と雰囲気が似ている。 空港には、楽しげなポップミュージックが流れている。バングルズのeternal flame が流れてきた。ボーカルの舌足らずで艶のある声がクリスマスの季節にピッタリと当てはまった。 空港でBGMが流れている

          ちょっと前にヨーロッパ横断をした話8(11/20 スペイン バルセロナ)

          ちょっと前にヨーロッパ横断をした話7(11/17
スイス ルツェルン)

          夜行バスの思い出はあまりない。乗車中に苦労が無かったからだろう。 とは言っても、夜行バスの日は4時間程度の睡眠しかとれない。 そんな日が続いたからだろうか?感覚がマヒしてしまっている。 目的地はスイスのルツェルンだったが、直行便がなかったため近くのチューリッヒ行きのバスに乗車していた。 5時半過ぎにチューリッヒ駅に到着。 バスの乗客は淡々と目的地に向けて薄暗いチューリッヒの街に消えていった。 自分はというと、乗り継ぎの電車まで2時間以上まだ暗くお店もやっていない駅で待機しな

          ちょっと前にヨーロッパ横断をした話7(11/17
スイス ルツェルン)