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PSEで「物静かな風景」
夏も飽き飽きしてきた8月末、少しだけ勘違いかもしれないが、秋の風を感じたときに、作ってみた色彩です。
基本の印象は、ローコントラストで低彩度、色彩が押しつけがましく雄弁になったり、階調が目立ち過ぎることを極力避けています。
最初にオリジナルPS(物静かな風景)とPS=オートの差をご覧下さい。WBは全て太陽光です。
上がオリジナルPSで下がオートです
オリジナルPS「物静かな風景」の構造です
距離計カメラ用超広角レンズをデジタル一眼で使う?!
ミラーレス一眼が普及してきたとき、フランジバック(レンズマウントからピント面までの距離)の短さから、ライカMマウントに代表される、距離計タイプのレンズが比較的自由に使えるようになりました。
私は仕事でCanon R5とFUJI Xシステムを使い分けていますので、気になっていた、COSINA COLOR-SKOPAR 21mm F4 Pを、フルサイズで試したくて仕方なくなりました。
このレンズは重
PSEでポスタライズⅡ
月明かりのようなダークで青に染まった世界を、ひとつ前に紹介したポスタライズ手法を使って、WBと組み合わせて製作しました。
このピクチャースタイルは、WBを「白熱電球」とすることで強制的に青くし、黒潰れを増やさないで階調を暗くし、月明かりで撮影したような印象に仕上げます。
スタンダードで現像した結果、ムーンライトで現像した結果、さらにWBを白熱電球とした結果を比較します。
日差しとシャドウのある
PSEでポスタライズに挑戦
デジタルカメラの色彩や階調を調整する作業では、概ね滑らかな階調を維持したまま調整を行う場合が多いのですが、Canon PSEでは階段状の階調を指定し、ポスタライズ表現が可能です。
どの様な仕上がりになるのか、例を紹介します。
画像処理アプリのフィルターなど特殊効果で見かける映像ですが、PSEではこうした表現も可能です。
中身は以下の様になっています
ポスタリゼーションのような階調表現のためには
自分好みのお気に入り常用色彩を作る
私自身は長い間CANONユーザーですが、その色彩のファンではありません。
撮影時に頻繁に色彩を設定し直す事は面倒なので、殆ど設定は変えません。撮影時はもっと目の前に集中したいと考えています。どうしても必要だったら、RAW現像で後から何とかしようと考えます。
しかし、お気に入りの色彩を見つける事が出来ると、ファインダーにも反映するので、撮影中のモチベーションも上がり、シャッターを切る瞬間の満足度も
ピクチャースタイルエディターで、モノクロ制作-4
ハイコントラストでモノクロ硬調印画紙のオマージュ
高齢と言われることに慣れそうでまだまだと抗う年齢ですので、最初に写真と出会った頃はモノクロフィルムを自分で現像し、プリントしていました。
モノクロのフィルムは現在のデジタルカメラからは創造出来ないくらいダイナミックレンジが広く、1枚のフィルムから様々なテクニックで、多彩な階調表現をしていました。使用する印画紙には号数というコントラストを表す指標が
デジタルにおける色彩をしっかり学べる「色々雑学」の紹介
デジタルにおいて色彩を正しく観察する為には、最小限の正しい知識を理解する必要があると、私が初めてパソコン(マッキントッシュ クアドラ900)を使い始めて痛切に感じたことです。
しかし当時はネット上に多くの知識が存在せず、カラーマネージメントを業務としている企業に飛び込みで教えを請うことで、少しずつ理解を深めてきました。そこで多くの師匠にであったことを幸運に思います。
ネットが普及し始めた頃、何年前
ピクチャースタイルエディターで、モノクロ制作-3
AdobeCameraRAWを越えるシャドウ再現のモノクロを目指して
DPPは純正のRAW現像アプリですが、モノクロ生成について調整範囲は限定的です。カメラの性能を比較するのではなく、RAWデータから最大限シャドウ階調を引き出すには、CameraRAWの方が優れているといえます。
以下は、ピクチャースタイルをスタンダードとしたカラー画像と、CameraRAWでモノクローム生成した場合のシャドウ階
311万画素機+Topaz Photo AIで2400万画素に対抗出来るか?
Topaz Photo AIは最近非常にお世話になっているアプリです。
リサイズ拡大、ノイズ除去、シャープネスを1本にまとめたアプリを使って2700万画素越えの拡大処理をしてみました。
撮影 カメラ EOS 30D
レンズ EF 17-35mm F2.8L
iso 100 1/500 F8.0
Topaz Photo AIを使って X 3倍のリサイズとシャープネスを加えた画像を作ってみました。
アプリの進化は四半世紀前のカメラを復活させる!?
Canonのデジタル一眼で最初にCMOSセンサーを使ったカメラが2000年発売のEOS D30だと記憶しています。当時はCCDの方がメインでCMOSは廉価版のような空気でしたが、現在ではほぼ全てがCMOSです。有効画素数は311万画素ですがカメラとして最初からパッケージされた、最初のCanonデジタル一眼として、長らく愛用しました。
昨今のAiを使ったアプリの進化に興奮して、初代CMOS機は現代
ピクチャースタイルエディターで、モノクロ制作-2
前回はPSE(ピクチャースタイルエディター)でモノクロのPSを作る方法をお知らせしました。
今回は感色性の異なる常用出来るモノクロPSを2種紹介します。
始めに今回制作した2つのPSとCanon内蔵のモノクロームの比較を見てください。
今回の目標
オルソクローム風(オルソ1/2でしょうか)
青空が明るくなるのが特徴ですが、そこはあまり明るくしないで、赤付近が暗く再現されるような特性を目指してい
ピクチャースタイルエディターで、モノクロ制作-1
様々に自由な色彩設計が出来るPictureStyleEditorという仕組みで、様々なモノクロ再現にチャレンジします。基本的にモノクロは想定していないようですが、コントロールの「六軸色」で全ての彩度を最小にシフトすると、結果的にモノクロになります。ただしデータはRGBのままです。
では何故モノクロの設定を作れるのでしょう
「六軸色」で6個の色彩全ての彩度を-100とすれば、結果的にモノクロになり
ピクチャースタイルは普段何を使ってますか?
2回ほど面倒くさい話が続いたので、少し小ネタです
ピクチャースタイルの選択にあまり頓着無く、後からなんとかするので、何でもいいや。という人やよく分からないので触らない変えない、という人が多いように思います。
ものぐささんには「オート」をお薦めします。
「オート」PSは被写体によって効果が微妙に変化する特性です。スタンダードとの差が全く分からない場合もありますが、大きくスタンダードとは違った仕上