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ちょっと前にヨーロッパ横断をした話9(11/25 ポルトガル リスボン)
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バルセロナでの滞在を終えてヨーロッパ最後の目的地の、リスボンへ出発。
リスボンへは相変わらず、夜行バスでの移動。
何でも、今回の乗車時間は14時間余り。
今回ばかりは多少の覚悟が必要だった。
バス車内では何とか横2列をゲット!
少しでも横になって寝られるスペースを確保することは、バスに載る前にトイレに行く位大事だ。
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バス移動は後半になるにつれてしんどさが増してくるが、今回の移動では景色の移ろいがバラエティに富んでいたおかげで、大分気が紛れた。
10カ国近く連続で移動していると、農業の様子が面白く見えてくる。その国の気候や、風土の様子がわかるからね。
昼ごろ、定刻でバスはリスボンのオリエンテ駅に到着。
リスボンの中心駅らしいが、何だかこじんまりとしている。
高知駅みたいな雰囲気だったけど、わかる人にしかわからないよなー。
そうこうしているうちに、チェックインの時間になってしまった。
荷物を置きにチェックインをして、ドミトリー部屋に入る。
部屋は、昨晩パーティーをしたらしく荷物が散乱していた。
幸い自分のベッドは手付かずの状態だったが、すぐ真横の棚には飲みかけのワイングラスが2本心もとなく、置いてあった。
昨日は部屋に知り合いしかいなかったのかな?
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ポルトガルについて、知っているようで知らない事が多いのではないだろうか?路面電車の街で覚えている人もいれば種子島に鉄砲を持ってきた国で覚えている人もいるんじゃないかな。
そんな、ポルトガルの首都のリスボンだが、地下鉄がとっても綺麗!!
前回のバロセロナの地下鉄と比べて車内の雰囲気、駅の雰囲気共に穏便だった。
治安と設備の清潔さは比例すると思う裏付けはここにあり。
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そして、デザインも凝っている。
地下鉄でこんなに見どころがあるなんて何だか意表を突かれた気分だ。
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陸に上がり、観光地の中心?のコルメシオ広場と言うところに行った。
広場自体は何にもなく、時折パフォーマーが芸を披露している。
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広場での動画を撮影していたら、シロクマが誘ってきた。
“Hey Photo?”
こう言う手には引っかからない。
一緒に撮影をしたら、必ずその対価を求めてくる。
「やだよ。」
一言そう告げてそそくさと広場を後にした。
近くの大通りで昼でも食べる事にしよう。
通りに出ると何度も独特な雰囲気が漂う。
ヨーロッパではお決まりのテラス席が大半の店に完備してある。
この類の店は1人の時は無縁だか、今回は例外だった。
気になる店を探し歩いていると、急に日本語で話しかけてくる男の店員さん。
「??」
デフォルト設定が警戒心高めなだけに、ここ入って大丈夫かな?っと頭をよぎる。
それでも、外の景色を見られる半テラス席があっる事、店内が清潔だった事で入ってみる事にした。
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日本語ニキに話を聞いてみると、どうやら奈良に彼女がいるらしい。リスボンの知らない外国人から奈良というワードを聞くほど違和感を感じる瞬間はないだろう。
恐らく、郷土料理のようなものだったはず。魚と卵を使った料理を食べた。
うん。美味しい。
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リスボンの魅力は、なんといってもアトラクションのような路面電車だ。
坂の多いリスボンは、ケーブルカーやエレベーターが複数あるが、路面電車も可能な限りの坂を上る。
しかも、すごく狭い路地裏。レトロな車両。
一番見どころが多いのは、28系統。
車内から眺めると、その路地の狭さをより感じた。
まるでアトラクションのような走りっぷり。
「急カーブ、急旋回、アップダウンが激しいトラムでございます。」
ほぼスペースマウンテン。
事実、この文言に恥じぬ走りっぷりを見せてくれた。
世界一楽しい電車旅はここにあり!
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そういえば、この前flyngtigerで買ったポーチが壊れてしまった。
歯磨き等をしまっているやつだ。
元々デザインに主軸を置いた雑貨だったので、ヨーロッパ横断旅なんて想定していなかったのだろう。ファスナーの箇所が、ズタズタに裂けてしまった。
そんな中、救世主が現れる。
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たまたま通りかかった、無印良品で代替品を購入。元々のより、幾分頑丈だ。
どこにいても、母国は自分の旅を支えてくれる。
ヨーロッパ滞在を通じて、無印良品がいかに良品なのかを痛感した。
(続く)
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