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詩 | 傷つく前に傷ついて
視界に彼の姿がとびこんで
わざと視線を逸らしてみる
ずっと見つめていられない
まぶたに残る映像を反芻する
今日もキラキラしてた
輝き眩しすぎてぼやける画像
もう一度チラッと流し目して
ヤバい、目が合った
と思った彼の視線は
わたしの後ろにいる
別のひとに刺さっていた
後ろの彼女がニコッと笑った
わたしのほうが近くにいるのに
わたしのほうが遠くにいる
彼に出会ったのは
わたしのほうが先だった
彼を好きになったのは
わたしのほうが先だった
傷つくのがこわかった
嫌われるのがこわかった
傷ついてまで彼をほしいと
思えなかったわたしの愛が
足りなかったんだろう
傷つく前に傷ついて…
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします