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【ねこと一緒に、おうちじかん】kazahana+インタビュー

kazahana+ 展示会を、2024年3月13日(水) – 3月24日(日) の期間にピカレスクギャラリーで開催しました。

今回は、kazahana+さんにご自身のことや制作エピソード、今回展示される作品についてインタビューしました。ぜひお楽しみください。

ー 自己紹介をお願いします。

1997年より、陶芸を始めました。香川県西部の観音寺市の自宅工房にて、日々の器や陶アクセサリーを手びねりでゆっくりと制作しています。

少しイビツで温かみのあるカタチ。使いやすいデザインを心掛けています。
気まぐれな猫、人懐っこい猫、甘えてくる猫、怒ってる猫、色々な表情でいつもそばに居てくれる猫と共に、おうち時間を楽しめる器を…。

主に香川県内及び近県での開催展にて、対面販売を中心に活動しています。

ー 現在の作品の世界観が生まれたきっかけを教えてください。

ねこと暮らしていた子どものころ、抱っこしたり、おもちゃで遊んでみたり、競争したり、一緒に寝たりして、ずっとねこを触っていました。

伸びたり、飛び跳ねたり、走ったり歩いたり、おもしろい形に見えるのねこのイラストをよく描いています。陶器に描いてみると器づくりがさらに楽しくなってきて、どんどんアイテムが増えていきました。

ー 現在使用している素材で作品をつくる理由を教えてください。

硬いのに柔らかな印象の陶の器が大好きです。綺麗でシュッとしたかっこいい器も憧れますが、指の跡が残ったような面白いかたちの器に惹かれるので、時間はかかるけど手びねりにこだわって作るようになりました。

思い通りにはなかなかなってくれない粘土が思っていた通りに出来上がったときはこの上なく嬉しいです。

ー 普段、何からインスピレーションを受けていますか?

子どもの頃に一緒に過ごしたねこたちの思い出が大きいです。最近は、近所に遊びにきた「外ねこさん」と遊んだりしている時に観察します。

寝ているねこ、遊んでいるねこ、ご飯を欲しがるねこ、喧嘩しかけてるねこ、あくびやくしゃみしてるねこ。どんなときもいろいろな表情や体勢で癒してくれるねこ。日頃から観察してイラストを描いています。

ー 影響を受けたアーティストや、作品はありますか?

陶芸を教えてくれた、斎藤 敏子(さいとう としこ)先生です。基礎はもちろん、大胆なカタチや模様で固定観念をなくして、器のイメージを広げてくれました。

イラスト作家のカマノ レイコさんの存在も大きいです。きっかけはSNSですが、ご縁があり、初めての東京での個展をつなげてくれた方です。カマノ レイコさんのイラストや世界観に入り込みたいくらいです。

ー これからどんな作品を作りたいですか?

毎日使いたくなるような器、かわいい器、楽しくなる器…どんな器も、大前提は「使い心地がよいもの」です。見た目も大切だけれども、ストレスなく使える器を作るように心がけています。

一緒にお出かけできる陶のアイテム(ブローチやイヤリングなどの陶アクセサリー)など、暮らしに寄り添うような花器やオブジェなどにも取り組みたいです。

ー ご出展いただく作品のコンセプトを教えていただけますか?

「散歩ねこマグカップ」

白い雲がぷかぷかと浮かぶ青空のもと、お散歩にでかけたねこさん。これからどんな出来事がおこるのか、妄想しながらいろんな表情で歩いています。

カップの持ち手は、ねこのしっぽになっています。手回しろくろで成形し、カップ全体に模様を入れて、2種類の釉薬をかけ分けて制作しています。「大きめのカップが欲しい」という言葉から生まれたマグカップです。

「4匹のねこ四角大皿」

歩いてるのに眠くなってるのか、まばたき中なのかな?
閉じた目のねこ、ぱっちりと潤んだ目で何かをおねだりしてくるねこ、悪いことをしようと企んでいる怪しい目のねこ、「やんのか?」と目が吊り上がった怒った目のねこ、色々な表情でいつもそばに居てくれるねこたちを4匹描いたお皿です。

角が丸い四角で深さのある大きめの23cm。みんなで使っても良いし、ひとりでパスタやカレーも良し!な便利な器です。

「ニット持ち手カップ」

粘土を使って編み物をしてみたい。
そんな時にふと思いついて持ち手をメリヤス編みに見えるように作ったら出来てしまった、「粘土で編み物」の作品です。実際には編んでいないけれど、型ではなくて、同じ太さで紐状に伸ばした粘土を8本使用してひとつひとつ制作しています。

15年以上作っているこのカップはとても手間はかかるけど、ずっと作り続けたい愛着のある器です。

ー 読者の皆さまにメッセージをお願いします。

毎日のおうちじかんを、お気に入りのアイテムに囲まれた空間で過ごすとさらに心地よいですね。ごはんやおやつの時間が楽しくて美味しくなるような器づくりを心がけています。

持ち心地や使い心地にもこだわってコツコツ作ってきた器たちです。おうちごはんのお供に、お選びいただけると嬉しいです。

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kazahana+さん、たくさんの貴重なお話をありがとうございました。

皆さまはどのエピソード・作品が心に残りましたか?
ピカレスクスタッフは、「散歩ねこマグカップ」に描かれているねこさんのニヤッとした表情が可愛くて、思わずじーっと見つめてしまいました。
毎朝コーヒーを飲むときに使うと、肩の力を抜いて一日を始められそうですし、ねこさんと一緒に一日を振り返りながら、お茶を楽しむのも良いかもしれませんね。

kazahana+ 公式SNS

Instagram https://www.instagram.com/kazahanaplus/

kazahana+ 今後の展示予定

【2024年3月30日、31日】海辺のカモメ市(福岡・門司港レトロ)
【2024年4月5日〜】個展(台湾・台中の器店 小院子的日常

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【基本営業日時】
*営業 水 - 日・祝 11:00 - 18:00
*定休 毎週月火
*会場 Picaresque Gallery
*住所 東京都渋谷区代々木4-54-7
*電話 070-5273-9561

■開催中&過去に開催した展示一覧
https://picaresquejpn.com/category/information/

■開催&開催予定の展示一覧
https://picaresquejpn.com/exhibition-calendar/

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