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[#創作大賞感想] | 完結『漂着ちゃん』

 4月下旬から書き始めた長編小説『漂着ちゃん』。
 昨日、ようやく書き終えて「最終話」を投稿しました。


 現在、創作大賞用に投稿した『漂着ちゃん』を「固定記事」にしていますが、
私の『長編小説マガジン』にも登録しています。

 固定記事のコメント欄か、記事として感想を聞くことができたら嬉しいです。



固定記事

『漂着ちゃん』(第1話~第50話)



長編小説マガジン
『漂着ちゃん』(第1話~第50話)


 どちらでもお読みいただけます。

 ここ2、3週の間に「 #創作大賞感想 」という記事が多くなってきたように思います。
 ひとりでも感想を書いてくださる方がいればいいなぁ、とちょっとだけ期待しています。
 ふだん個人企画「青ブラ文学部」では、他のクリエイターの作品の感想を書いていますが、いまだに私自身の小説作品の感想を、(コメント欄を除き)記事として書いていただいたという経験はありません。

 そもそも私が長編小説を書いたのは、実質的に『漂着ちゃん』だけなので当然なのですが、たまには感想を言っていただけると嬉しいかな(と思います)。最初で最後かもしれませんし。

 以下では、長編小説を書く上で、心がけたことを簡単にまとめておこうと思います。




(1) 私の文学観


 なにか目に見える光景ならば、百聞は一見に如かず。文字で説明するより、実物を見るか、あるいは写真一枚を見たほうが早い。
 人間のドロドロしたところを実感したいならば、現実にドロドロした経験をしてみればいい。
 直接自分が経験することがないような「現実の話」を知りたいと思った時に、身の回りに経験者があるならば、その人の話を聞いてみればいい。

 なにかを自ら経験したいとき、あるいはそういう経験をしたことがある人がいるのならば、自分で経験するなり、経験者の話を聞いてみればよいので、わざわざ小説に手を伸ばす必要はない。

 景気が悪いことを実感したいならば、GDP速報値を知ることよりも、まず、町の商店街を歩いてみたり、繁華街を歩いたほうが早い。

 自分がふだん日常生活の中で経験していることをもとに「リアリティがある」とか「リアリティがない」と言って、その人が読んだ小説の良し悪しを評価しようとする人がいます。

 それはそれで1つの意見なのですが、現実世界で経験出来ることならば、小説なんて読む必要がないと私は思っています。
 目の前にプールがあり、泳げるようになりたいならば、水の中にまず入って見ることが第一ですよね。
 プールを見ながら「泳げるようになる本」をいくら精読したって、実際に泳げなければ意味がない。
 どんなにリアリティがある文章でも、実際に泳げる場所が目の前にあるのなら、本を読むより水に入れ!


 私が小説に求めるのは、日常生活の「復習」ではなく、小説でしか味わうことが出来ないような経験です。
 小説がマンガ・アニメになったり、ドラマ・映画になることがありますが、映像では決して再現することが出来ないようなものを小説には求めています。

 だから、小説を読むとき「これはまるで過去の自分のようだ」とか「自分の周りにもこういう人がいるな」ということは重視していません。
 自分ではまったく経験したことがないのに、登場人物と一緒に経験しているかのような文章だったり、ふだん聞くことがないような言葉そのものの響きを感じることができたり。

 読者として小説を読む時は、その小説を読んで、ほかでもない、その小説の世界そのものに没入出来るような小説を求めています。
 日常生活で経験できるようなことを、わざわざ小説で読む必要性を感じません。


(2) note記事として小説を書くために考えたこと。

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