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写真de妄想 | いまから、100年後の世界を思ふ。

ここ2,3年みな口元を覆っていたわ。
スペイン風邪も本当に
終わったのかしら。
芝居を見に行くにも気がひけてたけど。

文化住宅とか、
大正デモクラシィとか
新しい建造物、新しい概念なるものが
喧伝されることが多いけど… …。

まぁ、表面上は
新しく見えても
世の中なんて概して
いつもあまり変わらないものよね。

みな物事の表層しか見ない。
深層では
地殻変動が人知れず
起こっているかもしれない。

この東京の街の華やかさも
近いうちに
大きな地震か何かで
悲劇的に破壊されるかもしれない。

世界を巻き込んだ戦争は
スペイン風邪のお蔭で
終息したやうだけど
また何があるかわからない。

もしかしたら
100年くらいあとにも
世界的な疫病が発生して
人々は苦しむかもしれない。

未来は誰にもわからないから
電撃的に軍事的超大国が
小さな隣国を侵略する、
なんてことがあるかもしれない。

『日のあたるところ新しきものなし』
たまたま開いた聖書のことば。
まさにそのとおり。
さふさふ新しいものはない。

さふといへども
大正の世に生きるわたしは
今宵グラスを
ゆらりと傾ける。

お金なんてただの紙切れ。
ゴォルドの価値だって
屹度、暴落するときは暴落するわ。
お金なんてつかってなんぼよ。

人生なんてかげらふのやうなもの。
けふは、てふてふのやうに
舞ひを見せても
諸行無常の鐘が鳴る。

今という瞬間を生きる女は
昔も今も将来も
いつの時代も
モダンガールね。

この新作のビヰル🍺おいしいわね。
100年後の世界では
もっとおいしいビヰルを
飲むことができるかしら。

なんか眠くなってきたわ。
夢とうつつの二つの世界で
遊ぶための玩具ね、ビヰルって。
この麻痺した感覚、わたし好きよ。

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